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『画質と便利さの両立』 富士フイルム FUJIFILM X-A7 レンズキット [キャメル] 冬の七草さんのレビュー・評価

2019年10月25日 発売

FUJIFILM X-A7 レンズキット [キャメル]

  • 約320gのボディに約2424万画素APS-Cサイズセンサーを搭載したミラーレスデジタルカメラ。独自の色再現技術などとの組み合わせで高画質を実現。
  • 背面には3.5型・最高輝度1000カンデラの明るい大型ワイド液晶モニターを搭載。モニターを自在なアングルに調整できる「バリアングル構造」を採用。
  • 30コマ/秒のなめらかな4K動画やハイスピード動画も撮影できる。小型軽量な標準ズームレンズ「フジノンレンズ XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ」が付属する。

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価格帯:¥―〜¥― (―店舗) メーカー希望小売価格:オープン

タイプ:ミラーレス 画素数:2424万画素(有効画素) 撮像素子:APS-C/23.5mm×15.7mm/CMOS 重量:271g FUJIFILM X-A7 レンズキット [キャメル]のスペック・仕様

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FUJIFILM X-A7 レンズキット [キャメル]富士フイルム

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冬の七草さん

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画質と便利さの両立
当機種キットレンズでPROVIA
当機種ISO6400 350mmF4
当機種同 ISO200

キットレンズでPROVIA

ISO6400 350mmF4

同 ISO200

当機種ISO1600 15sec
機種不明同 64コマ
機種不明ISO640 8sec

ISO1600 15sec

同 64コマ

ISO640 8sec

その後の使用に伴い、総合評価を1ランク下げました。AF回りについて再考した結果です。X−A7のAF回りはベテランでないと上手く使いこなせない水準にとどまっていると思うからです。
厳しい言い方になりますが、エントリーモデルだからこれくらいでいいだろうとは、もう言えない時代です。このクラスのライバルは今やスマホですから、いくら画質で上回っていても、AF回りでスマホに負けるようであれば存在価値は薄れてしまいます。逆に言えば、AF回りが唯一の欠点だと思います。
少しでも改善できるならファームアップで見直し、次期モデルでは大幅に改善されることを期待します。そして、スマホからステップアップしたいと、親御さんたちに本当に思わせる機種として再登場して欲しいと願います。
以下は、前回の文章を修正しています。

スマホ全盛の時代ですが、もう少し綺麗な写真や動画を撮りたいと思っている人は案外多いのではないでしょうか。また、私の家族のように、機械音痴なのに取説も読まないという人も少なからずいるのだろうと思います。
カメラ業界がそういう人たちにどう応えられているのか気になっていましたが、このX-A7は、今の時代に必要な流行は取り入れ、不要と思えるものは取り去った、思い切りの良いお手軽カメラといえそうです。

まず画質について、2400万画素のAPS-C機としては解像度があります。等倍で見てもぼやけた感じはなく鮮明です。
高感度のISO6400でもかなり見られるし、X-Transでなくても発色は元々いいフジなので、APS-C機では最も綺麗な写真が撮れるカメラの仲間に入るでしょう。特に色使いには、フィルムメーカーとして長年培われてきたノウハウが生かされていると思います。

しかし、いくら綺麗な写真が撮れても、AF回りが良くないと撮影シーンが限定されてしまうので、前機種からどう改善されたかが気になります。
メーカーによると、銅配線の採用とセンサー全面に位相差画素を配したことで、AFの速さ、正確さ、追従性能、暗所AF性能などの全ての項目において改善したと言っているようですが、それがどの程度のものなのかは数値として公表はされていません。
また、いくらか改善したとしてもエントリーモデルで高速で動くものを撮れるとは思えないので、日常生活において難易度の高い、例えば室内で過ごしている子供やペットなどを多数枚撮って、その中から成功といえるものを見い出せれば良しとしたものでしょう。幸いデジタル時代になってからは、そういう撮影方法が可能になりました。

