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『Dirac Live のBass Control(Multi)をアドオンしました』 DENON AVR-X3800H Auro3Dさんのレビュー・評価

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2022年10月下旬 発売

AVR-X3800H

  • 全チャンネル同一構成のディスクリート・パワーアンプを搭載した9.4ch AVサラウンドレシーバー。Dolby Atmos、DTS:X、IMAX Enhanced、Auro-3Dなどに対応。
  • パワーアンプの動作を停止させ、高品位なAVプリアンプとしての使用を可能にする「プリアンプモード」を搭載。
  • 6入力/2出力のHDMI端子が8K/60Hz、4K/120Hzに対応し、HDR10+などの映像機能もサポート。「HEOS」を搭載し幅広い音楽ストリーミングサービスに対応する。
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サラウンドチャンネル:9.4ch HDMI端子入力:6系統 HDMI端子出力:出力×3(モニター×2、ゾーン2×1) オーディオ入力:5系統 AVR-X3800Hのスペック・仕様

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AVR-X3800HDENON

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『Dirac Live のBass Control(Multi)をアドオンしました』 Auro3Dさん のレビュー・評価

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機能性5
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Dirac Live のBass Control(Multi)をアドオンしました

このレビューは4回目のものです。過去のレビューを読んでいることを前提に書いていますので、未読の方は、このレビューの上記タイトル「Dirac Live のBass Control(Multi)をアドオンしました」の部分をクリックすると、「過去レビュー」が表示されますので、読んでみてください。

前提として、繰り返しになりますが、私はこのAVアンプを「Auro-3Dで主にClassic音楽を聴く」ためだけに導入しております。同様の目的のメインシステムを別宅に持っているので、この機種の使用環境は自分としては「実験的なもの」であることをご承知おきください。

現使用システムなどの詳細は、「Auro-3D友の会」のブログ( http://koutarou.way-nifty.com/auro3d/cat24380281/index.html )にありますのでここでは割愛しますが、SWだけは新たにFostexの250Aをもう一台導入し、同機種2台体制としました。以前のレヴューで、懸念点として指摘した、「複数SWの導入ライセンス」(Multi)は幸い認められ、かつ、この機種の持つSWの「指向性」モードとの両立もできているようで、現状、「前後」での使用となっております。

今回のDirac Live Bass Control(DLBC)アップグレードにかかった費用は、初期割引を受けても約5万円近くかかりました。このDLBC(Multi)は、単体での使用はできず、Dirac Live Room Control(DLRC)が導入してあるのに、機能のAdd-onをするだけのものですので、前者の導入コストも約5万円ぐらいしたため、今度の為替レートやキャンペーンなどの状況で多少は変動すると思いますが、この機種にDLBC(Multi)を導入するには大体10万円ぐらいかかると見ておいた方がよさそうです。この金額は私は予想の範囲内で、DLBC(Multi)までの導入を見込んでこの機種を選んだので、個人的には納得しておりますが、合計25万円となると、ヤマハのAVENTAGE RX-A6AやマランツのCINEMA 50、そしてもちろん同じDenonのAVR-X4800Hまでが同価格帯に入ってきますので、これらの比較検討をする方は、DLBC(Mutli)の効果とアンプとしての基本機能(プリとパワーとしての品位・パワー)の比較衡量となると思いますので、以下、参考にしていただければ。

これも繰り返しになりますが、私はこの機種でDirac Liveは3台目です。最初は別宅のAuro-3Dシステムに導入し、ここは部屋の条件が良く、またスピーカーもほぼ同じもので揃えているというAVシステム的には「好条件」が整っていますが、2台目は自宅書斎の2chへの導入でした。この部屋は11畳ほどの長方形の「普通の部屋」で、部屋の半分以上を机と本棚に占められているため、「オーディオ用のスペース」は四畳半ほどしかありません。しかも、左右・前後の環境はバラバラで、オーディオ的な「まともな音」を期待するほうがおかしいというような環境なのです。ここで2ch用にDirac Liveを導入した時の驚き(=「まともな音」が出る!)が、「ここでのマルチシステムにも、DLBC(Multi)が使えるAVアンプを導入するしかない」という今の決断につながっています。

つまり書斎でもAuro-3Dによる音楽が聴きたくて、この狭小なスペースに11.1chのシステムを詰め込んだのですが、コストをかけていないため、SPが寄せ集めで全くそろっていません。左右で高さも、リスニングポイント(LP)からの角度すら合ってないLRすらあります(汗)。

