いやはや、SONYの一番新しいNW-ZX707ですが、箱には「Made in CHINA」の文字が・・・。下位機種のA300が中華製である事は分かって居ましたが、10万もする機種で「中華製」は無いと思います。もっと良い性能で安価な「中華製DAP」なら、今や幾らでもありますから。
「中華製」で信用ならないのは、「QC(品質管理)」の杜撰さです。詰り個体に依って「当り」「外れ」がある事なのです。中華製オーディオ機器を全否定する意図は毛頭ございません。
かと言ってZX707と比べると圧倒的に「動きが鈍い」WM1ZM2(然も20万近い高値で、矢張りMADE IN CHINA)を今更選ぶメリットも感じません。
SONYは殊ウォークマンに関してはフラグシップモデルでも国産しないのは大いに疑問です。
まぁ、i-phoneでもDACが不要な位、「良い音」が出ますし、来月(2023年9月)にはi-phone15の発売も控えている状態ですから、良く考えれば、此のタイミングでわざわざウォークマンを購入する「必然性」は全く無かったのです。
画面は5インチでかなり見易くなったとは言え、其れでも10万近い「投資」に見合う機器とは思えませんん。
「音質」は期待通りか其れ以下、尤も私のヘッドフォンは「MDR-ZR-1」ですので仕方無いのかもしれませんが。
「操作性」も今ひとつです。「付属品」に至っては全く無く(Fiio等はケース付属です)、何よりも困ったのは「取説」の分かりにくさです。(従来機種を使った経験がある人は大丈夫でしょうが)
兎に角、説明が「不親切」なのです。
恐らくVM1ZMK2の「真の後継国産機種」が近い将来発売されてから購入しても遅くは無いと思います。
当面はi-phoneに「CDレコ」(6W)でCD音源を取り込んで鑑賞すれば、携帯オーディオは私にとっては充分です。DACに繋げば音質も向上出来ますし。