LUMIX G9IIとのAF-C相性は良くないかもしれません
フルサイズ機で本レンズのSigma製品を使っていて、まずまずの写りとAFも速く正確だったので、マイクロフォーサーズ用でも購入してみました。
LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm/F4.0-6.3 IIとの比較になりますが(以下LEICA)、400mm比較では中心部の解像感は同等ですが、LEICAの方はF値開放だとハロが出る場合があり、F8まで絞って最良解像となるのに対し、本レンズはF6.3から解像ピークなので本レンズが有利です。周辺部四隅の解像については、LEICAがやや落ちるのに対し、本レンズはフルサイズ用レンズの中心部を使っていることから、周辺四隅までほぼ均等に解像するため、風景撮影を行う場合は気持ち良いです。
動体撮影はボディがLUMIX G9IIの場合、LEICAと明らかな差が出ます。テストで近距離・遠距離とAFポイントを変えるとキビキビと合焦するのですが、非常に速い被写体の場合、例えば鳥の飛翔写真の場合だと、LEICAがそこそこの歩留まりとなるのに対し、本レンズは0%に近い結果となります。この理由は、AFが遅いのではなく、静止物を撮っても少し前ピンとなっているケースが多く、AF制御の相性が悪いためかもしれません。300mm F4はLUMIX G9IIとの相性は抜群に良いです。
一方、手振れ補正については、ボディがLUMIX G9IIであってもLEICAより本レンズの方が良いです。ボディ側との協調制御がある程度されているようにも感じるくらいです。
ボディとメーカーが異なると、規格が同じでも必ずしも相性が良い訳ではなく、使ってみないとわからない点が冒険になりますね。
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