けっこう使える!
Eos 80Dからの買い替えです。初めてのミラーレス一眼レフカメラでしたが
スムーズに移行出来たと思います。特に野鳥撮影時に80DだとAF精度が追い付かず
R7を購入しました。約一か月使用した素人の意見です。
【デザイン】
非常に洗練されたスマートなデザインだと思います。
【画質】
太陽光が出ている時間なら80Dと大差無い画質だと思います。
少し薄暗い場所や夜間撮影はISO感度が上がってしまいノイズが出ます。 ISO1600を超えた辺りからノイズが出始め3200が限界だと思います。
最近はPCでLightroomのAIノイズ除去等のツールが有りますので、
野鳥撮影や夜間撮影はノイズ除去ソフトは必須です。逆に言えばノイズ除去
ソフトが有れば多少のノイズは後でいくらでも処理できてしまいます。
旅客機の夜間撮影もISO12800で撮影しましたが、ノイズ除去ソフトを
使えば何とかなりました。キヤノン純正のDPP4はこういった機能が有り
ませんので、画質を求める方は有料ソフトの購入をオススメします。
【操作性】
他社では当たり前の電源スイッチが右手で操作出来るようになったのが素晴らしい!あと、ボタンに各機能を割り当てられる自由度が高いのが地味に便利。メニューから呼び出さなくても好きなボタンにある程度の機能を割り当てて使えば本当に使いやすくなります。花などの接写時にマニュアル撮影をしますが、レンズ横に切り替えスイッチが付いているのは便利です。
【バッテリー】
上位機種と同じLP-E6HNなので趣味でしたら余裕で一日持ちます。
持たない方はこまめにスイッチを切らない、液晶のオートオフを設定していないなど、使い方だと思います。
予備でサードパーティー製を持っていますが必要有りません。充電器はUSB接続のサードパ−ティ製の2個同時充電できるものが移動中も車で充電できるので持っておいた方が便利です。
【携帯性】
一眼レフカメラと比べて非常に軽量コンパクトになってビックリです。特に野鳥撮影時は超望遠レンズを装着していますので、少しでも軽い方が良いです。花やスナップショット撮影時にパンケーキレンズを付けて持ち出した時の軽さと言ったら・・・病みつきになります。
【機能性】
ボディ内手振れ補正と電子シャッター連写が早いのがいいですね!
ただ電子シャッターは飛行機の流し撮りをすると高確率でローリングシャッター歪みが出ます。流し撮りはメカシャッターで撮るのが良いと思いますが独特のシャッター感覚なので私は使いません。電子先幕シャッターを使うには自動水平合わせをOFFにしないと使えないなど少し制限が有ります。
フルタイムマニュアル撮影にも対応しているので、咄嗟のピント合わせに重宝します。設定が必要ですが、電子ファインダー内で自動で拡大してピント合わせできるのでガチピン狙えます。ピントが合っている面に色が付けられたり至れり尽くせりの機能ですね。
AF精度がソニーと比べて・・・と言われていますが、アダプターを介してEFレンズを装着しているのでは?
EFレンズ、RFレンズのAFの食いつき方は明らかに違います。鳥でも大きくズーム時は瞳にAFが追いかけます。飛行機だってコクピットにAFが食いついて離さないことが多いです。RAWバーストモードはまだ試していませんが野鳥撮影時は便利だと思います。
【液晶】
やや粗い液晶ですのでピント合わせには不向きです。電子ファインダーで拡大してやっと確認出来ます。バリアングルはローアングル撮影や星空撮影には非常に重宝します。
【ホールド感】
小振りなボディですが、しっかりと小指まで掛かるので持ちやすいと思います。
売り場で他社とホールド感を比べてから購入をオススメします。各社、全然違いますので・・・。ソニーαシリーズはストラップの金具が指に当たってしまい、私は候補から外しました。キヤノン、ニコンが持ちやすかったです。
【総評】
購入直前まで評価の高いソニーα6700と悩みましたが、実際に他社カメラを
手に取った時のホールド感がキヤノン製が一番しっくり来たのでR7を購入しました。また手持ちのEFレンズや予備バッテリーも使いまわせるのも大きなアドバンテージです。RFレンズは高価ですが中古のEFレンズは在庫豊富です。映りもRFレンズと比べて素人には違いが判りません。
文句を言う方も多いですが、この価格でボディ内手振れ補正付きで、
上位機種譲りのAF性能、連写速度が手に入るなんて贅沢です。
ただ画素数はもう少し落としても良かったのかな・・と個人的には思います。
高画素=高画質では有りません。高画素ゆえ手振れにも弱いので超望遠レンズは気を遣います。シャッタースピードを上げるとISO感度が上がって画質が落ちるなど、色々頭は使いますが個人的には良い買い物をしたと思います。
大手家電量販店に行くと動画を使ったAF性能を比較できたり、ホールド感を実機で試せたり参考になると思います。
作例を載せましたのでご参考までに・・・