軽量高性能フルサイズカメラ
元々はR3のサブ機としてR6 mark?を手にしたものの、飛行機撮影をする上ではAFのアルゴリズムがR3よりR6?の方が一段上だと感じ、R3がサブ機となってしまっていました。
そこでR8が発売となったタイミングで、サブ機をR3からR8に置き換える事にしたので、R6 mark?との比較を交えてレビューしたいと思います。
ボディはRPと変わらない筐体ですが、RPより握りやすくなっていますが、小さ過ぎて小指が余ってしまうので、社外品のエクステンショングリップを取り付けて運用しております。
もちろんバッテリーが違うので、感覚としてはR6?の半分以下しか持ちませんが、それでも画面の確認をいちいちしない設定で連写している中では3000枚近くは撮れました。
但しバッテリーが弱いせいか、R6?よりAFの食い付きの勢いは気持ち弱い感じがするものの、それでも最新のアルゴリズムを持ったAFの性能を十分に満喫する事が出来るカメラだと思います。
被写体によって、人物とか飛行機とかいちいち切り替える事なくカメラが認識してくれるのは、手間いらずで大きな進歩だと思います。
また高感度性能もR6?と同等の性能を誇り、個人的にはISO25600でも躊躇なく使用出来ますね。
ファインダー自体はR6?よりは劣るので、撮れた画像をモニターで見た時の方が綺麗な画像を確認することが出来ます。
マルチコントローラーが付いてない所は残念でしたが、無ければないで直ぐに操作系は慣れました。
また、電子先幕シャッターはついてますが、連写性能は6コマ/秒と飛行機撮影には使えないので、主に電子シャッターを使用してます。
もちろん、R3と比較するとローリングシャッター歪みは多少出ますが、思ったよりも抑えられていて実用上はほぼ困りません。
但し、撮影していて気になった点が2つありました。
先ずは、炎天下で2台交互に撮影していた時に、R8のファインダー内にインジケーターが現れ、暫くするとシャッターが切れなくなってしまったので、熱停止した現象が発生しました。
電源をオフにして、バッテリーを抜いていたら暫くすると復帰しましたが、やはり筐体が小さいせいか熱対策の必要性を感じました。
次に、カメラバッグから取り出した際に、動画とカメラの切り替えスイッチが勝手に切り替わっている事が何回かありました。
この2つの解決策として、シリコンカバーを取り付けてみましたが、熱対策としては未検証ながら、スイッチが勝手に切り替わる現象は無くなりました。
最後になりますが、R6?からはボディ内手振れ補正、マルチコントローラーが無くなっていますが、電源スイッチも右手で切り替えが出来るので、2台で運用していても戸惑うことなく気持ち良く使うことが出来るカメラだと思います。
あとは、もう少し値段が落ち着いてくれば、もっと評価が良くなってくるカメラだと思いますが、果たして?