20-40mm F/2.8 Di III VXD (Model A062)
- 超広角域20mmから標準域40mmまで対応しつつ、小型・軽量化されたソニーEマウント用F2.8大口径標準ズームレンズ。ミラーレス一眼用「Di IIIシリーズ」。
- スナップ、風景撮影、屋内撮影など幅広く活用できる。20mmの広い画角で背景までしっかりと写し取るため、Vlogなどの自撮り撮影時にも適している。
- AF駆動には、高速・高精度なリニアモーターフォーカス機構「VXD(Voice-coil eXtreme-torque Drive)」を採用。
20-40mm F/2.8 Di III VXD (Model A062)TAMRON
最安価格(税込):¥82,800 (前週比:+1,800円↑) 発売日:2022年10月27日
『焦点域の設定が絶妙で使いやすい軽量F2.8ズーム』 とびしゃこさん のレビュー・評価
よく投稿するカテゴリ
2024年4月30日 23:09 [1839752-1]
満足度 | 5 |
---|
操作性 | 5 |
---|---|
表現力 | 4 |
携帯性 | 5 |
機能性 | 4 |
1.周辺の画質低下はなだらかで実写ではそこまで気になりません。(20mm, F2.8) |
2.軽量でスローも切りやすいです。(20mm, SS1秒+長秒時NRで実質2秒の手持ち) |
3.ミラーレスでこの手の撮影は楽になりました。(40mm, F4) |
4.鏡筒に雨滴の直撃もしばしばの雨天のマクロ撮影でも特に問題なし。(40mm, F4) |
5.スナップにもちょうどよい焦点域と軽さです。(30mm, F5.6) |
6.AFも静かで速く、被写体認識AF-Cで簡単に撮影できます。(40mm, F3.2) |
主にα7CIIでの使用感です。
【操作性】
レンズ鏡筒は細目で中指の背面も当たりません。
ズームリング幅は細めですがゴムの指掛かりはよく
ズーミングはスムース、望遠側が最短で広角側で
8mmほどしか伸びません。ガタ付きはありません。
フォーカスリングの動きも問題ありません。
フードロックはありませんが、白点の指標まで回すと
カチッとガタツキなく固定され問題はありません。
ズーム最短時がスナップにちょうど良い40mm、
というのも自分にはポイントで、電源オンしたら
すぐに撮影できます。
【表現力】
解像はα1(5000万画素)でテストしました。
平面テストの等倍拡大では、20mmでは開放から
中心部はシャープ、周辺に向かって緩やかに解像が
低下していきます。絞ると周辺の甘さが改善しますが
中心部と比べ落ちます。F11では差が少ないですが、
中心部の先鋭度も低下します。細部描写が重要なら
F5.6-8ぐらいが良いかもしれません。
24mmや28mmも20mmと同様の傾向ですが、
20mmよりは周辺解像はよいと思います。
35mm、40mmも開放〜F4で周辺・四隅が
甘めですが、F5.6で急にシャキッとしてきます。
中心部はシャープで開放から使えますが、
細かい風景など周辺の解像が気になる場合は
F5.6〜F11程度が良いかなと思います。
ただ、周辺部にかけての解像低下はなだらかで、
あるところでガクッと低下したり流れたりはなく、
実写では意外にも?そこまで気になりません。
α7CII(3300万画素)ならなおさらです。
高画素機向けではないですが十分使えます。
(写真1-6)
逆光耐性はわりと強いように思います。
(写真はkenkoPro-1Dフィルター付です)。
ボケは少し硬めかなと思います。
写真はα7CII、クリエイティブルックのスタンダート、
太陽光かAWBのJpeg撮って出し(33M)です。
レンズ補正は全てオートです。
(写真2のみ、Windowsフォトで明るさ補正+)
【携帯性】
広角・標準ズームでの最大径x長さと重量比較です。
FE 16-25mm F2.8G: 74.8x91.4mm, 409g
FE 20-70mm F4G: 78.7x99.0 mm, 488g
FE 24-50mm F2.8G: 74.8x92.3mm, 440g
20-40mm F2.8 Di III VXD:74.4x86.5mm, 365g
本レンズを意識した?後発の純正16-25/2.8Gや
24-50/2.8Gよりもまだ軽量コンパクトです。
ズームでの伸長も+8mm程度ですので、
撮影後とりあえずカメラバッグにさっと仕舞えます。
【機能性】
F2.8と明るく雨や曇でも躊躇せず持ち出せます。
また20mmまであると室内や風景でも活躍します。
純正レンズまでののAF-C追従性はありませんが、
VXDの高速AFで使用上大きな不満はありません。
最短撮影距離は0.17m (広角) / 0.29m (望遠)
最大撮影倍率は1:3.8 (広角) / 1:5.1 (望遠)です。
雨天のマクロ撮影はしばしば鏡筒に雨滴が直撃しますが
簡易防滴構造なので安心感があります。
(もちろん使用後の手入れはしています)。
アップデート用のUSB-C端子がむき出しのため
汎用USB-Cキャップを探して嵌めています。
【総評】
動画のブリージングやアクティブ手振れ補正、
AF追従性、高速連写、周辺描写で純正の
16-25/2.8Gや24-50/2.8Gは有利ですが、
焦点域が自分にはやや超広角に寄り過ぎたり、
あるいは広角側がやや物足りなく感じました。
超広角20mmから準標準40mmをカバーし、
軽量なF2.8ズームで、十分なAF性能です。
高画素機で確認される周辺の画質低下も
なだらかで実写ではそこまで気になりません。
目的に応じた焦点域の望遠ズームを足すと
多くのシーンをカバーでき、そこにお気に入りの
明るい単焦点を加えればシステムは整いそうです。
スナップに、家族写真に、ちょっとした風景に、と
求めやすい価格もあり、どこにでも持ち出したい
α7CIIにもぴったりのF2.8ズームかなと思います。
焦点域の設定が絶妙で、F2.8の明るさ、小型軽量、
ほぼ伸びないズーム、高速AF、十分な画質など、
製品としての機能、スペックのパッケージングが
素晴らしいです。
- 比較製品
- SONY > FE 20-70mm F4 G SEL2070G
- SONY > FE 24-50mm F2.8 G SEL2450G
- SONY > FE 16-25mm F2.8 G SEL1625G
- レベル
- アマチュア
- 主な被写体
- 人物
- 風景
- 子供・動物
- 室内
- その他
参考になった12人
「20-40mm F/2.8 Di III VXD (Model A062)」の新着レビュー
レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
---|---|---|
焦点域の設定が絶妙で使いやすい軽量F2.8ズーム | 5 | 2024年4月30日 23:09 |
コンパクトなのは助かりますが | 4 | 2024年2月17日 15:38 |
軽量かつ高精度の風景・スナップ万能レンズ | 5 | 2024年1月5日 09:37 |
ズームキットより本体とこちらにするのもお勧め | 5 | 2023年12月26日 12:28 |
軽くて明るくて画質も十分 | 5 | 2023年12月6日 17:39 |
街にも気軽に持ち歩ける傑作レンズ | 5 | 2023年11月10日 13:12 |
0?3歳の子供の公園フォトに唯一無二の選択肢 | 5 | 2023年11月5日 15:36 |
カメラ・レンズラインナップを劇的に変化させた | 4 | 2023年10月8日 06:07 |
ポートレート 動画撮影にも便利 | 5 | 2023年10月5日 21:01 |
あと10?。 | 3 | 2023年9月14日 18:46 |
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