そういう視点で、家の中で過ごす犬をキットレンズを使って連写してみました。
1/250のシャッター優先で絞りとISOをオートにしてみると今回、ISOは最高で3200になりました。ISO6400になっても良いかなと考えていたので、実用性はあると思いました。そうは言っても室内撮りでは、やや広角でF値の小さい明るい単焦点レンズが欲しくはなるでしょう。

室内のペットや人物で試すと、キットレンズでの合焦成功率は低いと感じました。また、連写時のバッファに余裕がなく、5枚程度でスローダウンしてしまうのも気になる点です。
スマホからステップアップしてくる人たちが「これなら、スマホでいい」と失望しないよう、さらにより良いAF回りを期待します。そして、親御さんたちが子供の運動会や学芸会において、汗して多数枚の写真を撮りながらも、「いい写真が撮れた」と言えるカメラであって欲しいと思います。
なお、顔認識と瞳AFについては人物で試しましたが、やや鈍感な印象を受けました。また、AF-Cのときに瞳AFができない仕様は改善して欲しいところです。

約276万ドットのバリアングルモニターは高精細、高輝度で見易く、タッチレスポンスもなかなかで、ワイド液晶の両端に配置されたタッチメニューも分かり易いものです。これだけモニターに集中できる仕様であれば、スマホからステップアップしたい人や重い機材に疲れた人たちにとっては、EVFやファインダーはむしろ無いほうが携帯性においても価格的にも嬉しいのではないかと思います。ただし、タッチシャッターでの合焦率はここでも、低いと感じました。
また、高輝度モニターなどにより電気の消耗は増えているので、USB充電で少しずつ補充したり、複数電池を持ったり、電源を切り忘れないことなども大切でしょう。特に、常にピントを合わせ続けるアドバンストSRオートモードやプリAFに設定しているときは、電源を小まめに切る気配りが必要です。また、必要以上にモニターを明るくしないことも効果があります。モニターの明るさがオートで変わればいいのですが、価格的に難しいでしょうか。将来的には、全個体リチウム電池などが出てきて解決される部分だと思います。

最後にX-A7は、前機種の欠点を改善しきれていないのは残念ですが、スマホの利点である直感的操作を取り入れ、手の届く価格で、質の高い写真や動画をより身近にしている点を評価できると思います。個性の光るミラーレスですが、まだまだ改善の余地もあって、特にAF回りの要求レベルは各自で異なるので、実機に触れて確認されるのが良いと思います。
ここのところ、カメラ業界は簡単便利なスマホに圧倒されてきたので、日々進化するスマホの良さは進んで取り入れながらも、物理的なアドバンテージに溺れることなく、画質と撮影シーンの広さで反転攻勢に出て欲しいものです。唯一の欠点とも言えるAF回りの改善がしっかりとなされれば、スマホを圧倒する存在になれると私は思います。

付録:インターバルタイマーが付いていたので星を撮ってみました。ポタ赤を北に向けただけの手抜き撮影ですが、発色はいいです。地球照の色も綺麗です。小さな筐体のため、熱こもりによるノイズに気を付ける必要があるかもしれません。

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画質5
操作性4
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機能性3
液晶5
ホールド感4
画質と便利さの両立

その後の使用に伴い、総合評価を1ランク下げました。AF回りについて再考した結果です。X−A7のAF回りはベテランでないと上手く使いこなせない水準にとどまっていると思うからです。
厳しい言い方になりますが、エントリーモデルだからこれくらいでいいだろうとは、もう言えない時代です。このクラスのライバルは今やスマホですから、いくら画質で上回っていても、AF回りでスマホに負けるようであれば存在価値は薄れてしまいます。逆に言えば、AF回りが唯一の欠点だと思います。
少しでも改善できるならファームアップで見直し、次期モデルでは大幅に改善されることを期待します。そして、スマホからステップアップしたいと、親御さんたちに本当に思わせる機種として再登場して欲しいと願います。
以下は、前回の文章を修正しています。