このようなスペースに、このDLBC(Multi)を導入し、Auro-3DによるClassicを聴きながらこれを書いておりますが、DLRC導入時よりさらに「まともな音」になってます(笑)。低域がきっちりとコントロールされ、「音楽の一部」になっています。私はもう20年以上取り組んでいますが、SWというのはセッティングが難しく、音楽の中に「統合」するのがとても困難で、普通は映画のLFEのように、「私、ここで頑張ってます!」感がどうしても出るものなんです。映画はそれでいいんですが、音楽ではダメなんですよ、これでは。EDMならいいでしょうが、Classicではコントラバスもオルガンもピアノも、その最低域はその楽器の「一部」として聴こえなければ。

この、「SWによって補強された低域を音楽の一部に取り込む作業」を手動でやるには、SWを部屋のあちこちに移動しつつ、最後はセンチ・ミリ単位で調整するという作業が必要です。ホールのような、部屋全体が美しく共鳴しているような良質の低音に満たされた空間を演出するには、複数SWの方がメリットが大きいのですが、複数SWを手動で、かつ家具などが多くて稼働範囲が狭い中、ベストな位置にセッティングするのはほとんど不可能というのが自分の経験からいえることです。

これを可能にするのがDLBC(Multi)です。これは部屋が狭く、左右・前後の環境がマチマチで、SPもバラバラで、ダメ押し的に(笑)複数SWの置き場は「ここしかない」状況であれば、DLBC(Multi)に10万円払った方が、その金額をアンプやSP(SW)にかけるよりはるかに効果的だと断言しておきます。

逆に言えば、音場補正に頼る必要性の低い、「条件の良い部屋、揃ったSPシステムをお持ちの方」は、よりグレードの高いAVアンプを選ばれた方が、<腕と耳に自信があれば>、より高い音質を得られる可能性があるでしょう。

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寝室・自室

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デザイン無評価
操作性無評価
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パワー3
機能性5
入出力端子無評価
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Dirac Liveを導入してみました

このレビューは3回目のものです。過去のレビューを読んでいることを前提に書いていますので、未読の方は、このレビューの上記タイトルをクリックすると、「過去レビュー」が表示されますので、読んでみてください。

Dirac Liveのインストールや設定方法、検証に使用したソフト、それに対する個別の印象など、詳細な情報はここでは長くなりますので割愛します。ご関心のある方は以下のブログにアクセスしてみてください。

http://koutarou.way-nifty.com/auro3d/cat24380281/index.html


個人的には3台目のDirac Liveなので、特段の驚きはないがその効果の方向性はやはりこれまで通りで、「満天の星空がきれいに見えるようになった感じ」でした。自分の理解ではDirac Liveは「良い指揮者」や「交通整理のお巡りさん」なので、これを入れると、各スピーカーの持つ本来の能力を活かし、音同士がぶつかることが無くなるので、音が揃い、一音一音がはっきりすると感じます。各SPのf特の補正はどちらも同じようにしているはずなので、この出音の違いはやはり、「位相」補正の影響が大きいのだろうと思います。

ただ、その効果のほどは、Stormの17+4ch(+はSW数)>Denonの11+2ch>Arcamの2+0chの順で大きかったのですが、StormだけはBass Controlも入っているのでこれは必ずしもFairな比較とはいえません。感覚的には、?チャンネル数が多いほど?多様なスピーカーが混在しているほど?各SPの設置環境がマチマチなほど―効果があるような気がしています。

今回の導入コスト46,155 JPY(ちなみに、ドル建てでも支払えるが、本日(2022・3・17)の為替水準では円建ての方がオトク)を高いと思うかどうかは、AVアンプの使用状況と使用目的によって異なるでしょう。言うまでもなく、「全く補正をし無くて済む環境」(同一SP、同一距離、完全に対称性の取れたSP設置周辺状況)にあるのであれば、補正はある程度は音質を劣化させることは間違いないので、Dirac Liveなど不要だと思いますが、もしあなたのAV環境が、?スピーカー(メーカーだけでなく、ユニットや方式も)がバラバラ、?設置位置や環境(壁との距離や家具の配置など)が非対称、?部屋が狭くて平行面が多い構造であるため全帯域に渡り1次・2次反射が多い―というような悪条件があり、「こうした悪条件に起因する音の混濁を解消したい」場合は、「各悪条件を解決するコスト」との天秤になるでしょう。

