EOS Kiss M2 ボディ [ブラック]
- 高速・高精度なAF性能を備え、高画質な静止画・動画撮影を楽しめるエントリークラスのミラーレスカメラ。「EOS Kiss M」の後継機種。
- 有効画素数約2410万画素のAPS-CサイズCMOSセンサーと映像エンジン「DIGIC 8」の組み合わせにより、高画質な静止画・動画撮影が可能。
- 4Kの高精細な動画撮影ができ、4K動画から任意の1フレームを静止画として切り出して保存できる。「タップで被写体選択」機能を搭載。
![](https://img1.kakaku.k-img.com/images/itemview/item/h3btm.gif)
- 1 0%
評価項目 | 投票平均 | カテゴリ平均 | 項目別ランキング |
---|---|---|---|
デザイン![]() ![]() |
4.44 | 4.52 | -位 |
画質![]() ![]() |
4.29 | 4.53 | -位 |
操作性![]() ![]() |
3.74 | 4.28 | -位 |
バッテリー![]() ![]() |
3.66 | 4.12 | -位 |
携帯性![]() ![]() |
4.56 | 4.25 | -位 |
機能性![]() ![]() |
3.44 | 4.39 | -位 |
液晶![]() ![]() |
4.34 | 4.31 | -位 |
ホールド感![]() ![]() |
4.19 | 4.41 | -位 |
- ※「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」は、全投票の単純平均ではなく、独自の集計方法で算出しております
- ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目は、黄色に塗られております
2024年2月2日 15:21 [1809595-1]
満足度 | 2 |
---|
デザイン | 無評価 |
---|---|
画質 | 無評価 |
操作性 | 無評価 |
バッテリー | 無評価 |
携帯性 | 無評価 |
機能性 | 無評価 |
液晶 | 無評価 |
ホールド感 | 無評価 |
このEOS Kiss M2そのものは、7年目となったEF-Mマウントでついに発売されたEOS Kiss Mの改良版として悪い機材ではありませんし、むしろ使い勝手はそれなりにいいカメラでした。
しかし、良いカメラであってもカメラ一体型のコンパクトデジカメであれば何の問題もありませんが、システム商品であるミラーレス一眼であるEOS Kiss M2では、EF-Mフォーマットが継続していくのが当然として大切なことなのに、EF-Mフォーマットは2022年にこっそりと終焉を迎え、APS-Cモデルもフルサイズが先行したRFフォーマットに吸収されました。
もともと、EF-MはLレンズなどもなく、とりあえずのソニー対策用フォーマットだったんでしょうね。それでは本気でEマウントを育てようとしてきたソニーに勝てるはずもありませんね。
だから10年後の2022年にやっとキヤノンが本気出したRFフォーマットで出直しです。
このカメラをお持ちなら、フォーマット消滅が知れ渡って値崩れする前に早めに手放すか、カメラの出来としては悪くないので、使い倒すかでしょう。
ここからは、あくまでも個人的見解ですが、将来性の消えたEF-Mフォーマット機のEOS Kiss M2を今後購入することは到底おススメできません。
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2023年11月21日 11:02 [1782669-2]
満足度 | 4 |
---|
デザイン | 3 |
---|---|
画質 | 4 |
操作性 | 3 |
バッテリー | 4 |
携帯性 | 4 |
機能性 | 3 |
液晶 | 4 |
ホールド感 | 4 |
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2023年5月13日 11:50 [1538686-3]
満足度 | 3 |
---|
デザイン | 4 |
---|---|
画質 | 3 |
操作性 | 3 |
バッテリー | 3 |
携帯性 | 4 |
機能性 | 2 |
液晶 | 3 |
ホールド感 | 4 |
本機KissM2とEOS R6mark2、R10、Powershot G7Xmk2、そしてiphone13proを併用しています。
KissM2は携行性が高く画質も低感度なら問題ないので、仕事での商品撮影をメインに使用しています。
趣味の撮影ではサブ機として持っていく場合もあります。
【デザイン】【操作性】【携帯性】【ホールド感】
白く小さく可愛いボディでありながらしっかりしたホールド感、
ボタンやダイヤル全体のまとまったデザインはさすがキヤノンです。
