【2024.1追記】
キヤノンが2022年7月にEOS R10という、APS-Cミラーレス機としてのキヤノンRFフォーマットの
初号機を登場させました。 それは、それまで約10年間続いた本機EOS KissM2も採用するAPS-Cミラーレス機用のキヤノンEF-Mフォーマットは事実上の終焉を迎えているという、衝撃の事実を意味します。
そのような機種EOS KissM2について、今後中古機等を購入して使用を開始することは、個人的見解としては到底おススメ出来ないと考えます。
また個人的見解ですが、APS-Cミラーレスを今後導入するならば、実績があってフォーマット変更の可能性の少ない、ソニーまたは富士フィルムから選択するのが無難です。
【本文】
キヤノンのイマドキのエントリーモデルのM2としては、他社の同価格帯の機種と異なり、シャッターボタン付近にコマンドダイヤルが一つしかないことが、露出補正など一眼カメラで撮影意図を反映した操作時に即応性というカメラにとって重要なことがイマイチな点は気になりますが、これはEOSの一眼レフからの伝統ともいえる部分なので、キヤノンの設計ポリシーによるものだと考えます。
こちらはダブルズームキットと、標準ズームに望遠ズームが組み合わせで、望遠ズームを追加購入するより割安な価格となっています。
カメラ単体+標準ズーム+望遠ズームをバラバラで買った場合の価格差は中級機以上だと確認した方が良い場合もありますが、本機カメラ単体の販売がほとんど終了しており、標準ズーム付が10万円、ダブルズームが11万円強となっており、このダブルズームキットがお得というのはフォーマット消滅前の過去のお話です。
このダブルズームキットで一眼カメラを使用した撮影のほとんどをこなせるレンズの組み合わせとなり、エントリーユーザー向けとしてはオススメのレンズ構成となります。
二本目が単焦点のダブルレンズキットと紛らわしいので、購入の際には注意が必要ですが、事実上のフォーマット消滅となり将来性がゼロとなってしまった、本機EOS KissM2をおススメすることはありませんし、後継機と思われるEOS R50をおススメすることもありません。