17-28mm F/2.8 Di III RXD (Model A046) レビュー・評価

【操作性】
問題ないと思います。シンプルです。

【表現力】
高いレンズは持っていませんが、町中で使うには十分だと思います。
ただ、そもそも「町中」を描写する力のないレンズですが
【携帯性】
高級レンズと比べれば、軽くてコンパクトだと思います。

【機能性】
シンプルの極み。ボタン等はありません。
（機能性と操作性の違いがいまいちわかってないんですが）

【総評】
ストリートスナップを撮るには不要なレンズだと思います。
基本的には風景とか星空とかそっちの目的で使うものなのではないでしょうか。
あるいは小さい子どもやペットとか。
町中で使うとしたら建物を撮るくらいでしょうか。
そういう意味で買って後悔しています。なぜせめて20-40を買わなかったのかと。
売るかもしれません。

使ってみた感想としては、悪くないと言うのが一番最初にくると思います。

携帯性はまぁこの程度が妥当な評価でしょう。
大きさを抑えた代償として17-28mmという極端に狭いレンジでしか撮影できないレンズになっていますし、その結果もう一本レンズ欲しいなとなることも多いです。

操作性は可もなく不可もなくと言う感じでした。

機能性に関しては再現はできていないので、正確な条件は分かりませんが、夜の街スナップ撮影時にピントがずっと迷い続ける、または合焦しているのに合焦した扱いにならずシャッターが切れない、と言う事がありました。
どちらも一度レンズを外して付け直せば解決するのですが、突然発生するので場合によっては致命傷になりかねないのでこの評価です。

最後に表現力ですが、これはこのレンズが悪いと言うよりも私に合わなかったと言う方が近いかも知れません。
解像感は四隅で甘いのは値段で致し方ないし、そこまで気にする人がどれほどいるかという問題なのであまり大きなマイナスにはしていません。
気になったのはソニー系のレンズに比べると暖色系が強く、色乗りもべったりとしている点です。
RAW現像で彩度やコントラストをそれなりに上げる方には良いかも知れませんが、日頃Zeissレンズを好んで使っている私からすると、色を抜いたとしてもややべっとりとした絵であり、好みではありませんでした。
かつてmc-11を使いCanonレンズを使った時と似たような感覚です。
サラサラとした描画を好む方には向かないレンズかと思います。

しかし、お値段的にも取り敢えず買ってみても十二分にその対価は得られるレンズとも感じるので、星3とさせて頂きました。