『約6年ぶりのZX。』 SONY NW-ZX707 [64GB ブラック] インフェルノ川越さんのレビュー・評価

この機種にした理由は第一にコストパフォーマンスです。
・実用最大出力がよりWM1ZM2/AM2により迫ってきていること。
・バランス出力と高音質回路搭載
・ストリーミング対応
・10万円前後で購入出来ること
これらが購入の決め手です。

普段使いでAシリーズ、家で聴きたいときWMシリーズと使い分けられれば良いのですが、データを複数のウォークマンで管理するのもちょっと面倒なこともあり、上記のコストパフォーマンスや、筐体がAシリーズより大型だが、WMシリーズよりは若干軽量で小型です。

☆音質
音質を語るのは十人十色ですが、自分が気付いたことがあります。
使用してみて最初はやはりスマホを使っている感覚を払拭できませんでした。ワイヤレスイヤホンを使っていれば尚更ではあります。
同じワイヤレスイヤホン
同じ接続アプリ（ソニーのheadphones等）
同じEQ設定
をスマホ、ウォークマンで使用した結果、音質が若干ウォークマンのほうが若干濃い？厚い？印象がありました。
ワイヤレス接続にも関わらず、結果AndroidウォークマンはスマホからSIMスロットとカメラを取り除いただけではなく、ハードウェアも音楽専用機として開発されていると実感が持てました。

☆ストリーミング機としてスマホを使うより取り回しが良い。
スマホは携帯電話というカテゴリ上、大画面で、音楽プレーヤー限定で取り扱う場合は操作がしにくいこと、ボリュームボタンは付いているが、頭出し、停止、再生する場合はスリープ解除しないといけない煩わしさがあるため、やはり音楽プレーヤーならではの再生用物理ボタンがついていると非常に便利です。

☆WMシリーズより価格が安いため、愛好家であれば数年で買い替えていけるシリーズがZX。
WMシリーズは非常に高額で、且つAndroidのやアプリのバージョンの都合上、半永久的にストリーミングが使えるというわけではなく、買い替えにもコストがかかるので、ストリーミングとして新しいウォークマンを買い替えていくのであればZXとAシリーズは期待出来ると実感しています。
Androidですが、複数の物理ボタンによる音楽プレーヤーの便利な操作性は、スマホでは決して感じることはないでしょう。

☆まとめ
高音質+バランス出力+ストリーミング+デザインを良くまとめられていること、
WMシリーズに迫るスペックと機能を盛り込んで10万円前後で購入出来る観点からコストパフォーマンスは非常に高いと思います。
1番のネックとしては、ストリーミングで使用している各サービスのアプリのバージョンがどのくらいの年月まで対応出来るか？だと思います。