この種の製品を作るのは本当に上手ですね。
また初心者やパパママ向きでもファインダー搭載がナイスです。
小さいですがしっかりした構成のカメラです。
ただ高級感はありません(価格も実際安いですが)
操作ももう少しカスタマイズ性を高くしてもらいたかったですが、
その辺りはユーザー層を意識しての仕様でしょう。
【画質】
全体的にバランスがとれていて、キヤノンらしく肌色が綺麗に出ます。
ポートレートや大人しめのペット、花などの撮影に向いた感じですね。
細かい事を言うならば、Dレンジの狭さと高感度耐性の低さがやや気になります。
感度上限は普段使いで3200、できれば6400は避けたいところです。
有料版DPP4やlightroomその他、強力なNR積んだアプリでRAWから現像するならば12800程度まで使える印象です。
発売から3年、元となった先代からは6年も経過しており、最新APS-C機のEOS R50などと比べるとやや見劣りする印象でしょうか。
【バッテリー】
最初LP-E12と聞いて不安でしたが、制御が上手いのか意外に持ちます。
ただ絶対的な容量が少ないですし、動画撮影では激しく消耗します。
本体購入時に予備バッテリーを2つ一緒に買いましょう。
3つあれば一泊旅行でも不安はありません。
【機能性】
AF全般、精度面は問題ありませんが、動体への食いつきは今どきのミラーレスとしては厳しいですね。
また暗所では遅く合焦しない事もしばしばです。
連写は十分以上な速さ(ファミリー機にそこまで必要?)です。バッファが少ないですしSDカードはケチらずに速度の速いものを購入しましょう。
ボディ内手ぶれ補正はありませんがあまり問題ではありません。
【液晶】
平均的です。ただ爪を伸ばしている人はフリップがややしづらいかも知れません。
【総評】
本機KissM2含むこのMシリーズはもう販売も絞ってディスコン直前です。
しかし個人的にKissM2の小型軽量さは捨てがたく、毎日カメラバッグに放り込んで通勤しています。
商品撮影では十分に使えるカメラですから。
シリーズ打ち切り間近の本機を今さら人に薦めるか?と言われれば微妙なところですが、
・最新、高性能なスペックよりも安さを重視する人
・人物やテーブルフォトやスナップを簡単キレイに撮れればいい人
・激しく動くもの(バスケ・サッカーや走り回る犬猫など)を撮らない人
こういった方には向くカメラです。しっかり一眼らしい写真が撮れます。
ちなみに先日、同じキヤノンから事実上のKissM2後継機であるEOS R50が発売されました。
別のシリーズの製品でマウントが違うためこれまでのレンズは使えませんが、KissM2の弱点であるAF能力が大きく向上しています。
動きモノも撮りたい方は最初から最新RFマウントのカメラ(EOS R3以降に発売したもの)を買いましょう。
KissM2に話を戻しますが、
組み合わせるレンズは純正のEF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STMか、EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STMで好みで決めて良いでしょう。
両方とも十分な写りです。おしゃれな大きくボケた写真撮りたい人はEF-M22mm F2 STMなどもお薦めです。
以上、EOS KissM2についてのレビューでした。
一言でまとめると「安くお手軽に一眼体験してみたい」そんな方向けのカメラです。
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2021年11月16日 21:21 [1407865-5]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 4 |
---|---|
画質 | 5 |
操作性 | 4 |
バッテリー | 4 |
携帯性 | 5 |
機能性 | 5 |
液晶 | 4 |
ホールド感 | 4 |
【デザイン】
KISSMと比べると光沢が無くなりました。
(M10→KISSM、KISSM2)
【画質】
良好です。
動画は使用しません。
【操作性】
普通のオートで撮れば問題ありません。
設定が必要な場合はちょっと手こずる事も。
【バッテリー】
すぐ電池が無くなる感覚はありません。
400〜500枚位平気に撮れてしまいます。
【携帯性】
標準レンズ(EF-M15-45)を付けていれば軽いしコンパクト。
【機能性】
KISSMと比べるとフォーカスが早くなっています。
瞳AFはかなり強化された印象です。
【液晶】
普通に綺麗です。
【総評】
暗い所でAFの迷いが少なくなりました。
外観の素材の光沢が無くなり少し安っぽい感じに。
スペック的にはKISSMと殆ど同じですが、いろいろと強化されています。
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2021年9月8日 03:25 [1474488-3]
