『軽量で使い勝手が良いフルサイズミラーレス』 CANON EOS RP(ゴールド) マウントアダプターSPキット kojin2014さんのレビュー・評価

RF50mmF1.8と最高の組み合わせ	ゴールドの質感はイマイチ	バリアングルを生かした撮影
主に撮るのは建築や	風景や	テーブルフォトです

EOS6Dを六年程使い、全体にくたびれてきたので、買い増ししました。
EOSR6が本命でしたが、税込30万円と予想以上の価格のためにRかRPで検討。
マウントアダプターも品薄ということで、マウントアダプターキットがあるRPで妥協しました。
しかし、この妥協が結果的には良かったです。

【デザイン】
小さくてペンタ部の盛り上がりが少なくてデザインは可愛いです。
ゴールドにしましたが、ボディがプラスチッキーで金属感少な目なのは価格なりです。

【画質】
センサーのダイナミックレンジや高感度自体はEOS6Dからあまり進歩はないということ。
しかし、2600万画素が使いやすく、横構図で撮影して縦構図に切り抜いたとき2000万画素よりだいぶ余裕があるのが嬉しいです。
PCでRAW現像する時間は6Dより随分かかるようになりましたので、今のPC（core-i5、メモリ8G）だとこれ以上の画素は辛いので、ちょうどいいが総数でした。

【操作性】
最初はレフ機に比べると操作しにくいと感じましたが、一カ月もすると慣れます。
コントロールリングマウントアダプターを付けると3ダイヤルで使いやすく、AF測距点の移動は6Dのダイヤル式より液晶移動の方が細かく移動出来て便利です。
動きものを撮らなければ全く問題ありません。

【バッテリー】
覚悟して買いましたが、一枚一枚ワンショット撮影して背面液晶で確認していくと200枚前後で切れます。
すぐに予備バッテリーを購入しました。
バッテリーも軽いので、持ち歩きの負担は少ないでしょう。

【携帯性】
フルサイズセンサーのミラーレス一眼としてトップクラスの小ささと軽さ。
RF50mmF1.8の発売で、ようやくRFレンズで最軽量で使えます。
一方、EF24-105F4.0などをマウントアダプター経由で使うと、ボディの軽さ小ささは全く感じなくなり、重量バランスも良くないです。
非Lの並の単玉で生きるボディです。

【機能性】
これまではPCでデジタルレンズオプティマイザを掛けていましたが、ボディ内でできるのが便利です。
水準器も水平とあおりの二軸対応になって6Dからは使いやすくなりました。
初体験の瞳AFはそれなりに食いつきもよく、家族ポートレートに使っています。

【液晶】
ビューファインダーは6Dの光学よりやや小さいですが、比較しなければ気になる程ではないです。
問題は、ビューファインダーより背面液晶や仕上がりが、一段程度暗くなるところです。
これも、そう思って撮れば問題ないですが、ビューファインダーの明るさ調整機能が欲しかったところです。

【ホールド感】
アディショナルグリップもキットでしたが、私の手の大きさでは不要でした。
シャツターに人差し指をかけて、小指まででしっかりホールド出来ます。
軽いレンズを付けたときは最高です。

【総評】
コロナ禍の供給不足もあり、R6の価格が高止まりしていますので、泣く泣くRPにしましたが、思った以上に操作系が使いやすいのと、2600万画素のハンドリングが良く、しばらくはメイン機として使っていけそうです。
RF50mmF1.8の発売で、最軽量の組み合わせが完成し、より気楽に持ち出させます。
他、24mmの単玉なども発売されると、V-logなど使い勝手が広がるシステムが組めそうです。