やや意外だったのは、Dirac LiveのUpgradeソフトであるBass Controlが無くても、低域の再生音がかなり改善されたことです。各SPとSWとのクロスオーバー(CO)値を自分で設定する知識さえあれば、SW自体の位相特性は補正しているようなので、それなりに聴ける低音が出せるのだろうなと理解しています。

ただ、来年と言われるBass Control導入時に心配なのは、最近のデノマラのAVアンプの新機能の一つである、SWの「指向性」モードと両立するのか、という点です。Dirac Live のBass Controlの最大の特徴は、「複数のSWと、全スピーカーユニット(ウーファー)を統合的に調整する」ことなので、SWが複数台ある場合は「スタンダード」モード(すべてのSWから同じ音がでる)でないと使えないかも、ということです。個人的には、Bass Controlの威力を十分に知っていますし、そもそも私の主目的が映画ではなく音楽再生なので低音が移動する必要性が全く無いため、「Bass Controlはスタンダードモード限定」でも導入するつもりですが。

以上、導入初日の簡単な報告です。これからもっといろいろな音源を聴きつつ、ターゲットカーブやSWとのCO値などをいじりながら、自分の環境に最適な使いこなし・パラメーターを探っていこうと思っています。

設置場所
寝室・自室

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満足度5
デザイン無評価
操作性無評価
音質無評価
パワー3
機能性5
入出力端子無評価
サイズ無評価
有料UpgradeとなるDirac Liveの機能を見極めるべき

私の下記レビューを見て、「すでに4台のSWを揃えたうえで上位機が出るのを待っている」人がいると聞き、ちょっと責任を感じてしまいましたので(汗)、重要な補足をします。

「低音の移動感を得るためにSWを複数利用する」ことが確かにこの機種では可能ですが、その条件としては、お使いのSPの低域再生能力が「低い」場合です。人間にとって一番わかりやすい低音は100Hz前後なので、この辺まで再生できる能力を持つ(これはf特をみて、マイナス3dBのラインを見てください)SPを揃えていない場合には、先のレビューで書いた通り、非常に有効だと思います。

しかし、50Hzぐらいまで再生できる能力を持つSPを揃えている方が、4台のSWを導入しようとしているすれば、これは「低域の移動感」(100Hz前後の再生)はすでに実現できているので、50Hz以下の超低域における再生能力の底上げ(もちろん、それにふさわしい能力のSWが必要です)を狙っていると思いますが、その場合、複数SWの導入は「別の問題」が発生します。

低域の質の高い再生は、AVでは最難関のポイントで、お使いのSPのウーファーとサブウーファーの再生能力に応じた最適なクロスオーバー値とスロープを設定し、遅延、ゲイン、位相をリスニングポイントで最適になるよう調整する必要があります。この作業は1台のSWですら人の聴感だけでやるのは難しく、そのために最近のAVアンプには測定機能付きの自動補正ソフトが付いています。

ただし、このAVアンプ側の「補正」能力にはソフトにより差があります。私が以前使用していたMarantzの8805というAVプリは、SWを2台接続できるようになっていたので、2台導入してみましたが、補正ソフト(Audyssey)の低域調整能力が低く、音楽鑑賞用としては使い物にならず(質の悪い、ボワついた低音が出る)、結局1台のLFE用のSWのみ(映画Only)で運用していました。

私が今回この機種を求めたのは、レビューにも書きましたがDirac Liveという補正ソフトが使えるようになったからです。私はこのソフトを組み込んだAVプリをすでに別室で使用しており、4台のSWを接続していますが、その低域コントロールは素晴らしいのを知っているからです。

問題は、このDirac Liveというソフトには、「松竹梅」のような差別化戦略上のグレードがあり、現時点で、このAVアンプを含めて「後日、アップデート対応」といわれているデノマラのAVアンプに、「どのレベルのDirac Liveが導入されるのか」が公表されていない点です。

Dirac Liveで低域のコントロールをするソフトは、「Bass Control」という名前がついています。現時点で、ダウンロード販売しているPC用のDirac Liveには、Bass Controlが入っていないだけでなく、有料Upgradeも出来ません。Arcamなど一部のAVアンプには基本機能のDirac Liveが入っていて、Bass Controlまでは有料Upgradeできます(シングルSWと複数SWでUpgrade料金が異なるようです)。Stormは複数SW対応のBass Controlまでは無料で入っていて、今回発表(https://www.phileweb.com/news/audio/202301/06/23993.html)されたActive Room Treatmentは有料Upgradeです。

「4台もSWがつなげる」という新型のデノマラのAVアンプの機能を、「低域再生の品質の向上」に使いたい場合は、Dirac Liveの「Bass Control」という機能が不可欠です。