満足度 | 4 |
---|
デザイン | 5 |
---|---|
画質 | 5 |
操作性 | 3 |
バッテリー | 3 |
携帯性 | 5 |
機能性 | 3 |
液晶 | 5 |
ホールド感 | 4 |
EOS M6 からの買い換えです
これまでM6は主に山用(特に滝の撮影用)の軽量カメラとして利用しており、EOSRとEOS90Dとの併用という状態です。
今回なぜM6をM6?ではなくわざわざkissM2に買い換えたのかというと、主に以下の2点によります
●どうしてもバリアングル液晶にしたかった。チルト液晶は縦撮り時(ローアングルや難しい体勢などの時)にとても使い辛い。結果的に三脚は目線の高さになってしまいがちになる。
●ファインダーがあるとやっぱり使いやすい(私自身が老眼だというのもあるが)。手持ち撮影時にカメラを安定させやすい。M6は節電および迷惑防止のため液晶画面をひっくり返してしまうとそれ以降操作できなくなるが、kissM2は液晶画面をひっくり返してもファインダーがあるので操作可能。
一方で操作方法などM6と比較してkissM2側に不利な点もあったわけですが、それを以下のように今回無視できる状況になったので思いきって買換えることになりました。
【デザイン】
ファインダーがあって見た目は従来のレフ機に似ていて一眼らしいデザインだと思います。
ちゃんと簡易ストロボも付いていますし、コンデジとは明らかに異なる印象を与えてくれます。
【画質】
ほぼ静止画RAW撮影なので気にしていません。画質はCANONのAPSC機なので、結局はレンズに寄るところがほどんど。キットレンズも悪くないですし、特に広角レンズの11-20を使うときは良い写りをします。
【操作性】
これがkissM2の一番の問題点でした
そもそも以前山用の軽量カメラにM6を選んだ理由のひとつに、ワイヤーレリーズが使えるのでいざというときに長時間露光による星景写真や蛍の写真まで撮れると考えていたことがあります。(シャッターを押した状態でロックできることによる)
kissM系はワイヤーレリーズが使用できない仕様なので長時間連写撮影ができません。
ところがM6での蛍の撮影時にいろいろ問題が発生。連写中にバッテリーが1時間程度しかもたないという問題、液晶画面を消すことができないという問題によって、結局蛍や星景などの長時間撮影を諦めざるをえなかったのです。そうなるとどっちにしても長時間撮影できないのなら、今回の山専用カメラにワイヤーレリーズ対応必須という要件はなくなりました。
さらにM6の操作方法が2桁D等と異なるのでどうしても馴染めなかったというのもありました。操作中にあたふた戸惑ってしまうのです(もしM6がEOS90DやせめてkissX10と同じ操作方法だったら買い換えは考えなかったかもしれません)
一方でkissM2の操作方法はIXYとほぼ同じで、IXYからステップアップする人は入りやすいでしょうが、二桁Dとは程遠いわけです。ただ結局のところ、困ったときに液晶画面をタッチして設定を変えるのであれば3ダイヤルのM6でも1ダイヤルのkissM2でも操作性に大差ありません。
(親指AFに使用する*ボタンと露出補正のボタンと拡大表示の3つのボタンさえ覚えておけばあとは液晶経由で個人的にはほぼ問題ないと思っています)
以上のことからM6のチルト液晶を今後も我慢して使い続けるよりもバリアングル液晶のkissM2に切り替えた方が良いという結論にたどり着いたのでした。
尚、重要ポイントとしてkissM2はM6同様親指AFが使用できるということがあります。
カスタマイズでAFをシャッターボタンから外し「*」ボタンにAFを割り当てることが出来ます。そうすることでシャッターを押すたびにAFが動いてピント位置がずれるという心配をしなくて済みます。
三脚を使用しての撮影では本当に便利で、自分が持っている他のカメラも同じ設定にしています。
(ただ、自分だけがこのカメラを使用するときは良いのですが、他人に貸すときは元に戻す必要があるので、本当はCモードだけはせめてひとつあってほしかったですね。)
AFをする際に2桁Dと同じように一部を10倍まで拡大してピンポイントでAFできるのも良い点です。
AF速度も気にならない位に早くなりました。
簡易ストロボのポップアップが手動だというのにはちょっと驚きました。また、メカ的な操作感はM6に比べるとkissM2はチープでおもちゃ的な感じで、各ボタンもやや押しにくいです。
ちょっと寂しいですが、使用上は問題ありません。
【バッテリー】
バッテリー自体がM6と同じですから、バッテリーのもちは二桁DやRと比べると1/3〜1/4程度ということにおそらくなるでしょう。
せめて半分くらいはもってほしかった。
普段使いなら問題ないとは思いますが、結局予備バッテリーは買いました。
【携帯性】
軽さは正義です。特にレンズの軽さとコンパクトさは特筆もの!
