Nikon Z50を4か月以上使用して、航空写真をメインに約13,000枚を撮影しました。以下の評価や設定は、個人的に実写した経験に基づくものでテスト撮影した結果ではありません。
[総評] 日中は優等生、夕方は普通で夜間は苦手。条件が厳しいとレンズを選り好み。
・日中のAEは秀逸、ホワイトバランスは稀に微妙なズレもあるが優秀、AFは爆速で正確
・夕方はキットのZレンズはf値が暗い(周辺減光は顕著)こともあり、たまにAFを外すことも
・夜間(日没後の残照が消えた時間帯)の暗所はAFが厳しい、しかし少しでも照明があれば正確
・暗所(照明なし)での高感度撮影はISO 3200までが常用域
[ファインダー] 現在のミラーレスカメラとしては優秀な方ですが、一眼レフと異なり微妙なタイムラグ(常に一瞬前が見えている)があるため、慣れないと離着陸の飛行機(時速280km/h超)はフレームアウトします。対策は飛行機をトレースし続けて撮る(航空写真の基本)ことです。
[AFとレンズ] AFは爆速で正確なため、爆速でフォーカスできるレンズが前提です。Zレンズは問題ありませんが、その他は純正品でも限界が低いとAFによるフォーカス駆動が間に合わなくてブレます。このため、キットのZレンズをメインに撮影しています。
AFは合焦した瞬間(フォーカスポイントが緑色に)にシャッターを切ることが求められます。AF精度が高いため、離着陸の飛行機(時速280km/h超)はシャッターを半押し(AF駆動状態)にし続けないと一瞬後にAFが外れます。(フォーカスポイントが赤色に、ブレまたは甘い合焦)
[設定値] 以下は初期設定値から変更することが必要な項目です。
AFエリアモード:ワイドエリアAF(L)を常用、フォーカスポイントはマルチセレクターで変更。
x オートエリアAFは動体に不向き、レンズのフォーカス駆動が速く小刻みに著増(迷う)してシャッターチャンスを逃すことが頻発。
アクティブD-ライティング:弱めを常用(白飛びは少なく許容範囲)
x オート、標準、強め、より強めはシャドーにかなり色化けが発生。
レリーズモード: H 高速連続撮影(最大約5コマ/秒)を常用
x H+ 高速連続撮影(拡張)はレンズのフォーカス駆動とVRが間に合わず失敗作を大量生産。
ピクチャーコントロール:[NL] ニュートラルを常用
x オートは信頼していません。
フラットは文字通りメリハリのない画、スタンダードは真逆の強い画、その他は被写体に応じた好みや志向で利用します。
[作例] Nikkor Z DX 50-250mm f4.5-6.3 VRで日中、夕方と夜間に撮影した無加工の.JPGです。全てZ50とキットのZレンズを使用して手持ち撮影しました。
Cathay Pacific Cargo, Boeing 747F 11:47(日中)
85mm ISO 400 1/2500sec f9
Qatar, Airbus A350 17:38(かなり弱い残照)
145mm ISO 3200 1/250sec f5.3 +1.3EV
Cathay Pacific, Boeing 777 18:53(垂直尾翼のみ照明)
170mm ISO 2500 1/50sec f5.6 -0.3EV