スマホ全盛の時代ですが、もう少し綺麗な写真や動画を撮りたいと思っている人は案外多いのではないでしょうか。また、私の家族のように、機械音痴なのに取説も読まないという人も少なからずいるのだろうと思います。
カメラ業界がそういう人たちにどう応えられているのか気になっていましたが、このX-A7は、今の時代に必要な流行は取り入れ、不要と思えるものは取り去った、思い切りの良いお手軽カメラといえそうです。

まず画質について、2400万画素のAPS-C機としては解像度があります。等倍で見てもぼやけた感じはなく鮮明です。
高感度のISO6400でもかなり見られるし、X-Transでなくても発色は元々いいフジなので、APS-C機では最も綺麗な写真が撮れるカメラの仲間に入るでしょう。特に色使いには、フィルムメーカーとして長年培われてきたノウハウが生かされていると思います。

しかし、いくら綺麗な写真が撮れても、AF回りが良くないと撮影シーンが限定されてしまうので、前機種からどう改善されたかが気になります。
メーカーによると、銅配線の採用とセンサー全面に位相差画素を配したことで、AFの速さ、正確さ、追従性能、暗所AF性能などの全ての項目において改善したと言っているようですが、それがどの程度のものなのかは数値として公表はされていません。
また、いくらか改善したとしてもエントリーモデルで高速で動くものを撮れるとは思えないので、日常生活において難易度の高い、例えば室内で過ごしている子供やペットなどを多数枚撮って、その中から成功といえるものを見い出せれば良しとしたものでしょう。幸いデジタル時代になってからは、そういう撮影方法が可能になりました。

そういう視点で、家の中で過ごす犬をキットレンズを使って連写してみました。
1/250のシャッター優先で絞りとISOをオートにしてみると今回、ISOは最高で3200になりました。ISO6400になっても良いかなと考えていたので、実用性はあると思いました。そうは言っても室内撮りでは、やや広角でF値の小さい明るい単焦点レンズが欲しくはなるでしょう。

室内のペットや人物で試すと、キットレンズでの合焦成功率は低いと感じました。また、連写時のバッファに余裕がなく、5枚程度でスローダウンしてしまうのも気になる点です。
スマホからステップアップしてくる人たちが「これなら、スマホでいい」と失望しないよう、さらにより良いAF回りを期待します。そして、親御さんたちが子供の運動会や学芸会において、汗して多数枚の写真を撮りながらも、「いい写真が撮れた」と言えるカメラであって欲しいと思います。
なお、顔認識と瞳AFについては人物で試しましたが、やや鈍感な印象を受けました。また、AF-Cのときに瞳AFができない仕様は改善して欲しいところです。

約276万ドットのバリアングルモニターは高精細、高輝度で見易く、タッチレスポンスもなかなかで、ワイド液晶の両端に配置されたタッチメニューも分かり易いものです。これだけモニターに集中できる仕様であれば、スマホからステップアップしたい人や重い機材に疲れた人たちにとっては、EVFやファインダーはむしろ無いほうが携帯性においても価格的にも嬉しいのではないかと思います。ただし、タッチシャッターでの合焦率はここでも、低いと感じました。
また、高輝度モニターなどにより電気の消耗は増えているので、USB充電で少しずつ補充したり、複数電池を持ったり、電源を切り忘れないことなども大切でしょう。特に、常にピントを合わせ続けるアドバンストSRオートモードやプリAFに設定しているときは、電源を小まめに切る気配りが必要です。また、必要以上にモニターを明るくしないことも効果があります。モニターの明るさがオートで変わればいいのですが、価格的に難しいでしょうか。将来的には、全個体リチウム電池などが出てきて解決される部分だと思います。

