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7Rm4,1224gm,12mm |
7Rm4,1224gm,15mm |
7Rm4,1224gm,12mm |
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7Rm4,1224gm,12mm,F2.8,15s,IOS3200 |
7Rm4,1224gm,12mm,F2.8,10s,Iso1250 |
7Rm4,1224gm,12mm,F2.8,15s,Iso2500 |
週末に戦場ヶ原で紅葉と星を撮ったので、再レビューする
レビュータイトル
超広角レンズを一本しか持ちたくないならおすすめかな
→価格を考慮しないなら間違いなく傑作レンズだと思う。
以前のレビューでもあるように、夜景なら24mmの画角があれば複数写真でパノラマ合成を前提とした撮影でも簡単に天の川のアーチが撮れるし、photoshopなどではパノラマ合成は加算平均合成のような処理がされるので、同時に低ノイズにもなる。だから一石二鳥以上の感じがある。(以前のレビューに作例あり)
星景で画角が足りないと感じ且つパノラマ合成を試したことのない方は是非ネットでパノラマ合成のことを調べ、一度でも挑戦してみてください。
もちろん昼間の撮影なら、手持ちでもパノラマ合成の素材が撮れるので、一気に12mm画角の欲望が薄めるかもしれない。
そして本レンズの一番のネックはやはり値段だね。この値段は1635gmと24F14GM/2470gmのどれかを中古で2本を買える金額なので、24F14GMを選んだ場合、F1.4で人物などの接写及びパノラマ合成を特化した夜景撮影、2470gmを選んだ場合、超望遠がいらないならもうほとんど他のレンズを買う必要のないくらい色んな撮影ができる。
だから超広角レンズを一本しか持ちたくないならおすすめなのは今回のレビューも変わらない。
また前置きが長くなったけど、先ず戦場ヶ原の昼間の写真を見ながら感想を書く(簡単な現象はしてある)。
画像1:12mmならではの手前の木とやっと離れた山の紅葉、そして遠い山々の構図が表現でき、中央の解像度も小さい木一本一本確認できるくらい素晴らしいけど、周辺ではちょっと残念な部分もあり、でも総じては満足できる解像度だと思う。
画像2:15mmで撮ったもので、1635mmgmよりは1mmしか違いはないけど、画面の包囲感はかなり増えた感じがする。解像度は中央の島の上の木とかがはっきりと表情が見える素晴らしいものだけど、画面わく1/10くらいの範囲はちょっと残念な出来だと思う。でも1224Gよりは周辺部は別次元に撮れてると思うけど。
画像3:F11,1/15S。逆光でとった夕日が沈む湖で、現像前の山は日に当たってないため、かなり暗く映っていた。シャドーを50以上も上げてHDRっぽい写真になったけど、シャドーの色と画質もかなりいいと思う。もちろん水面に映る鮮やかな雲の色や浅瀬の底にある石とかもはっきりと表現してくれた。
続いては星景写真について
画像4:戦場ヶ原の一番定番スポットである展望台で撮ったものになるけど、わざと失敗作をアップしている。見て分ける通り、12mmはなにも考えず星景を撮る場合、空が広いなるのはいいけど、地面のものが少ないとつまらない写真になりがち。天の川の形も16mmより長く細く写り、個人的には非常に中途半端な感じがする。
画像5:個人的な12mm星景写真活用例1,地面の景色を画面の1/3-1/2くらい埋めることをおすすめする。そうすると中途半端な感じはなくなり、16mmなどで表現できない画面ができると思う。
画像6:12mm星景写真活用例2。撮る時から1:1を意識した構図だけど、12mmを用いるならこのような構図が可能になる。16mmでこのくらいな高さとソラをカバーしたい場合は縦構図にする必要があるが、12mmなら1:1でカバーできる。そして実際の景色と合致すれば、内容が豊富で(天の川の長さを見れば分かる)、画面バランスもいい写真ができるかもしれない。
そして1:1の場合は12mmの画角による歪みもほとんどないので、もし購入したら、正方形構図を是非試してください。
総評として間違いなく傑作レンズだと思うし、パノラマ合成でできないこともそれなりにできるので、ほとんどの人は買って後悔することはないだろう。
しかしこのお値段だから、30数万をレンズに出せても、人によっては2、3本別のレンズを買った方がこれ以上にできることが増えるし、本当に自分のニーズを見極めて選択した方がいいと思った。