『Amazon music HD フル活用ならこれ一択』 Linkplay WiiM Pro ビビンヌさんのレビュー・評価

【1】WiiM Home アプリのデバイス画面	【2】Speaker info (デバイス情報の画面)	【3】ネットワークステータス画面
マルチルーム再生中はカードが統合され一括管理できる	マルチルーム再生中のコントロール画面

価格コムマガジンでも紹介され、ようやく日本でもメジャーなストリーマーの仲間入りが出来そうな雰囲気になってきましたね。
https://kakakumag.com/av-kaden/?id=19713

私自身は昨年夏からWiiM Miniにすっかり魅了され、当然Wiim Proも所有するユーザです。いちファンとして口コミで情報共有してきましたが、ここでもレビューというより実利用の際の注意点などをまとめようかと思います。


WiiM 2機種の基本情報や機能などはこちらに。
https://s.kakaku.com/bbs/K0001521951/SortID=25182428/

Pro と Mini どちらを選ぶか迷った際にもご参考下さい。個人的には双方の価格差からProがおすすめ。現在はAmazon専売品で、不定期にセールやクーポン配布があります。Mini は約1万円、Proは1.6万円前後でも購入可能です。

WiiM の初期設定手順はこちら。
https://s.kakaku.com/bbs/K0001471927/SortID=25027532/
※Mini 用ですが、Proも概ね同様です


【注意点など】
WiiM アプリの各メニューなど表記は基本的に英語です。Amazon music は日本語表記で利用できます。

＜画像1＞
アプリのホーム画面で下のメニュー「Device 」をタップすると、同じネットワークに接続されたWiiMのデバイスカードが表示されます。画像では上にMini、下にProのカードが表示され、現在Proで再生中なのが分かります。カードの右側にある歯車アイコンから、各デバイスの設定を行なえます。

右上にあるリンクアイコンはマルチルームミュージック用で、複数台のWiiMで同時再生ができます。


＜画像2＞
歯車アイコン→「Speaker info」へ進むと、デバイスの基本情報が表示されます。初期設定時に言語設定で日本語を選択すると、この画面の「Audio Prompts Laungage 」が「JA-JP」になります。後から修正できないので、ここは他の言語に変更しないでください。日本語に戻すにはリセットが必要です。

また、もし何らかトラブルが起きた際は、ここが日本語以外の言語になってないか確認します。


＜対応同軸ケーブル＞
WiiM Proの同軸デジタル端子はパネルに埋め込まれており、周囲の穴が直径13mm弱しかないため、プラグの太い同軸ケーブルは刺さりません。プラグ直径が12mm以下であれば問題なく使えます。

どうしても太いケーブルを使いたい場合、対策法はいくつかありますが、こちらで紹介されてる変換アダプターを使う方法が面白いです。
https://s.kakaku.com/bbs/K0001521951/SortID=25239997/#25256735

変換アダプターを2種類使い、RCA(オス)→BNC(メス)→BNC(オス)→RCA(メス) ヘと変換してやります。


＜Amazon music ＞
本機をAmazon music HDのストリーマーとして利用する方が多いと思います。WiiM は以下3通りの方法でUHD楽曲(24bit/192kHz) をフル再生できる、現状世界で唯一のストリーマーです。

1、WiiMアプリからの再生
2、Amazon music アプリからのAlexaキャスト再生
3、エコーデバイスからの音声操作で再生

このうち1番のWiiMアプリを使った再生方法では、残念ながらAmazon側で機能が制限されており、できないことがいくつかあります。例えばお気に入りへの追加やプレイリストの編集などはできません。

とはいえ本家のAmazon music アプリからもAlexaCast でハイレゾ再生が可能なため、音質を損なわず利便性も確保できるのが大きなメリットです。

なお、1と2いずれに再生でも、楽曲選びや初回再生で若干のもたつきがあります。楽曲ファイル容量にもよりますが、再生開始は概ね3秒〜7秒ほどかかると思ってください。プレイリストなど2曲目以降は曲間のないギャップレス再生ができます。


＜Alexa ログイン＞
AlexaCast やエコーの音声操作を使う場合は、初期設定時にAlexaへのログインを済ませてください。設定の途中でAlexa のロゴが表示されたら、タップしてログイン画面に進みます。Wiim Proの場合はChromecast とAlexa のロゴが同じ画面に表示されるので、必要ならChromecast も使える状態にしておきましょう。

初期設定時にAlexa ログインをしないと、画像2でお話しした言語設定が日本語にできず、動作に支障が出ることがあります。初期設定で言語の選択画面が表示されない場合は、リセットして最初からやり直してみてください。


＜トラブル時＞
動きが怪しくなったら最初に再起動を試します。アプリからは「Device → 歯車 → 一番下のReboot 」で再起動できます。本体から電源ケーブルを抜いてもOKです。

ルーターのセキュリティ機能により、WiiM の動作に支障が出ることもあります。その場合はルーターの設定変更が必要です。


＜画像3＞
Wi-Fi接続でストリーミング再生が途切れたりノイズが入る場合は、デバイス設定で「Network Status 」を確認します。

RSSIの値は最低でも-70以上必要です。Very good と表示されてれば通信品質は問題ありません。SNRの値は最低でも20以上を目安に。もし数値が極端に低かったり安定しない場合は、ルーターとの位置を縮めたり置き場所を変更すると改善されることが多いです。なお、有線LAN接続ではこれらの数値が表示されません。


【総評】
Amazon music のUHD楽曲をフルに楽しみたい方には超絶おすすめです。現状ストリーマーは価格を問わず一長一短な面も多く、機材選びが難しい分野と思います。

WiiMもまだ完璧ではありませんが、コスパの良さから購入リスクが極めて低く、変化の激しいストリーミング業界の将来を加味すると最適な選択肢になるはずです。

年内に日本上陸予定のハイレゾストリーミング「Qobuz」にも対応しており、国内でサービス開始されればWiiMですぐに使えるかも。。

21年末にWiiM mini が米国で発売されて以降、常に月2回ペースでアップデートし多くの機能が追加されました。6月末にはRoon Ready 対応も予定され、今後の成長が楽しみでワクワクが尽きません。



また、次世代WiiM Pro plus(仮) も発売予告されてます。日本では秋から冬以降の発売になりそうですが、内蔵DACが強化された製品とのこと。