最後にX-A7は、前機種の欠点を改善しきれていないのは残念ですが、スマホの利点である直感的操作を取り入れ、手の届く価格で、質の高い写真や動画をより身近にしている点を評価できると思います。個性の光るミラーレスですが、まだまだ改善の余地もあって、特にAF回りの要求レベルは各自で異なるので、実機に触れて確認されるのが良いと思います。
ここのところ、カメラ業界は簡単便利なスマホに圧倒されてきたので、日々進化するスマホの良さは進んで取り入れながらも、物理的なアドバンテージに溺れることなく、画質と撮影シーンの広さで反転攻勢に出て欲しいものです。唯一の欠点とも言えるAF回りの改善がしっかりとなされれば、スマホを圧倒する存在になれると私は思います。

おまけ:インターバルタイマーが付いていたので星を撮ってみました。ポタ赤を北に向けただけの手抜き撮影ですが、発色はいいです。地球照の色も綺麗です。小さな筐体のため、熱こもりによるノイズに気を付ける必要があるかもしれません。

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満足度5
デザイン5
画質5
操作性5
バッテリー3
携帯性5
機能性4
液晶5
ホールド感4
画質と便利さの両立
当機種キットレンズでPROVIA
当機種同 velvia
当機種ISO6400 350mmF4

キットレンズでPROVIA

同 velvia

ISO6400 350mmF4

当機種同 ISO200
当機種ISO1600 15sec
機種不明同 64コマ

同 ISO200

ISO1600 15sec

同 64コマ

スマホ全盛の時代ですが、もう少し綺麗な写真や動画を撮りたいと思っている人は案外多いのではないでしょうか。また、私の家族のように、機械音痴なのに取説も読まないという人も少なからずいるのだろうと思います。
カメラ業界がそういう人たちにどう応えられているのか気になっていましたが、このX-A7は、今の時代に必要な流行は取り入れ、不要と思えるものは取り去った、思い切りの良いお手軽カメラといえそうです。お手軽といっても、最近のカメラらしくインターバルタイマーもタイムラプス動画もあり、その他にも機能は盛りだくさんです。使いこなすには慣れは不可欠でしょう。

まず画質について、2400万画素のAPS-C機としては解像度があります。等倍で見てもぼやけた感じはなく鮮明です。
高感度のISO6400でもかなり見られるし、X-Transでなくても発色は元々いいフジなので、APS-C機では最も綺麗な写真が撮れるカメラの仲間に入るでしょう。特に色使いには、フィルムメーカーとして長年培われてきたノウハウが生かされていると思います。

しかし、いくら綺麗な写真が撮れても、AF回りが良くないと撮影シーンが限定されてしまうので、前機種からどう改善されたかが気になります。
メーカーによると、銅配線の採用とセンサー全面に位相差画素を配したことで、AFの速さ、正確さ、追従性能、暗所AF性能などの全ての項目において改善したと言っているようですが、それがどの程度のものなのかは数値として公表はされていません。
また、いくらか改善したとしてもエントリーモデルで高速で動くものを撮れるとは思えないので、日常生活において難易度の高い、例えば室内で過ごしている子供やペットなどを多数枚撮って、その中から成功といえるものを見い出せれば良しとしたものでしょう。幸いデジタル時代になってからは撮影枚数を気にしなくて良くなったので、そういう撮影方法が可能になりました。

そういう視点で、家の中で過ごす犬をキットレンズを使って連写してみました。
1/250のシャッター優先で絞りとISOをオートにしてみると今回、ISOは最高で3200になりました。ISO6400になっても良いと考えていたので、実用性はあると思いました。
こういう撮影シーンでは、もっとF値の小さい明るいレンズを使えばピントの合う確率が上がるものの、明るいF値で被写界深度が狭くなると起伏の大きい犬の顔全体にピントが合わず、とても難しい条件です。ある程度絞りたいとするとF4くらいが明るさの限界にもなり、また自然光で撮りたいのでシャッターをそんなに速くすることもできません。そうすると、ISO6400でも画質が破綻しないということは大きなアドバンテージになります。

