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焦点が奥にずれてしまうため、フォーカスブラケットで撮影。しっかり合わない。 |
手前の複眼の表面に焦点を合わせたかったが、どうしても奥にずれる。これはマシな方。 |
このレンズが得意な距離。AFも正確。 |
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手持ちでこのような写真を撮れるのは、OMDSのシステムだけだと思う。 |
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AF精度さえ良ければ、最強のマクロレンズです。
F3.5を暗いと感じる方もいる方もいるかも知れませんが、マクロ撮影では絞って使うことが多く、軽量化やフィールドでの使いやすさを考えると、この「細さ」が使いやすいです。
筐体はプラスチックで安っぽいのですが、非常に軽く、手持ち撮影時に強みを感じます。
OM-1と組み合わせると、手ぶれ補正が強烈に効きます。等倍(相当)でも手持ちで狙ったところにAFターゲットを合わせられます。手持ちで等倍マクロ撮影ができるシステムは、OMDSだけだと思います。
また、超近接撮影は、唯一無二です。しかも、AF撮影が可能。フィールドでも、一脚を利用したりレンズをどこかに押し付けるなどして、等倍以上(相当)のマクロ撮影が可能です。
ただ、いかんせん、昆虫撮影のスイートスポットである撮影倍率0.2から0.3倍(35mm換算0.4から0.6倍)で、AFが少し奥にずれます。
トンボの手前の複眼の表面にAFターゲットを合わせた場合、反対側の眼の付け根あたりに合焦してしまいます。
OMDSに調整をお願いしましたが、正常とのこと。
ネット掲示板でも同様の書き込みをしている方が複数いらっしゃったので、本レンズの致命的な弱点だと思います。
一般的な昆虫撮影では全く使い物にならず、信頼感がゼロなので、一期一会のフィールド撮影には持って行けません。非常に残念。
プロのMFTを使用している昆虫写真家の多くが、60mm/F2.8マクロを使用して90mm/F3.5を使用していない理由はこれだと思います。