気になるのは、デノマラに有料Upgrade導入される予定のDirac Liveが、PC用と同様に「ただしBass Controlは導入不可」となってる可能性を捨てきれないことです(またはSW一台のみ、という機能限定もあり得ます)。私はもし、有料Upgradeといわれている本機への「Dirac Live」が、「複数SWのBass Controlは導入不可」となっているのであれば、私の目的である「音楽鑑賞用」としては使えないので、本機を売却するつもりです。

設置場所
寝室・自室

参考になった11

満足度5
デザイン無評価
操作性無評価
音質無評価
パワー3
機能性5
入出力端子無評価
サイズ無評価
複数SWを持つ方には特にお勧めできます

私の場合、この機器の一般的な使い方をしているとは思えないので、先月末から使用しているもののこれまで評価を避けてきましたが、発売開始後2週間近くが経ち、さらに「売れ筋ランキング1位」となっていることからすでに多くの方の手に行き渡っていると想像されるにもかかわらず、未だにどなたもレビューを入れないので(汗)、<DENONを応援する意味で>、一筆入れることにします。

最初にお断りしておきますが、私の場合は、映画には使わず、音楽専用です。さらに、マルチパワーアンプを使っておりますので、本製品はAVプリとしてしか使っておりません。しかも、Auro-3Dの音楽を聴くために購入したのですが、現時点でセンターハイトとVoice of Godの2chが未設置です。さらに、これを選択した最大の動機であるDirac Liveという音場補正ソフトもまだ配布されていないので、自分的には「途中経過報告」という位置づけになります。

現状、6.(2).4で、Atmosに関しては再生可能となっています(サラウンドバックは1台のみ。SWは前後に各1台)。DENONらしい、骨太の音は、この機器でも確認できます。これはプリ部が大きく寄与していると思われます(同じパワー部を持つ、マランツの兄弟機が、「繊細で音楽性が高い」、と評価されることが多いのは、プリ部の違いでしょう)。

つまり、プリ部については、DENONは一貫した作りをしている可能性が高く、その意味では、このAVアンプの上位機との差異は、パワー部にあると思われます。DENONのパワー部はアナログ方式なので、出力だけでなく、質の向上させるためには、トランスやキャパシターなど非常にお金がかかる部分を強化せざるを得ません(結果的に重くなります)。実際に来春発売予定の新フラッグシップAVアンプAVC-A1H(国内未発表)の試作機をTIASで少しだけ試聴しましたが、かなり深くて重い、「お金のかかった音」がしていました。

ゆえに、本機のパワー部はかなり貧弱と言わざるを得ず、試しに2chだけ接続して聴いてみましたが、以前使っていたパイオニアのSC-LX89(デジタルパワー)に比してスピード感やSolid感では劣る感じがしましたので、アクション映画などがお好きな方は、上位機を選ばれた方がいいかもしれません。

この機器の美点は、SWが4台まで接続できる点です(他社はせいぜい2台まで)。このメリットは、同じ音量の超低音を出すのに、1台当たりのSWの負担が四分の一で済むということです。このことは、小型のSWを複数導入することで、大型SWと同等の超低域を実現できることを意味しております。例えば、音楽ならオルガン、映画ではノーラン監督作品などでは、20Hz前後の超低音が含まれておりますが、これを小型のSWで再生しようとすると、ボリュームを上げれば「底付き」してしまいます。この「底付き」を避けるためにはボリュームを下げるか、大型SWを導入するしかなかったわけですが、本機ではこれを複数の小型SWを導入することで回避することが可能です。

さらに、この複数SWの使い方で「指向性モード」というのが選べるのが出色の特徴だと思います。「指向性モード」とは、例えば私の場合、前後に各1台設置してありますが、このモードだと、前のスピーカー群(LCR、フロントハイトなど)の超低域は、フロントのSWから、後ろのスピーカー群(サラウンド、サラウンドバック、リアハイトなど)の超低域はリアのSWから出すことができます。これは特にメリットが大きいのは、恐らくリアです。普通、後ろ側のスピーカー群には比較的小型のSPを使うことが多いと思いますが、そうすると、クロスオーバー周波数が100Hzぐらいに設定されることになります。50Hz以下ぐらいの超低域であれば、方向感がないと言えますが、100Hz前後だと実は方向感が出てしまいます。もし、前側にSWが一台しかない場合は、例えば後ろから戦車などが迫ってくるシーンで、キャタピラの音が後ろから聞こえるのに、地響き<だけが>前から聞こえてくる、ということになり、違和感がでる場合があります。

