αのコンパクトボディと良くマッチし、おすすめです。
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1.広角側の写りもよいです。 (24mm, F4) |
2.ゴーストゼロではないけれど逆光は強い。 (24mm, F4.5) |
3.柔らかい後ボケ (49mm, F4.5) |
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4.ちょっとしたマクロもこなせる。 (70mm, F5.6) |
5.瞬時にAF-C補足、連写追従中の一コマ (70mm, F2.8) |
6.望遠側の遠景のピントもしっかり。 (70mm, F5.6) |
【操作性】
握りやすいフォーカスリング、ズームリングに、絞り
リングが加わり重宝しています。ズームはSMOOTH
で軽く動き、ガタつきもなく自重落下もありません。
TIGHTは三脚での極端なアングル等で今後出番が
あるかも?しれません。
αのAF-C+リアルタイムトラッキングが快適でズーム
リングと絞りリング操作でほぼ用が済んでしまいます。
ロックスイッチ付きのフードはガタつきなく装着が
できます。
【表現力】
広角端も中間も望遠端も大変シャープな画像です。
望遠端の最短のマクロ域では開放だとさすがに少し
甘くなりますが、1〜1.5絞り絞ると良いようです。
後ボケは柔らかいですが広角側の前ボケはやや
硬めに感じます。所有する24-105Gの望遠側の
後ボケ(小ボケ)の二線ボケ傾向が気になって
いたため柔らかいボケ味は大歓迎です。
逆光性能は悪くないですが小さい虹色ゴーストが
出ることがあります(作例は保護フィルター付)。
総じて大変高性能な標準ズームといえそうです。
写真はクリエイティブルックのスタンダート、
AWB(一部太陽光)のJpeg撮って出しです。
【携帯性】
16-35GMと同程度の最大径、長さ、重量ですが
鏡筒がスリムで握りやすく重さを感じにくいです。
やはり同様の重量の24-105G比でも少し軽くすら
感じます。これは手前側重心設計の効果なのか、
F2.8なのに軽い!とF4だけど重厚!の心理的な
効果かわかりませんがズームの繰り出しも少なく
取り回しの良いカメラ側の重心と細身鏡筒で
画期的に軽く感じる24-70/2.8ズームです。
【機能性】
爆速AFで飛翔中のツバメも簡単にジャスピンで
連写出来ます。α1の性能もありますが、それを
充分に発揮できるさすがのAF駆動速度です。
AF-C+トラッキングMで走り回る子供も余裕で
30コマ/秒でも追従連写できます。
最短撮影距離が短く(最大撮影倍率0.32倍!)、
ちょっとしたマクロもこなせます。
絞りリングによるダイレクト操作は秀逸で
機能振り当てボタン他スイッチ類も十分で
感触もさすがに価格なりに不足なく感じます。
防塵防滴も対応です。
【総評】
広角や標準域では取り回し重視の自分にとって、
24-70/2.8は各社ともみっちりと高性能の詰まった
重量感を縁遠く感じてきました。今回ソニストで
現物に触れ、初めて自分でも使える重さ感かも!
と感じての購入です。
初代24-70GMの鏡筒は太く、α7RIV以降の深い
グリップとの隙間が狭く指に当たりがありました。
鏡筒スリム化による解決は持ちやすさも相まって
24-70/2.8らしからぬ使用感につながっています。
爆速AF、高い描写性能、シャープながら柔らかい
ボケ味、がたつきもない造りで、光学設計と鏡筒設計、
XDリニアモーター含め、ソニーのレンズ設計の
先進性を感じます。
αの小型ボディとよくマッチする心地よい使用感で、
いま最もお勧めできる大口径標準ズームと感じます。