ファーストインプレッションは「楽曲を選ぶじゃじゃ馬」
【箱出しの印象】
とても個性的な音を鳴らすIEMです。ファーストインプレッションは「楽曲を選ぶじゃじゃ馬」でしょうか。最初のフレーズを聴いただけですぐにZ1Rの音だとわかります。間違いようがありません。軽いドンシャリ?いえ、がっつりドンシャリです。低音はボディブローで打ってくるし、高音は暴れまくって突進して来る。これイヤホンの音じゃないよね!?
低音は心地良くズンズン鳴ってくれます。Dynamicドライバーと言ってもIE800の低音とは別世界ですね。中音から高音は一番安心して聴けるパートです。DynamicとBAドライバーのコラボが良い仕事をしているのでしょう。
問題は、上の方の高音です。一部の楽曲(FagenのNightflyなど)ですが、パーカッションの高音部分が刺さり、うるさく聞こえます。エージングが進むことでどう変わるのか、期待半分、心配半分です。
その一方で、IE800やANDROMEDAでは少しうるさく感じるμ’sやOH My Girlなどの楽曲は、上手にほぐして聴かせてくれます。高い解像度が良い方向に働いているのだと思います。
音場が広く、ステージの最前列で鑑賞するイメージとの謳い文句ですが、確かに脳外定位で、まあまあ広さがあります。少女時代、Red Velvet、伊藤美来、花澤香菜、みみめめMIMIやA-meiなどを聴くと、目の前のステージで歌っているような定位と音場が”そこそこ”表現されます。オーケストラの表現は、1ZRの独壇場です。流石です。くどいですが、もう一度言います。これってイヤホンの音じゃないよね!?
装着感は、まあ大きめですが、私は問題なく外で使えてます。外音遮蔽は良好。イヤピースは、フィット重視でハイブリッドを選択。左耳がL、右耳がMLです。
[再生環境 polyに挿入したmicroSDカード内のALACファイルをmojoで再生]