室内のペットで試しただけですが、エントリーモデルのAF回りとしては一応合格と言えるように思います。
勿論これで良いということではなく、スマホからステップアップしてくる人たちが「これなら、スマホでいい」と失望しないよう、さらに少しでもより良いAF回りを期待します。そして、親御さんが子供の運動会や学芸会において、汗して多数枚の写真を撮りながらも、「いい写真が撮れた」と言えるカメラであってほしいと思います。
なお、顔認識と瞳AFについてはテレビの人物で試しただけですが、他機種と比較しても使えそうなレベルだと思いました。ただ、AF-Cのときに瞳AFができない仕様は改善してほしいところです。

このほか、約276万ドットのバリアングルモニターは高精細、高輝度で見易く、タッチレスポンスもなかなかで、ワイド液晶の両端に配置されたタッチメニューも分かり易いものです。これだけモニターに集中できる仕様であれば、スマホからステップアップしたい人や重い機材に疲れた人たちにとっては、EVFやファインダーはむしろ無いほうが携帯性においても価格的にも嬉しいのではないかと思います。
ただし、高輝度モニターなどにより電気の消耗は増えているので、USB充電で少しずつ補充したり、複数電池を持ったり、電源を切り忘れないことなども大切でしょう。特に、常にピントを合わせ続けるアドバンストSRオートモードやプリAFに設定しているときは、電源を小まめに切る気配りが必要です。また、必要以上にモニターを明るくしないことも効果あります。モニター明るさがオートで変わればよかったのですが、価格的に難しいでしょうか。
将来的には、個体リチウム電池などが出てきて解決される部分だと思います。

最後に、X-A7は前機種の欠点を改善しつつ、スマホの利点である直感的操作を取り入れ、手の届く価格で、質の高い写真や動画をより身近にしている点を評価できると思います。スマホからステップアップしたい人にはもちろん、ベテランのお手軽機としてもお薦めできる、個性の光るミラーレスだと思います。ただし、AF回りの要求レベルは各自で異なるので、実機に触れて確認されるのが良いと思います。
ここのところ、カメラ業界は簡単便利なスマホに圧倒されてきたので、物理的なアドバンテージに溺れることなく、日々進化するスマホの良さは進んで取り入れ、画質と撮影シーンの広さで反転攻勢に出てほしいものです。

追加:インターバルタイマーが付いていたので星を撮ってみました。ポタ赤を北に向けただけの手抜き撮影ですが、発色はいいようです。小さな筐体のため、熱こもりに気を付ける必要があるかもしれません。

参考になった12

満足度5
デザイン5
画質5
操作性5
バッテリー3
携帯性5
機能性4
液晶5
ホールド感4
画質と便利さの両立
当機種キットレンズでPROVIA
当機種同 Velvia
当機種ISO6400 350mmF4

キットレンズでPROVIA

同 Velvia

ISO6400 350mmF4

当機種同 ISO200
当機種1/250 ISO1600
当機種1/250 ISO3200

同 ISO200

1/250 ISO1600

1/250 ISO3200

スマホ全盛の時代ですが、もう少し綺麗な写真や動画を撮りたいと思っている人は案外多いのではないでしょうか。また、私の家族のように、機械音痴なのに取説も読まないという人も少なからずいるのだろうと思います。
カメラ業界がそういう人たちにどう応えられているのか気になっていましたが、このX-A7は、今の時代に必要な流行は取り入れ、不要と思えるものは取り去った、思い切りの良いお手軽カメラといえそうです。お手軽といっても、最近のカメラらしくインターバルタイマーもタイムラプス動画もあり、その他にも機能は盛りだくさんです。使いこなすには慣れは不可欠でしょう。

まず画質について、2400万画素のAPS-C機としては解像度があります。等倍で見てもぼやけた感じはなく鮮明です。
高感度のISO6400でもかなり見られるし、X-Transでなくても発色は元々いいフジなので、APS-C機では最も綺麗な写真が撮れるカメラの仲間に入るでしょう。特に色使いには、フィルムメーカーとして長年培われてきたノウハウが生かされていると思います。

