『1本で18〜300?までをカバーする高コスパなEマウント用レンズ』 TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD (Model B061) [ソニーE用] 神野恵美さんのレビュー・評価

「α6400」に装着	「α6400」に装着時（上から）。ズームロックが地味に便利	Pentaxの一眼レフ機「K-S2」＋55-300?レンズ（右）との比較（最小時）
Pentaxの一眼レフ機「K-S2」＋55-300?レンズ（右）との比較（最大時）

初めてのミラーレスカメラとして購入した、ソニーの「α6400」の1本目のレンズとして購入。1本で18〜300?までの広範囲をカバーできるのを魅力に感じて選んだ。「α6400」がカメラ内手ブレ補正を搭載していないモデルということもあり、レンズ側で独自の手ブレ補正機構を搭載しているというのも決め手になった。

購入後に知ったが、APS-Cサイズミラーレス一眼カメラ対応として世界初の16.6倍のズーム比を実現したレンズとのこと。日常使いから望遠レンズでのスポーツ撮影まで着けっぱなしで1台で賄えるのはやはり便利。

レンズ本体はこの広域をカバーするレンズとしてはコンパクトだが、「α6400」に装着するとそれなりのサイズ感と重さにはなる。撮影時は軽快だが、首からぶら下げる際にはバランスが悪く少々気を遣う。

他のユーザーのレビューにもあるとおり、ズームリングが固く、微妙な調整がやりづらい。使い慣れればもう少しスムーズになることを期待したい。望遠最大までにすると、それなりの長さになるため、ズームロックスイッチ機構は携帯時に安心。

初のミラーレスカメラの1本目のレンズとして、1本で広角から300?までの望遠に対応できることを最優先に選んだ製品なので、全体的にこんなものかなという感想。スポーツ撮影用に、この価格でこのスペックなので、画質までは求めておらず、コスパがいいと思う。凝った写真や、写実性、芸術的なな写真を撮りたければ、別のレンズを買い足したいが、手始めの1本としては満足。

ただし、決して大きいわけではないものの、日常的に他の荷物と一緒に気軽に持ち歩くには軽快な重さと大きさではないので、次は50?ぐらいまでの焦点距離のコンパクトなレンズを1本追加したい。