RF100-400mm F5.6-8 IS USM レビュー・評価

	自分は常にバンパー先端辺りにピントを合わせるよう撮ってます。	ピントはバンパー先端辺りを狙いました。
バンパー先端を狙ってピント合わせましたが、全体的にキリっとしてません。

２回目のレビューです。

小中規模サーキットでバイク走行会やカートを撮ってます。

R6で８か月、R10で１か月使用した上での再レビューです。

結論から書きますが、動体追従性に全く満足できずR５年１月に売却しました。

自分なりの最終結論的なレビューです。


【操作性】
１回目のレビューの通りです。

【表現力】
１回目のレビューの通りです。

【携帯性】
１回目のレビューの通りです。

【機能性】
AFについて書きます。

何度も試し撮りしましたが、時速数十ｋｍから１５０ｋｍで走行するバイクなどへの動体追従性は高いと言えません。

私が考えるＡＦ性能は以下の３つ＋おまけの１つ。

１　ＡＦ速度　合焦までのスピード

２　ＡＦ精度　ピントの正確さ

３　動体追従性　動き物に対してのＡＦを合わせる能力

４　おまけはＡＦ方法の多彩さ　ゾーンＡＦやトラッキング、被写体認識など。レンズと言うよりカメラボディ側の問題ですが・・・

ＲＦ１００−４００ｍｍは、１は非常に満足です。ビックリする程ＡＦ速度は速いです。

大デフォーカス状態からも一瞬でＡＦが合焦します。

２についてはまぁ止まっている被写体なら問題ないです。

４もＲ６やＲ１０で使う限り、本当に多彩なＡＦ方法で撮れます。


問題は３です。

私が頻繁に通う小中規模サーキットでは被写体の速度は５０ｋｍ〜１５０ｋｍ程です。

戦闘機や新幹線程速くはないです。

本レンズは１００ｋｍ前後の被写体への動体追従性が低く、ピン甘だらけでした。

私の歩留まり（流し撮り成功率）は概ね２０％程です。シャッタースピードは基本１／１００が多いです。

本レンズでの流し撮りした場合、正確には数えてませんが歩留まりは１〜２％です。

この程度の歩留まりだと狙って撮れるのレベルではなく、正直「まぐれ」レベルです。

また流し撮り自体は上手くできたと思うカットでも、何だか「ボヤっと」した印象で「キリっと」した画像になりません。

同じ日にＲ６＋ＥＦ７０−２００ｍｍＦ２．８Ｌ２型や富士Ｘ−Ｔ３０?＋ＥＦ１００−４００ｍｍ２型で撮った写真は概ね歩留まりは２０％程度で結構「キリっと」した画像で撮れてます。

本レンズはＲ６、Ｒ１０の組み合わせにおいて、全く満足の得られる流し撮りができませんでした。

なお被写体認識よりもゾーンＡＦの方が歩留まりや多少良かったです。

被写体認識（バイク認識やヘルメット認識）は撮っていて先進技術を感じることができますが、ピント精度はイマイチです。

添付写真は、撮影した中で、「一番マシな」カットです。個人的にはこのレベルが納得できる下限です。

【総評】
半導体不足でなかなか手に入らなかったので売るのを躊躇しました。

また本レンズは小型軽量で焦点レンジもサーキット撮影でピッタリなため、何とか使いこなそう試行錯誤を繰り返しました。

最終的にどんなに設定を変更しても動体追従性が満足できず売却しました。

最後に書きますが、本レンズ結構評判が良いですよね。

自分の個体がハズレだったと思うようにしたいですが、自分の評価は星１つです。