EOS 90D EF-S18-135 IS USM レンズキット レビュー・評価

デジタル交換レンズ式カメラはド初心者です。
購入時オリンパスと迷いましたが撤退のお知らせ。
ソニーは何となくミノルタ時代から何となく苦手。
結局、APS-C高画素、マクロレンズのラインアップ、カメラ内では出来ないにしてもフォーカスブラケット対応でこれにしました。

【デザイン】普通のデジタル一眼レフ。趣味人でなければ違いはわからない。

【画質】良いと思います。高画素でもダイナミックレンジは充分ありますので期待以上。

【操作性】多機能だからと言うより、はっきり言えば良くはない。
制限が多すぎて初心者向けの親切設計が過ぎるように思います。
例えば露出補正。
ファインダー使うとやりにくくて面倒くさく、触りたければ多機能ダイヤルで慣れを強要してくるパワーショット以下仕様。
フォーカスポイントもタッチパネルか十字キーでないと実用的に動かない。

ライブビューをメニューで設定してもわざわざボタン押さなければ切り替わらない。
シャッター方式の設定も一々メニュー開いて変更しなくてはいけない。
カスタマイズも出来る物が中途半端で欲しいものが登録出来ない。

【バッテリー】持ちは普通。連写常用、取り込みなど使用常態によって予備またはアダプター必須。

【携帯性】一眼ならこんな物でしょう。

【機能性】使いこなすには親切設計になれる必要あり。
マニュアルモードもお節介多過ぎ。
静止画での電子シャッター撮影はC1.C2のみでTv、Mで電子シャッターが使用出来ない謎仕様。
ついでに電子音消してもCモードでは復活。

wifi転送速度が遅いので百枚単位の転送は有線接続かカードリーダー必須。

【液晶】タッチ感度は良く、使いやすい。
むしろ撮影時に液晶がなければこのカメラは使いにくくてしょうがない。
シャッター押すだけカメラにはするのはもったいない。

【ホールド感】悪くはないですが、他社と比べて飛び抜けてはいません。ですので普通。

【総評】フィルム時代から飛んで数十年ぶりの一眼。
楽な部分もありますが、お節介多過ぎ、謎制限も多い。
通常の一般的撮影ではとてもいいカメラですが、ちょびっと踏み込むと頑ななまでに硬直する。
カタログスペック用の機能が多く自由度が低いのかと疑ってしまう。

あとミラーショック、シャッターショックが大きいのでマクロにはキツい。
ブレが出ます。
ミラーアップしてもブレが出ますのでマクロにはちょっと期待外れ。
APC-Sでの高画素がもったいない。
シャッター音やミラーショックの演出は一部消費者にとって重要かも知れませんが、別に振動させる物にコスト掛けなくても良いように思います。


写真はキットレンズで撮影した物でトリミングしたもの。
三脚、照明あり。
スケール曲がったので定規です。
ライブビュー、先幕。

キットレンズでのマクロもこの通り。（元は未使用切手全部写っているので上げません）
お手軽簡単、とってもきれい。
キットレンズ、画像素子、AFの優秀さが目立ちます。
トリミングするとカメラが画像素子やレンズに追いつけていない印象。
通常なら満足出来る範囲と思います。しかし、これはkissじゃない。

店頭や契約の補足より字の細かいカタログ、事前の詳細マニュアルざっと見では解らなかったシャッター方式変更制限。
あそこまで確認しないといけないとは……
自己ブレ消すには４Kクロップするか電子シャッターしか手がありません。
ただでさえ気流や振動でブレが出るのに自己振動がこれじゃもったいないです。

APS-C機、フォーカスブラケット、マクロレンズのラインアップで選んでしまいましたがマクロには向かないようです。

子どもやペット、風景撮影ならとてもいいカメラです。
ですがそんな一般的なものだけならkissで充分。
それ以上を求めると途端に硬直するカメラ。
キットレンズではなく別のレンズでのマクロ撮影で、それほど高光量でもない照明撮影で露出を迷って真っ白になるのには参りました。
その都度電子シャッター解除されるのでやり直し。
ファインダー使うとショックでブレるし、先幕もブレるし電子シャッターは制限多すぎるしで苦労する。
フィルムよりは現像の手間がないだけいいのですが、撮影の手間は思ったよりかわらない。

レンズのラインアップは凄くいいのがなんとも。
なんとも使いこなし甲斐のあるカメラです。

4k大画面モニターの時代に自己振動対策がこれでは困るでしょうから、ミラー有りが一線から消えていくのは必定かも知れません。
お手軽望むならRに行けと言うことなのでしょう。
（Rの電子シャッター制限がどうなのかは知りません）

フードは別売りです。	チルトが流行りですが、やはりバリアングルは便利です。

【デザイン】
80Dの入れ替え購入ですのでほぼ同じ佇まいです。いうなれば完成形ともいえます。カッコ良いです。
【画質】
画素数ＵＰと言うことですが、解像感も増し、良い出来だと思います。さすがですキヤノンさん。
【操作性】
大きくはジョクスティックですが、やはりこれがあると便利です。ＡＦポイントを狙ったところに素早く移動できますね。
【バッテリー】
十分です。
【携帯性】
中級機として普通の大きさです。特に言えば軽いですね。
【機能性】
80Dでも十分でしたが、よりブラッシュアップしています。
【液晶】
十分です。
【ホールド感】
非常によろしい。
【総評】
発売時に洪水さわぎで購入を急遽とりやめたのですが、ある程度ロッドが進んだので購入しました。
80Dからの買い替えなので特筆すべき点はありませんが、やはり画素数ＵＰが大きいでしょうか？トリム耐性に強くなったのは良いことです。あとジョグスティックはやはり素晴らしいですね。これはもはやメーカーを超えて全カメラに付けて欲しい機能です。
買い替えが必須かというと微妙ですが、もうAPS-Cのレフ機も最後かなと思い購入しました。満足です。