このMシリーズの最大のメリットというか最大の機能はここにあります。
山に登るときの機材は1gでも軽く小さくしたいもの。それによって持ち歩く三脚のサイズまでが変わってきますし、沢歩きをする際の防水バッグに入れられる機材の制限も緩和されます。
時代はフルサイズでも必ずこのシリーズは続けて行って欲しいですね。
【機能性】
ソフト的な機能がいろいろ付いているようですが、静止画のRAW撮影が主体であるため変わった機能はあまり利用したことがありません。
【液晶】
必要充分だと思います
【ホールド感】
M6と比べるとグリップ(握り)の部分が大きくなっていてずいぶん持ちやすいです。
コンパクトなカメラなので多くを望んではいけませんが、良い方だと思います
【総評】
買換えの一番の理由は前述のチルト液晶に対する不満なんですが、kiss系ということで何故か買換えに安心感はありました。
kissM系は見た目は従来のkiss系一眼レフに近くて超軽量。操作系はIXYに近いカメラですね。
中級機のサブ機という感覚ではなく、中級機を使っている人でも対応できる超軽量機といったところでしょうか。
液晶タイプの件は別にして、軽量カメラ一台だけで運用するならM5・M6系の方が使いやすいかもしれませんが、私の様な中型機との複数台持ちならkissM系の方が操作に戸惑わずCPが高くてむしろ使いやすいかもしれません。
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2021年8月9日 22:45 [1480938-1]
満足度 | 3 |
---|
デザイン | 4 |
---|---|
画質 | 3 |
操作性 | 3 |
バッテリー | 4 |
携帯性 | 4 |
機能性 | 4 |
液晶 | 4 |
ホールド感 | 4 |
参考になった2人
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2021年6月26日 18:03 [1466069-1]
満足度 | 3 |
---|
デザイン | 5 |
---|---|
画質 | 5 |
操作性 | 4 |
バッテリー | 3 |
携帯性 | 4 |
機能性 | 3 |
液晶 | 5 |
ホールド感 | 5 |
参考になった7人
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2021年2月18日 18:31 [1422834-1]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 5 |
---|---|
画質 | 5 |
操作性 | 4 |
バッテリー | 4 |
携帯性 | 5 |
機能性 | 5 |
液晶 | 5 |
ホールド感 | 4 |
とってもコンパクトです。
が、逆にレンズの方が大きくさえ感じます。
ミラーレスなので電池の消耗が速いです。
それ以外は満足です。
参考になった6人
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2021年1月4日 21:39 [1406227-1]
満足度 | 4 |
---|
デザイン | 5 |
---|---|
画質 | 4 |
操作性 | 4 |
バッテリー | 無評価 |
携帯性 | 4 |
機能性 | 4 |
液晶 | 4 |
ホールド感 | 4 |
自分は、
超エントリーモデルのM100からの、
買い替えです!
エントリーながら充実した基本性能、
高速な的確なオートフォーカス!
ちなみに、
映像エンジンはデジック8です!
4K動画の撮影も可能です!
色々なアングルで撮影できる、
バリアングル液晶モニターを採用!
スマホにもワァイファイなどで、
ペアリング設定して自動接続可能!
なぜか、重量は、
ホワイトは388gで、
ブラックは387gとなっている、
2410万画素である!
ホワイトもあるので、
お洒落な人にも向いていると思う!
