FE 50mm F1.2 GM SEL50F12GM レビュー・評価

F1.6	F1.4	F1.2
F1.4	F1.4	F5.6

　Planar 50mm F1.4ZAのAF性能に少々不満を感じ買い換えました。使用しているカメラはα7R?Aおよびα7R?です。弱点はほとんどないレンズです。とりわけAF性能はとても高いですが、その優先度は用途によって大きく変わると思います。

【操作性】
　他の単焦点GMレンズとほぼ共通で使いやすいです。

【表現力】
　私見ですがPlanar 50mmとの大きな差は感じられませんでした。合焦点は絞り開放からとてもシャープで、アウトフォーカスのボケも柔らかです。ただ、中遠距離において周辺部のボケが硬めで不均一となるシーンがあります。Nikkor Z 50mm f/1.2Sとの一番大きな違いだと思います。

【携帯性】
　Planar 50mm F1.4ZAとほぼ同サイズ・質量です。

【機能性】
　AF速度・精度はとても高く、ポートレイト等でお使いの方にはとても有効だと想像します。私は、子供の撮影に使う機会がありますが、速度・精度がいくら高くても不規則で早い動きには対応できません。せっかく購入しましたが、FE35mmGM, FE24mmGMを使う機会の方がい多いです。

【総評】
　弱点がない優等生レンズですがとても高価です。AF性能を譲れるのでしたらPlanar 50mmでもよいかもしれません。絞って使うことがほとんどであるならF1.2である必要もないでしょう。自分はPlanar 50mmのままでもよかったかなあ・・、と感じています。

【操作性】
各部の作りも精巧でよくできています。特に操作で迷ったり困ったりすることはありません。

ちなみに丸型フードもカッコよく、つけ外しも快適です。

【表現力】
息を呑むような透明感のある絵を出してくれます。日常の朝サンポで出会うワンコたちのかわいい仕草や表情が撮れて喜ばれています（本人談w）

このレンズを購入以降、24-70mm F2.8 GM2を持ち出さなくなりました。

【携帯性】
携帯性よりも表現力目当てで買ったので、いわずもがな。24-70mmF2.8GM2よりは少しだけ小さいです。（逆に重いですが）

【機能性】
高速AFまかせで撮っても良し。マニュアルフォーカスでこだわるのも良し。
単焦点とはいっても、APS-Cクロップも利用すればかなりカバーできます。

高性能なのでスナップで気軽に撮っても良い絵が撮れて満足度高いです。

【総評】
コンパクトで高性能な50mmF1.4GMにも心が惹かれましたが、やはり使う毎に『この写りは手放せん』と実感して買い替えできていません。

まだまだ使いこなしていないのでいっぱい撮って良さを引き出していきたいです。

高かったですが、使うたびに『こっち買ってよかった！』と思わせてくれるよきレンズです。

画質は最高だけど重いですね。
せっかくフルサイズを追加買うのであれば、このグレードのレンズを使わないと小センサーおしっかり差別化できないと思います。フルサイズの安いレンズなら、富士フイルムやマイクロフォーサーズの上位レンズが周辺まで綺麗に撮れます。やっぱりGMは違うんです。
サードパーティのくらいレンズだと得られない空気感や緻密さ、透明感を感じることがきでます。

操作性　SONYレンズに慣れているので、問題なし。
表現力　正直、テキトーに撮った場合のボケは、中望遠の135mmGMや70-200mmGMに比べ、きれいだとは思わない。もちろん、50mmレンズの画角で被写体、前景、後景の配置調整がきちんとできる人なら、きれいなボケは得られる。
携帯性　ここは、F1.2なんだから割り切りが必要。相対的には、コンパクトだと思う。
機能性　合焦はスムーズで速い。

４か５か、迷った。F８まで絞って風景写真を撮ると、SIGMA24-70?Artより微妙にシャープという程度。35?GMとSIGMA24-70?Artだと、明らかに前者に軍配が上がるので、これはSIGMA24-70?Artの標準域がズームとは思えない出来だということなのかもしれない。ともあれ、わざわざこの値段でこのレンズを買う理由は、開放付近の描写だということになりそう。だが、「35?GMや85?GMではなく、このレンズの開放付近で撮らねばならない写真って何？」ときかれると、答えに窮する。買う理由のストライクゾーンが狭いという意味で、迷った末に４にしたが、「これが自分のど真ん中」と言える理由がある人には、すばらしいレンズだと思う。