『スナップこそF1.4で撮りたい』 SONY FE 35mm F1.4 GM SEL35F14GM TAKAZOWさんのレビュー・評価

F1.4	F8

メインの被写体は風景、日常、旅先のスナップで、人や動物はほとんどとりません。
またあまり大きすぎるボケは好みではなく、接写のＦ1.4レベルのボケは背景が溶けすぎて好みではありません（あくまで私の好みです）
ではなぜわざわざＦ１．４を使うのかと言うと、スナップや風景で接写じゃないような距離でもピント以外の深度がF1.4だと微ボケしてくれるので自分の好きな空気感、雰囲気を出すことができるからです。

風景でＦ8やＦ１１とかで撮れば全体的にシャキっとしてて解像感もあって大好きですが、それでいのであればわざわざＦ1.4レンズじゃなくても良いのかなと思っています。
特に私の場合、人や動物を撮ることはしないので被写体を綺麗に浮かび上がる位のボケはあまり必要としていません。

このような使用用途の私にとってＦ１．４の一番の利点は上記のように接写じゃなくても微ボケしてくれるという部分です。
画像は、五重塔にピントを合わせてF1.4とF8で撮ったものです。手前の護摩木奉納所の文字がF1.4だと目に見えてボケており、人も少しボケていると思います。
写真の良し悪しは置いておいて、このようにとれる選択を与えてくれるのがＦ１．４標準域レンズだと私は思い使用しています。風景等に立体感を与えてくれるというか。
またもう一枚の画像は、旅先で前を歩いていた妻がご機嫌にステップ踏んでいたので何気に撮ったものです。接写という距離ではないのですが軽く妻が浮かび上がる程度にボケていると思います。
（※画像は30M以内にするために切り取っています）

このレンズはほどよい距離でもボケてくれるので好みの空気感をだしてくれるので非常に自分にとって好きなレンズです。