しかし、いくら綺麗な写真が撮れても、AF回りが良くないと撮影シーンが限定されてしまうので、前機種からどう改善されたかが気になります。
メーカーによると、銅配線の採用とセンサー全面に位相差画素を配したことで、AFの速さ、正確さ、追従性能、暗所AF性能などの全ての項目において改善したと言っているようですが、それがどの程度のものなのかは数値として公表はされていません。
また、いくらか改善したとしてもエントリーモデルで高速で動くものを撮れるとは思えないので、日常生活において難易度の高い、例えば室内で過ごしている子供やペットなどを多数枚撮って、その中から成功といえるものを見い出せれば良しとしたものでしょう。幸いデジタル時代になってからは撮影枚数を気にしなくて良くなったので、そういう撮影方法が可能になりました。

そういう視点で、家の中で過ごす犬をキットレンズを使って連写してみました。
1/250のシャッター優先で絞りとISOをオートにしてみると今回、ISOは最高で3200になりました。ISO6400になっても良いと考えていたので、実用性はあると思いました。
こういう撮影シーンでは、もっとF値の小さい明るいレンズを使えばピントの合う確率が上がるものの、明るいF値で被写界深度が狭くなると起伏の大きい犬の顔全体にピントが合わず、とても難しい条件です。ある程度絞りたいとするとF4くらいが明るさの限界にもなり、また自然光で撮りたいのでシャッターをそんなに速くすることもできません。そうすると、ISO6400でも画質が破綻しないということは大きなアドバンテージになります。

室内のペットで試しただけですが、エントリーモデルのAF回りとしては一応合格と言えるように思います。
勿論これで良いということではなく、スマホからステップアップしてくる人たちが「これなら、スマホでいい」と失望しないよう、さらに少しでもより良いAF回りを期待します。そして、親御さんが子供の運動会や学芸会において、汗して多数枚の写真を撮りながらも、「いい写真が撮れた」と言えるカメラであってほしいと思います。
なお、顔認識と瞳AFについてはテレビの人物で試しただけですが、他機種と比較しても使えそうなレベルだと思いました。ただ、AF-Cのときに瞳AFができない仕様は改善してほしいところです。

このほか、約276万ドットのバリアングルモニターは高精細、高輝度で見易く、タッチレスポンスもなかなかで、ワイド液晶の両端に配置されたタッチメニューも分かり易いものです。これだけモニターに集中できる仕様であれば、スマホからステップアップしたい人や重い機材に疲れた人たちにとっては、EVFやファインダーはむしろ無いほうが携帯性においても価格的にも嬉しいのではないかと思います。
ただし、高輝度モニターなどにより電気の消耗は増えているので、USB充電で少しずつ補充したり、複数電池を持ったり、電源を切り忘れないことなども大切でしょう。特に、常にピントを合わせ続けるアドバンストSRオートモードやプリAF設定にしているときは、電源を小まめに切る気配りが必要です。また、必要以上にモニターを明るくしないことも効果があります。
モニターの明るさがオートで変わる仕様ならさらに良かったところですが、価格的に難しいところでしょうか。将来的には、個体リチウム電池などが出てきて解決される部分だと思います。

最後に、X-A7は前機種の欠点を改善しつつ、スマホの利点である直感的操作を取り入れ、手の届く価格で、質の高い写真や動画をより身近にしている点を評価できると思います。また、スマホからステップアップしたい人にはもちろん、ベテランのお手軽機としてもお薦めできる、個性の光るミラーレスだと思います。
ここのところ、カメラ業界は簡単便利なスマホに圧倒されてきたので、物理的なアドバンテージに溺れることなく、日々進化するスマホの良さは進んで取り入れ、画質と撮影シーンの広さで反転攻勢に出てほしいものです。

(お知らせとして、スマホによるリモートコントロール時に、4K動画に設定にしていてもHD画質で記録される仕様になっていたので、4Kのまま記録されるよう改善を要望しています。技術部に伝えるとのことでしたが、どうなるかは分かりません。)

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