『RF100-500mmと入れ替え』 CANON RF24-240mm F4-6.3 IS USM pmmcさんのレビュー・評価

逆光も強いと思います	手持ちシャープネス7、流石に勝負レンズとは違います	テーブルフォトもいけます
	飛行機などの人工物は解像感の高さを感じます	中華マクロチューブをつけても改造感たかい。このレンズのみではここまでは寄れない

EOS R5で使用しています。
RF100-500mmを手放してコレとSIGMA150-600mmの2本体制にしましたが、結論から言うと自分には大正解でした。


【操作性】
コントロールリングとフォーカスリングが共用なのは特に不満がありませんが、コントロールリングとしてクリック感がないのは若干使いにくいです。
クリック感のONOFFができれば完璧でした。


【表現力】
びっくりする程解像力のあるレンズです。
厳密に見れば歪曲をデジタル補正している分、画面端で若干解像が落ちていますが、実際の撮影時にそこが気になったことは一度もありません。
そもそも画面端まできっちり解像してなきゃいけないような写真って自分には思い浮かびません。


【携帯性】
標準レンズとしては大きい部類でしょうが、望遠レンズとしては非常にコンパクトです。


【機能性】
手ぶれ補正が強力。
AFが速くて正確。
24mmスタートの望遠端240mmは、ただ撮影するという目的においてほとんど撮れないものはないと言い切れるズームレンジです。しかも10倍ズームと思えないほどの解像力で、一昔前の証拠写真しか撮れない高倍率ズームとは別物です。


【総評】
RF24-105mm F4Lも使っていましたが、暗くなった分使いにくいかというと特に気になったことはありません。解像力もぱっと見変わらないし、ボケ量はテレ端が長い分被写体との距離が取れるなら問題ありません。
レンズのビルドクオリティも大差ない、というよりRF24-105mm F4Lの伸縮鏡筒部分のパーティングラインの段差が自分は非常に気になっていたので、RF24-240の方が好ましく感じているくらいです。

最初に書きましたが、RF100-500mmを手放してこのレンズを入手しましたが、普段使いにおいて500mmとか600mmってほとんど自分は使いません。
超望遠が必要な場合はそれ相応の覚悟を持って機材を持っていく時がほとんどです。
逆に普段使いでは24mmスタートの200mmをちょっと上回るテレ端があれば事足ります。
まさにこのレンズはそこをカバーしてくれるので普段使いはRF24-240、超望遠案件はデカくて重い150-600mm、と分けて運用する方が楽でした。
RF100-500はコンパクトで素晴らしい描写のレンズですが、24-105mmのような標準ズームだけではちょっと物足りない普段使いの撮影時にわざわざ100-500を持ち出すか、となるとやはり躊躇します。

ただし暗いレンズですので、普通に撮っていてはやはり平凡な写真になりがちな傾向はあります。
なのでこのレンズで広い焦点域をカバーし、要所要所で明るい単焦点勝負レンズを持つという使い方がとても楽しいです。
勝負レンズを活かすためにその他のレンジをカバーしてくれる超便利レンズがこのレンズの立ち位置かなと思っています。