部屋の邪魔にならない小型の複数SWを使い、この「指向性モード」を利用すれば、小型SPを使用したサラウンドシステムでも、画面と違和感のない、<低域の移動感>を味わうことができると思います。

設置場所
寝室・自室

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満足度5
デザイン無評価
操作性無評価
音質無評価
パワー3
機能性5
入出力端子無評価
サイズ無評価
複数SWを持つ方には特にお勧めできます

私の場合、この機器の一般的な使い方をしているとは思えないので、先月末から使用しているもののこれまで評価を避けてきましたが、発売開始後2週間近くが経ち、さらに「売れ筋ランキング1位」となっていることからすでに多くの方の手に行き渡っていると想像されるにもかかわらず、未だにどなたもレビューを入れないので(汗)、<DENONを応援する意味で>、一筆入れることにします。

最初にお断りしておきますが、私の場合は、映画には使わず、音楽専用です。さらに、マルチパワーアンプを使っておりますので、本製品はAVプリとしてしか使っておりません。しかも、Auro-3Dの音楽を聴くために購入したのですが、現時点でセンターハイトとVoice of Godの2chが未設置です。さらに、これを選択した最大の動機であるDirac Liveという音場補正ソフトもまだ配布されていないので、自分的には「途中経過報告」という位置づけになります。

現状、6.(2).4で、Atmosに関しては再生可能となっています(サラウンドバックは1台のみ。SWは前後に各1台)。DENONらしい、骨太の音は、この機器でも確認できます。これはプリ部が大きく寄与していると思われます(同じパワー部を持つ、マランツの兄弟機が、「繊細で音楽性が高い」、と評価されることが多いのは、プリ部の違いでしょう)。

つまり、プリ部については、DENONは一貫した作りをしている可能性が高く、その意味では、このAVアンプの上位機との差異は、パワー部にあると思われます。DENONのパワー部はアナログ方式なので、出力だけでなく、質の向上させるためには、トランスやキャパシターなど非常にお金がかかる部分を強化せざるを得ません(結果的に重くなります)。実際に来春発売予定の新フラッグシップAVアンプAVC-A1H(国内未発表)の試作機をTIASで少しだけ試聴しましたが、かなり深くて重い、「お金のかかった音」がしていました。

ゆえに、本機のパワー部はかなり貧弱と言わざるを得ず、試しに2chだけ接続して聴いてみましたが、以前使っていたパイオニアのSC-LX89(デジタルパワー)に比してスピード感やSolid感では劣る感じがしましたので、アクション映画などがお好きな方は、上位機を選ばれた方がいいかもしれません。

この機器の美点は、SWが4台まで接続できる点です(他社はせいぜい2台まで)。このメリットは、同じ音量の超低音を出すのに、1台当たりのSWの負担が四分の一で済むということです。このことは、小型のSWを複数導入することで、大型SWと同等の超低域を実現できることを意味しております。例えば、音楽ならオルガン、映画ではノーラン監督作品などでは、20Hz前後の超低音が含まれておりますが、これを小型のSWで再生しようとすると、ボリュームを上げれば「底付き」してしまいます。この「底付き」を避けるためにはボリュームを下げるか、大型SWを導入するしかなかったわけですが、本機ではこれを複数の小型SWを導入することで回避することが可能です。

さらに、この複数SWの使い方で「指向性モード」というのが選べるのが出色の特徴だと思います。「指向性モード」とは、例えば私の場合、前後に各1台設置してありますが、このモードだと、前のスピーカー群(LCR、フロントハイトなど)の超低域は、フロントのSWから、後ろのスピーカー群(サラウンド、サラウンドバック、リアハイトなど)の超低域はリアのSWから出すことができます。これは特にメリットが大きいのは、恐らくリアです。普通、後ろ側のスピーカー群には比較的小型のSPを使うことが多いと思いますが、そうすると、クロスオーバー周波数が100Hzぐらいに設定されることになります。50Hz以下ぐらいの超低域であれば、方向感がないと言えますが、100Hz前後だと実は方向感が出てしまいます。もし、前側にSWが一台しかない場合は、例えば後ろから戦車などが迫ってくるシーンで、地響き<だけが>前から聞こえてくる、ということになり、違和感がでる場合があります。

部屋の邪魔にならない小型の複数SWを使い、この「指向性モード」を利用すれば、小型SPを使用したサラウンドシステムでも、画面と違和感のない、<低域の移動感>を味わうことができると思います。

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