『フライがサックサク』 パナソニック ビストロ NT-D700-K [ブラック] えうえうのパパさんのレビュー・評価

【デザイン】
アラジンやバルミューダのようなおしゃれ系と比べると地味ですが、シンプルで自己主張のないデザインは、公式サイトの謳い文句どおりキッチンに溶け込んで、飽きが来なくて好感が持てます。

【使いやすさ】
基本的にオートでお任せなモデルなので、とにかく簡単で楽です。
生焼けや焼き過ぎにならず、「できあがり」の音が鳴ったら取りに行くだけです。

【焼き上がり】
■トースト：外はカリッ、中はふわっ
それまで使っていたトースターと焼き比べてみました。
パンはタカキベーカリーの「石窯山型トースト」。
https://www.takaki-bakery.co.jp/product/ishigama/i21606.html

以前のものでもそれなりに美味しかったですが、比べると私のような鈍感な者でも違いが分かりました。
本機で焼いたものは内部に水分が残ってしっとりしている一方、表面はカリッと焼けて口当たりも軽やかでした。
それと比べると以前のものは少し水分が抜けていて噛むとペシャッといった感じを受けました。

■チルドピザ：表面はカリカリ、チーズはトロッ
スーパーで200-250円程度で売っている冷蔵ピザを焼いてみました。
生地はやはりトーストと同じく、表面のカリッと感や内部のしっとり感で以前のものより美味しさが引き出せているのを感じました。
また、チーズのトロッと感も本機の方がより強く感じられました。

■フライ：揚げたてのようなサックサク
スーパーの惣菜コーナーで買ったクリームコロッケを温めてみました。
電子レンジ（ヘルシオ）の通常あたためで温めると、内部はアツアツでも表面がベチャッとしてしまい、その後でトースターで焼いても多少マシになる程度でした。
それが、本機で温めたものは、トングでつかんだ瞬間から違いを感じ、ちょっと言い過ぎかもしれませんが揚げたてのようなサックサク感があり、少し感動しました。
正直、トーストやピザよりも違いを感じたと言えます。

電子レンジ（ヘルシオ）でも、「サックリあたため」というメニューがありますが、少し大きめの網と金属トレイや給水が必要で時間もかかり、後片付けを考えてもフライを少量温めるにはちょっと大げさです。
その点、トレイと網が必要なのは同じですが、本機の方が手軽で仕上がりも「わざとらしさ」がないように感じました。


【手入れのしやすさ】
まだ購入したばかりですが、網も外せますし開口部も大きめでパンくずトレイもあり、普通だと思います。

【サイズ】
既に他の方のレビューにあるとおり、少し高さがあります。
うちは従前モデルより6cmほど高くなったので、メタルラックを組み替えて棚板の高さを少し変えました。
　従前：W380 x D312 x H206
　本機：W341 x D328 x H269

【総評】
８年近く前に6,500円で購入したトースター（東芝：HTR-L4）の焼きムラが大きくなり、少し長めに加熱するとサーモスタットが頻繁に発動してなかなか焼けないという症状が出ていたので、ずっと前から買い換えを検討していました。

今回、比較的高額な部類に入るトースターの中でも評価が高く、安心のパナソニック製ということで選びました。
トースターとしては高いですが、毎日パンを焼くなど日常的に使うのであれば、十分にその価値はあると思います。
比較するようなものではないですが、早い人なら２，３年で買い換えるスマホに５〜１０万円（人によってはそれ以上）と出すことを考えると、通常５年以上使うトースターに３万円弱というのは決して高くないのかと。
少なくとも私はそれだけ出す価値はあると感じました。