7Artisans 60mm F2.8 Macro [フジフイルム用] レビュー・評価

外観	フードがビローンの図	あまりに寄ると本体フラッシュにケラれます。
頑張って手持ち	F2.8です。	F5.6まで絞るとこんなん。

X-S10へ装着です。
【操作性】
一番目を引くのはフードがビローンと出てくることかな。
環関連は節度感のある動きでまあ良いけど、ピントリングがある位置にくるとなんか擦ってる感覚があるのは仕様なのかこういうものなのか？まあ日本製品でも似たようなものだから気にせず使用。
【表現力】
マクロってなんだろうとコレを使っていて思った。精細感？拡大？ボケ？
今まであまり考えず購入してきたけど、なんか分からなくなった。
とにかく、いくらピントを合わせてもコレはフワっとした写りをします。
いやいや精細感も、もちろんありますよ。
もしかしたらフジのカメラだからなのかもしれない。フワ(笑)
【携帯性】
重い、長い。でも質感が良く中身が詰まってそうで嬉しい。
【機能性】
まあ、フードが笑える。おまけにフードの先端に39mmのフィルターは途中までしか入りません。
ネジピッチが中華なんだろう。
【総評】
純正でまともなマクロがない。中華には等倍マクロが１／３の値段で売っていた。そんな理由で買いました。面白そうだったしね。ＭＦや三脚使用はマクロ撮影では基本なので問題なし。
それにしても良くこの値段で売るねえ。中国恐るべし。
とにかく大いに気に入りました。使い易いですよ。個人的にはオススメマクロ。

撮影距離60cmくらい	40cmくらい	30cmくらい

カメラはX-T20です。
加工していない写真をアップロードした方が良いようなので再レビューします。

【操作性】
AFではなくMFなので自分には簡単ではありません。
ですがちゃんとやればちゃんと写ってくれる素直なレンズかもしれません。
ただマクロという性質上手持ちだとすぐブレてしまうので三脚、レリーズはあった方が良いと思います。

【表現力】
マクロレンズはあまり使ったことが無いのですが、すぐ近くまで寄れて細かい質感まで良く映っていると思います。

【携帯性】
小さくはないので持ち歩きたくはないですね。
三脚も必要になりますし。

【機能性】
MF無接点なので機能はこれでよいと思います。
AFだと色々便利なのでしょうが、マクロだと最後は自分で調節すると思いますし。

【総評】
2万円以下でこの画質で撮影できるなら良いと思います。

格納されていた専用フード	純正６０ｍｍマクロの最短距離付近	同じ位置から7Artisans 60mm
純正６０ｍｍマクロの最短距離付近	同じ位置から7Artisans 60mm	更に近寄って等倍

富士フィルムXマウントの純正：６０ｍｍF2.4マクロは１／２倍マクロなので、１／１倍マクロが欲しくてこのレンズを買ってみました。
マクロレンズなので、MFになるのは問題ないですし、富士のカメラはメニューで入力すれば６０ｍｍの焦点距離もＥＸＩＦデータとして残るので、ありがたいです。

使ってみると、全群繰り出しのマクロレンズですので、露出倍数が大きく効いてきまして、１／２倍程度の撮影倍率の時、純正６０ｍｍマクロレンズに比べて１段程度シャッター速度が遅くなってしまい、仕方なくＩＳＯ感度を上げることになりました。
そして、更に近づいて１／１倍では、もう１段程度露出倍数がかかってしまいます。
ＩＳＯ感度を上げたくないときは、三脚固定で、補助照明などを準備しないと厳しいかも知れません。

それから、専用フードですが、レンズ前玉は随分奥の方に配置されていまして、その先にねじ込み式の円筒状の金属フードが取り付けられ、レンズ鏡筒にすっかり収まっていました。
ピント合わせ時に繰り出すと、ニョキニョキとまるで煙突のような姿です。
非常に細長いフードで、姿は面白いですが、今一つフレアー対策になっていないようで、フード内で簡単に反射が起こります。
そんな時は、手でハレギリするだけなのですが、折角の立派なフードなのですから、内側に反射防止加工してあればよかったのにと思います。
ひとつ、このフードの良かった点は、Ｘ−Ｔ２０で内蔵フラッシュを使ったときに、フードをつけたままでも等倍付近で、けられずに撮影できたところです。

当初の希望通りの等倍マクロですから、目的は達せられたのですが、１／２倍から１／１倍までの撮影距離の差が、約２９ｃｍから２６ｃｍの３ｃｍちょっとしかなく、構図選びを考えると三脚とマクロスライダーが必須の撮影になりそうです。
考えてみたら、昔のＭＦ時代のマクロレンズでは当たり前のことでしたね。
手持ち撮影が気軽にできる純正６０ｍｍマクロが、１／２倍で止めてある意味がわかった気がします。
私のような蒐集癖の方以外には、あまりお勧めできないかと思いますよ。