エントリーモデルの中でも、
中級者でも満足できるカメラだと思う!
参考になった7人
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- デジタル一眼カメラ
- 2件
- 0件
2021年1月2日 13:37 [1404830-2]
満足度 | 3 |
---|
デザイン | 5 |
---|---|
画質 | 4 |
操作性 | 5 |
バッテリー | 4 |
携帯性 | 5 |
機能性 | 1 |
液晶 | 5 |
ホールド感 | 5 |
EOS kiss M と変わらないものはそのまま転載しています。
【デザイン】
銀塩時代からカメラに親しむ人にしっくりくる大きさとデザイン。
特にフラッグシップなどでなく、OlympusXAやミノルタCLEなどプラスチッキーだけど手に馴染むスナップカメラに近い格好よさかもしれない。
分厚いデジタル一眼レフに慣れた今となって見るたびに惚れ惚れするスマートさだ。
特に背面のバリアングル液晶を畳むと非常にすっきりするし、背面のどこを持って良い安心感が生まれ、しっかりとホールドでき実用面でも優れている。
唯一難点と言えば、外付けのマイクを刺した際に液晶にプラグが被ってしまうことか。
小さなカメラにステレオミニジャックをつけてくれたことで十分なので文句は言えないと思う。
【画質】
デフォルトだとかなり鮮やかなキヤノン色。
忠実設定に変更して、色の濃さをややブラスにするのが好み。この辺りは自由に設定できるのが良い。
プラスムービーオートでは露出補正ができないので、どうしてもアンダー目になってしまう。ここはマイナス要因だ。
【操作性】
キヤノンがこだわる「レンズの真上」に配置されたファインダーはとても覗きやすい。ファインダー倍率にも特に不満はない。
電子ダイヤルは一つだがAVモードで露出を変え、シャッターボタンすぐ隣のM-Fnに露出補正を割り振れば基本的にはカメラを保持したまま必要な操作はできる。
特筆すべきはMFピーキングで、AFが速く正確になった現代でも、マニュアル操作の楽しさを思い出させてくれる。
じっくりピントが上がってくるその数秒が写真を撮る楽しさだったのだなと、このカメラが思い出させてくれた。
ただしマニュアル操作の楽しさを最大限発揮するには、レンズ側にAF/MF切替スイッチがあるものがおすすめ。後述するプラスムービーオートでMFができないからだ。
【バッテリー】
もう少しだけ持ってくれたら嬉しい…が、カメラ本体が大きくなってしまうなら予備バッテリーを持つのも諦めがつく。カメラ底のバッテリー蓋はとても開けやすく、バッテリー交換が苦でないのも地味にポイントが高い。
【携帯性】
素晴らしい。この大きさと軽さであるから、気軽に肩に下げ出かけることができる。付属のストラップのナイロン紐の部分を大きくカットして短くするとさらに軽快になる。カットする場合は端がほつれてくるのでライターで軽くあぶることをおすすめする。
【機能性】
EOS Rシリーズには搭載されない「プラスムービーオート」がこの上ない本機の魅力となっている。
4秒間のスナップムービーを撮れる機能は他社機種にもあるのだが、シャッターを切る4秒手前から記録してくれるこの機能はとても気軽だ。残したい瞬間を見た後に、シャッターを切れば、その場面が残っているのだから。
短いスナップムービーは、それでもその数秒間に被写体を追い続けることになり気を遣う。その点プラスムービーオートは普通に写真を撮る感覚と変わらず、気づけばショートムービーが出来上がっている。
MFと組み合わせると、じっくりピントが上がってくる様を残すことができる。自分か何を撮ろうとしたのか、そこにあった臨場感そのものを思い出すことができる。
惜しむらくはプラスムービーオートは露出補正やホワイトバランスやISO感度、ほぼ全ての設定が封じられてしまうことだ。
この機能は時代を先取りしすぎていてこれまで評価されてこなかったように思う。SNSで誰もが気軽に短い動画を上げるようになった時代、ぜひ再び力を入れて欲しい機能だ。
また後述するが初代KissMで使えていたMFピーキングが、プラスムービーオートでは使えなくなってしまった。この変更は全く理解できない。
【液晶】
液晶ファインダーはEOS kiss Mから大きく改善した。初代を使っていたときは特に気にならなかったが、今比べると初代はやや赤みを感じる。
