三代目のE-M5 〜再レビュー 猫カフェでの使用感〜
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実家のぬこさま |
猫カフェにて |
りりしいぬこさま |
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工場をラフモノクロ |
散歩道でただ何となく標識を |
新緑が眩しい |
最近、頻繁に猫カフェに行って、ぬこさま撮影をしてます。
結構、E-M5mk3を使い込んできました。
猫カフェでのぬこさまは基本的にぐーたらして寝てばかりいますが、頭はあちこちキョロキョロして急にサッと何処かへ行ってしまう為に意外とフォトジェニックな写真は撮るの難しいのです。
AFが強化されたmk3は、mk2よりも格段にぬこさまを捕捉しやすくなりました。
意外と便利なのがタッチシャッター。
mk2の時も結構早いレスポンスで良かったのですが、更にレスポンスが良くなり特にローアングルでの撮影時に威力を発揮します。
チョコチョコ動くのもC-AFで結構捕捉し続けてくれます。
mk2からのAFの進化は驚くものがありますね。
E-M1mk2と同等というのも納得です。
ぬこさまの作例を貼り付けておきます。
(写真貼れてなかったです。。。今気付いて張りました。)
E-M5は初代から使い続けて来ました。
今回、E-M5にも位相差AFが付き、機能的にはE-M1mk2に準じた物になった為、初めてカメラ本体を予約してまで購入しました。
【デザイン】
これまたザ・O-MD。
一目でオリンパスのO-MDシリーズと分かるデザインです。
懐古主義ですが、小生は大好きなデザインなので。
ただ、今回はただ一点、残念な点が。
外装がプラスチックになってしまいました。
mk2まではマグネシウムダイキャストで身を固めており、
持った時の金属特有の感覚が堪らなかったのですが、
今回のプラボディは持った時の残念感が半端ないです。
見た目はいいのですが、やっぱり金属の質感、触感には勝てません。
【画質】
今時のデジカメはどれでも画質は申し分ないと思います。
スマホのカメラでも普段使いには十分なくらいですし。
m4/3もかなり良くなった為、小生はこれ以上は必要ないです。
むしろ画像のデータサイズ、レンズの大きさ(センサーサイズに比例する)が取り回しがしやすいサイズなのでバランス的には最高です。
【操作性】
E-M5mk2では、ファンクションボタンが
前面1つ、上面4つ、背面1つでした。
上面は素のままなら操作できますが、グリップを付けると人差し指で押せなくなってしまいます。。。
なので、グリップを装着すると実質2つしか使い物になりませんでした。
E-M5mk3では、
前面1つ、上面右手2つ、上面左手2つ、背面2つになりました。
これによりグリップ装着時にも、上面右手2つ以外はEVFを覗きながら操作できます。
さらにファンクションレバーもレバー部分が太くなり操作しやすくなりました。
機能の割り当てはmk2とさほど変わりはありませんね。
メニュー画面は相変わらず階層が深いです。
なれれば大丈夫なんですけど、複雑なので分かりづらいですねぇ。
ただ、オリンパスのカメラはスーパーコンパネという機能があるので大抵の設定は簡単にできます。
【バッテリー】
mk2よりも小型のバッテリーを採用。
今回、ぬこさまを撮っていたのですが、結構電池の減りが早い。
なので今回は評価を3つ星から2つ星にダウンです。
【携帯性】
デザインとのトレードオフなのですが、三角頭が邪魔ではあります。
しかし、全体的に小さいので携帯性はEVF付きでもいい方です。
mk2と大きさ重さがほとんど変わらないのは素晴らしいです。
昨今のカメラはモデルチェンジ毎にドンドン肥大化してますので。
むしろちょっとだけ軽量化してますし。
(その代わりのプラボディ)
m4/3のコンパクトなレンズ群とともにシステムとしての携帯性は一眼随一ですね。
【機能性】
mk2でもかなりの高機能でしたが、さらに位相差AFやプロキャプチャー等が付き、AFの設定も細かく出来るようになりました。
他のメーカーの同等機種と比べてもかなりの高機能です。
惜しむらくは手持ちハイレゾが付かなかったことですかね。
やはり既存のエンジンでは処理能力が足りないのでしょうね。
E-M1Xのようにダブルで積まないとダメなのでしょう。
E-M5mk3にこそ欲しい機能だったのですけどね。
AFターゲットパッド。すごい便利です。あれは使えます。
意図した場所へすすすっと簡単に測距点を移動できます。
ちょっと反応が早いかな。
PCでマウスのポインター移動の速度を変えられるように、
AFターゲットパッドの移動速度を変えられたらいいのにと思いました。
【液晶】
mk2と代わり映えしません。
十分っちゃ十分ですけどね。
なので普通です。
EVFはスゴく良くなりました。
アイポイントが長いのが最高です。
いただけない点が一つ。
バリアングル展開時にアイセンサーがOFFにならないのです。
ぬこさまをローアングルで撮るのに不便です。
追記〜ファームアップでアイセンサーの挙動が選択できるようになりました!オリンパスさんありがとう!!
【ホールド感】
mk2の時よりもグリップが深くなり、また両肩が高くなりシャッターボタンの位置が多少高くなった為、グリップ力がかなり増しました。
また、外付けグリップとの一体感が増しました。
ボディグリップと外付けグリップとの境目がピッタリと一致して滑らかになっています。
mk2では結構な段差になっていました。
なので大きさ的には変わらないのに、外付けグリップ装着時にもかなりグリップがしやすくなりました。
なので、寸法的には変わらないのに、持って見ると結構大きくなったような感じがします。
【総評】
さらに磨きをかけたオールラウンダーです。
mk2で不得意としていた動きものにも、E-M1mk2と同等のAFシステムを導入した為、かなりよくなっています。
隙がない機能性です。
なので、これを使えばまず不満は出てきません。
更に小型軽量を求めればE-M10mk3。
更に高機能を求めればE-M1mk2。
その間をとったE-M5mk3。
なかなか良くできたラインナップです。
このE-M5mk3は
E-M10mk3ほど機能を落としたくないけど、
E-M1mk2ほどデカくて高機能なものはいらない。
というどっち付かずなワガママなユーザーにピッタリです。
(小生みたいな笑)
ある意味m4/3の本流のカメラだと思います。
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