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画像5 電子シャッターです。電子シャッターは快感ですが・・・。 |
画像6 メカシャッターで手持ち撮影です。やっと撮れ(獲れ)ました。 |
前回のレビューは一般的な静止画についてのものでしたが、今回はR7が本領を発揮する動くもの、その中で「鳥」を選び再レビューいたします。
その前に前回のレビュー [1660498-1]の一部を訂正させて頂きます。
フルサイズと比較した際、うっかり、5000万画素と述べましたが、センサーの実際の面積比では約2.32倍になりますので、有効画素数約7540万(総画素数約8050万画素)となります。ここに訂正し、お詫び申し上げます。
【デザイン】
使い込むと手にも良くフィットし、カスタム設定ボタンも押し易く、改めて良いデザインだと愛着も大きくなり、この評価を変更しています。
【画質】
Lightroomで現像(自動現像)しても、JPEG撮って出しも殆ど変化ありません。JPEGで対応できれば、連写時のバッファの制限がなくなります。
【操作性】
今までは、「ワンショットAFモード」で十分だったので殆どカメラ任せで撮影していましたが、今回「飛ぶカワセミ」を撮影するために、初めて「カスタム設定」にチャレンしました。
右手側に操作ボタンが集中し、配置、操作に問題はありません。
これは私の「カスタム設定」の参考例です。
? AF-ON ワンショットAF ⇔ サーボAF
先ず、爆速の「ワンショットAF」でフォーカスし、後は「サーボAF]に任せる。
これは、私にとっては大変便利な設定となりました。トラッキング機能を活かす
ためにも、「ワンショットAF」と「サーボAF」の協調は必要だと感じました。
? ※ ⇒ フォーカスエリア選択
周囲の枝などに撮られる場合は、「スポット1点スAF」、「全域AF」等の迅速な
切替が必要。
その他、「シャッタースピード」と「露出」についても、ある程度素早く設定変更できるようにしておく必要がありますが、今はまだ「INFO」ボタンからの選択です。
シャッターピードの切替で、結果的にISO感度を変化させています。留まった鳥は綺麗に撮るためにISO感度を下げるために遅くし、飛ぶときは、早くしたいと結構忙しいです。参考までに、私が選ぶシャッタースピードは、1/200 〜 1/4000(カワセミ)の範囲です。あと、鳥は、意外と白飛びすることがあるので、天候によって露出補正も必要になります。
また、あるイベントで一日中、電子シャッターで撮りまくりましたが、とても快調でした。
ただ、今回「ミサゴ」を追いかけているとき、初めてローリングシャッター歪を経験しました。ミサゴのバックの柵が斜めに傾いているものと、正常なものがありました。秒間30コマというのは、とても魅力的ですが、メカシャッターと電子シャッターの使い分けと勉強が必要です。
メカシャッターでは、撮れる画像が半分に減りますが、カワセミにも十分対応してくれました。
【機能性】
最新の処理エンジン(高精度のAF性能)、約8段の手振れ補正、更に3300万画素(小鳥はトリミング前提)は、動きものを撮影するうえで、非常に強力な基本性能であると思います。
他の項目の評価は、前回と同じです。
【総評】
ここでは、6枚の画像をアップし、全てトリミングせずJPEGで撮影した画像をそのまま使用しています。
画像6を除き、三脚、照準器(オリンパス)(固定しにくいが、重宝)をストロボの所に着けています(後期高齢者は、これが無いと撮れません)。
写真の補足説明 :
まず、画像1〜3は、RF800mm F11 IS STM で、画像4〜6は、EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM100-400mm で撮影しています。カメラの設定は、全てマニュアルモード+ISOオート(上限値6400)です。
画像1,2は、逆光位置にいました。1/2000が良かったかも。
画像4は、一眼カメラで初めて撮ったカワセミのダイビングです。
画像5は、電子シャッターで撮ってみました。他は、全てメカシャッターです。
画像6は、手持ちにトライしてみました。感覚的にはこちらが精度良く、目的の場所に合わせられそうですが、待ち時間が長く、体力勝負です。
いくつか撮影した感想から言えば、カワセミになると全く別世界だと感じました。
「EOS R3」 や 「EOS R5」 でも、「鳥」については、苦労されていることが投稿から知ることができ、今回これを大いに参考にさせて頂きました。
その中で、一番参考になったのは、フォーカスを固定しておき、途中から「SERVO」に切り替えるという方法でした。具体的にはどうすれば良いのか分からなかったのですが、そこで使ってみようと思ったのが、爆速でピントが合う「ワンショットAF」モードです。これをベースに、今回の我流のカスタム設定となりました。
しかし、目的の場所で、シャッター半押しし、「ワンショットAF」のピントを合わせ、そして「SERVO」に切替える、と頭の中では分かっていても、思いもよらぬ場所にカワセミが飛び込み、殆どが慌てて、半押しで一息付けず、いきなり全押しをしてしまいます。
写真の補足説明から大きく脱線しました。
諸先輩たちのおかげで、なんとかここまで到達でき、写真もやっと撮れたというものばかりですが、今回お礼の意味も込めて、これから始めたい方に少しでもi参考になればと長くなりました。
これも「EOS R7」の抜群の基本性能のおかげで、色々なことにトライすることができ、今後も更にチャレンジしてみたいと思っています。