TAMRON A063との比較 限られた撮影状況でピントが甘い?
Sigma 28-70mm F2.8 DG DNの購入を検討される方は、ほぼ全員Tamron A063 28-75mmと比較検討するのではないかと思います。
私はこのSigma 28-70mmを約1年使用し、A063も追加購入しました。
元々Sigma 28-70mmはα7Cと共に購入し主に4歳前後の子供の写真を撮っており、そのきりっとした描写力に満足していました。
しかし、赤ちゃんを撮っていた時に等倍に拡大すると、なんだかピントが合っていないような甘い描写になっていることに気づきました。そこで比較のためにTamron A063を追加購入した次第です。
結論から言うと、Tamron A063の方が描写は良いです。
ただし、それは1m先の被写体を望遠端で撮るような状況(今回はまだはいはいもしない赤ちゃんの撮影でした)の時のみ差がでるように思いました。
上記のような状況で撮り比べた写真をアップしておきます。赤ちゃんのまつ毛がTamron A063でははっきりと分かるのに対して、Sigma28-70mmはぼやけています。
この比較写真と共にSIGMAのサポートにレンズのチェックを依頼し、会津の工場で入念にチェックして頂きましたが、特に個体として描写に問題はないとのことで返却されました。
ただ、自分の調べた限りこの限られた撮影状況で、かつ等倍にしない限りその差はほとんどわかりません。広角端や望遠端でも被写体がそれなりに離れていれば、ほぼ違いはありません。
個人的にはレンズのデザインや重量バランス、鏡筒のズーミングのスムーズさは断然Sigma 28-70mmです。使っていて心地よさを感じます。ずっと使いたいと思わせてくれます。
でも限られた状況の中で描写力が甘い…自分はしばらくTamron A063を使うことにしました。やはりカメラは出来上がった写真が全てだと思うので。