『ボディ内手振れ補正搭載で使用レンズが変わった！』 富士フイルム FUJIFILM X-S10 ボディ hamcさんのレビュー・評価

クラシックネガ	PROVIA	PROVIA
PROVIA	クラシックネガ(であったと思います。。)	クラシックネガ

【デザイン】
特にこだわりはないですが、このデザインは好きです。

【画質】
現在もX-E1をたまに使用し、T2⇒T30⇒S10と使用していますが、特に大きく変わったとは思いません。
どの富士のカメラでも色味は好きです。
フルサイズと比較すべきではないですが、その差はあるので星4つで。

【操作性】
新たなダイヤル配置になりましたが特に不自由は感じていません。
ただ2点だけ。。
?AF中央戻しが面倒に
他の方も指摘していますが、フォーカスレバーを押してAFエリアをセンターに戻す機能がなくなったのは残念です。他の機能とのすみ分けでそのようになったとしても、この便利機能がなくなったのは痛いです。
?Qボタン
ファインダーを覗きながら押そうとした場合、一発で場所を特定できません。
これは慣れの問題と思うので小さな話です。そこまで使わないボタンなので。
それよりT30の時の位置から変わったことで、間違って押すことが無くなったことのほうがありがたいので、よくよく考えればプラス評価でもあります。

【バッテリー】
一日通して使用することがないのでこんなもんだと思っていますが、ものすごく持つわけではないです。

【携帯性】
T30より大きくなりましたが普段使用としては許容範囲です。

【機能性】
何と言ってもボディ内手振れ補正の搭載でしょう！
T30に不満はなかったのですが、ずっと待ち望んていた手振れ補正がエントリー機にも装備されたのでT30を売って購入しました。
レンズを複数持って付け替えるような使用はあまりしないため、夜間の街並みを出かけ先や会社帰りに撮影する用途とすると、例えば35mmF1.4や16-55mmF2.8など、映りはいいけれど暗所撮影の場合、あまり絞ることができず手振れの不安がある両レンズはあまり使用していませんでした。
使用するのは、もっぱら小型軽量のXC-15-45mmでしたが、S10購入後は特に35mmF1.4の使用頻度が上がりました。

単焦点で夜でも絞れ、ISOもより低感度で撮れる、これはとても重要です。

手振れ補正の効きは、感覚的に6段までは無いように感じますが、とはいえ35mmで1/15秒でも気兼ねなく撮れるのはこれまでとの大きな違いです。

【液晶】
特に不満はありません。

【ホールド感】
非常にいいですね。グリップがあるのは撮影時に安心感があります。

【総評】
フィルムシミュレーションをダイヤルで気軽に変えられるのもよいです。大半はPROVIAで撮影していましたが、クラシックネガなど撮影時の雰囲気に合わせ変えながら撮影するようになりました。
ボディ内手振れ補正、グリップありと非常に使いやすいですし、持ち出すのが億劫にならない大きさと重さも良い。
AFも私の使用用途(スナップメイン)では十分で、ようやく私が思っていた理想のカメラを手にすることができました。
上を見たらフルサイズ、4K60fps撮影などありますが、現状では「価格」「大きさ」「機能」を勘案すると、私にとってはX-S10がベストのカメラです。