【デザイン】
とりわけ良い事もないですが、全体的にシボ加工されており、質感は良くチープな感じはないです。
【画質】
色再現性が良く、ダイナミックレンジも必要十分です。小さなボディながら大口径のZマウントにより
標準キットレンズのNIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRを筆頭に高画質を実現しています。
画質は間違いなく十分に良いと思います。
【操作性】
一眼カメラで熟練のニコンが培った使いやすい操作性を実現しています。
メイン・サブダイアルに加えて、Fnボタンなどが小さなボディに十分揃っているため
素早く静止画、動画の撮影が切り替えられます。これはお勧めできますね。
【バッテリー】
思ったよりも持ちますね。200枚くらいしか撮れないと思っていましたが
長時間モニター表示してなければ、400枚ぐらいは取れるので
よっぽど写真を撮り続けない限りは、十分持つと思います。
Type-Cコネクタ経由での充電が便利で、移動中などにモバイルバッテリーで充電しておけば、まず困らないと思います。
【携帯性】
この点が素晴らしいですね。
ファインダーがない分、小型軽量になっており、少し大きめのコンデジで通るサイズ感です。
他社の方が若干小さい機種もありますが、Zマウントにより、高画質と携帯性を両立している点が凄いです。この画質の良さと携帯性を両立している機種は少ないと思いますね。
【機能性】
バリアングルの液晶により自撮りがしやすいです。撮影時もハイアングル・ローアングルでの撮影の際に傾ける事で、撮影の幅を広げてくれます。
全体的に不足していると感じる点は少ないですが、ボディ内手ぶれ補正がない点は要注意です。
ファインダーがないので、ややブレ易くなるため、しっかり構えるかF値やISOを上げての対応が必要です。
動画も十分綺麗には撮れますが、Vlog機としては他社の方が機能的には上の面もありますが
静止画メインでたまに動画を撮る層には問題ないと思います。
【液晶】
屋外でも見えにくくなる事もなく、色味も綺麗です。
【ホールド感】
この点も素晴らしいですね。通常小型軽量になる程グリップが握りにくくなる傾向があり
他社のカメラはこの点に若干不満があるのですが、この機種はニコンがD5000系などで培ってきた
エルゴノミクスにより、握った時のフィット感が良いですね。
【総評】
小型軽量でありながら、高画質を実現している素晴らしい機種です。現行のニコンのZマウントでは一番廉価で、下のラインナップではあります。しかし、ZfやZ50に画質などの面で劣るわけではありません。
Zfはデザイン性やダイアルに特徴がある機種。Z50はファインダーや液晶モニターのチルト方式に差がある機種です。Z30の特徴は、ずばり機動性にあると言えます。
ファインダーがない点はデメリットにも見えますが、実はメリットでもあります。スクエア形状のため、想像以上に小さなケースに収まります。キットレンズの組み合わせでは、非常に薄く、厚みもないため、小型軽量です。本当に軽々扱える上に、バリアングル液晶により、様々なアングルでの撮影を億劫なく実現できます。何気にこれが写真撮影上、重要です。
フルサイズはミラーレスになって軽量になったとは言え、やはり重いです。一方でこのZ30はAPS-Cフォーマットと、適度なセンサーサイズでボケを生かした撮影も実現しながら、気軽に持ち出せて撮影機会を増やすことが出来ます。Z50などと比べてもさらに小型軽量で、先のバリアングル液晶を生かすことで、重いフルサイズ機では気付けなかった視点を見出させてくれて、写真の幅を広げてくれます。
キットレンズのNIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRは、Z30との相性がよく非常によく小さく収まってくれます。比較的最近発売されたNIKKOR Z DX 24mm f/1.7などは、こちらもまたパンケーキサイズで小さいながらもボケを生かした撮影が出来て相性が良いと思います。APS-Cでは24mmというのは使いやすいので、この2つのレンズを軸にしながら、NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR も合わせれば、望遠も含めて幅広い撮影が出来ます。
記念撮影や動画用途で広角を使う機会が多い方は、NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VRのキットレンズを買うのも良いでしょう。
Zマウントのレンズを持ち合わせていない人は、ボディだけ買って、FTZなどでFマウント時代のレンズを使うのも良いですね。AF-S、特にAF-PのレンズはZマウントでも十分な画質がありながら、中古で低価格で出回っています。Zマウントについては、APS-Cも充実してきたとは言え、まだレンズが不足している状況です。今後もZマウントはフルサイズ向けのレンズの方に重点は置かれそうではあるものの、APS-Cの単焦点や大口径ズームはまだ時間がかかりそうなのでFマウントのレンズも合わせて使うと、FTZ込みでも小型軽量で撮影の可能性を広げてくれると思います。
いくつかFマウントレンズの作例も合わせてアップしますので、参考になればと思います。