本機に使われている有機ELパネルの方が初代の液晶パネルより寿命が短いという情報を聞き調べてみたものの、通常の利用方法では寿命がくる前に他の部位が壊れると思う。有機ELのファインダーは本当に綺麗だ。チラつきなども全く感じないので自然なピント合わせが可能だ。
【ホールド感】
カメラ本体の大きさから小指までしっかり握る、というのは難しいだろう。
ただ左手でレンズを支える、というカメラの基本の持ち方をしていれば特に気になることもない。
フィルムからカメラを使っていた人間からすると、元の持ち方に戻ったな、という感じだ。指の引っかかりはキヤノンA1などを思い出す。
【総評】
MFレンズと「プラスムービーオート」の組み合わせが唯一無二、だった初代kiss M
その魅力を押し上げていたのが「MFピーキング」が使えたことだった。
その機能に惚れ込み、Kiss M mark2も発売すぐに入手したものの【プラスムービーオート選択中はMFピーキングが使えなくなっており】愕然とした。
購入前に機能の変更がないか入念にチェックしたものの、カメラ内RAW現像がなくなったこと(実際は変更なし?)最大撮影枚数がわずかに減ったこと以外に機能のオミットがあることは分からなかった。
AF強化、ファインダーの向上、YouTubeライブ配信機能など魅力も多い機種。
期待していただけに心底がっかりしてしまった。
機能をなくすなら、それを楽しみに使っていたファンにアナウンスが欲しかった。
私は当面初代KissMを使い続けると思う。ファームウェアでの対応を願っている。
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2020年12月6日 23:15 [1396203-1]
満足度 | 4 |
---|
デザイン | 4 |
---|---|
画質 | 4 |
操作性 | 4 |
バッテリー | 4 |
携帯性 | 5 |
機能性 | 4 |
液晶 | 4 |
ホールド感 | 4 |
デザインの変更点。Kiss M「2」になりました。 |
||
Kiss Mから更新しました。
地味だけど、着実に進歩しています。
【デザイン】
悪くないと思いますが、Kiss Mからデザインは変わらず。
上面パネルに「2」が加わっただけだと思います。
探せば何か変化あるかもしれませんが、間違い探しレベルです。
【画質】
普通に良好だと思います。
【操作性】
このカメラでも基本はMモードとかで使用中。
マニュアルモードでもタッチパネル操作の反応は悪くないので、まあまあ使えます。
寒い日、手袋装着だと辛いかもしれません。
【バッテリー】
小型軽量カメラとしては不満なく使えます。
ただ、バッテリー残量、3本線での表示ですが、1本減ると残り4分の1って感じになります。
【携帯性】
良好。
これで悪いと言えば、ほとんどのカメラが不可になってしまいますね。
【機能性】
暗所AF、相当に強くなりました。立派!
瞳AF、サーボAFで作動するようになりました。
動物AFはないはずだけど、うちの猫の瞳には何故だか結構な確率で作動します。
ボディ内RAW現像無くなって、RAWだけでなくJPEGも一緒に撮影することになりました。当初は残念に思いましたが、SNSへの迅速なアップを考えるとかえって良いかもしれません。
USB給電はともかく、充電に対応しないのは今どき残念に思います。
【液晶】
ファインダーの縦位置撮影の最適化表示に対応。OLEDに強化されました。背面液晶も含めてそこそこ綺麗です。
【ホールド感】
レンズも軽量なので悪くないです。
【総評】
カメラとしての機能強化は地味だけど着実にされています。
特に暗所AFの強化は相当に凄くて、少し前のハイエンドカメラ並に思えます。ファインダーの強化などもあまり宣伝されず不思議な感じです。
しかし、このカメラの真のターゲット?、スマートフォンへの対抗を考えますと進化は不十分なようにも思います。
特に電源関係、これから出るカメラについては、最新のハイエンドスマートフォンを研究した進化を期待します。
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デジタル一眼カメラ
(最近3年以内の発売・登録)
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鈴木啓一 さん
(デジタル一眼カメラ)
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