|
|
|
本レンズ, F1.4 (とても綺麗なあとボケだとおもいます) |
XF56/1.2, F1.4 (甲乙つけ難いです,やや軸上色収差があり) |
FE85/1.4, F2.2 (さすがに余裕の描写だが差は僅か?) |
|
|
|
Tamron85/1.8, F2.2 (ブリージングが少なく大きく綺麗なあとボケ) |
FE85/1.4, F1.4 (さすがに大きく柔らかで極上なあとボケ!) |
|
α6500, α7RII, α7RIIIなどで使用しています。タイトルどおりの”とてもよいレンズ”でしたので、レビューを書かせていただきます。私的には、人物、草花、静物などを撮影したときのあとボケ描写を重視しているのでそのあたりを中心に・・。
【あとボケ描写】
開放付近ではあとボケの輪郭が柔らかくとても品がよい描写をするとおもいます。FUJIFILMのXF56/ 1.2やフルサイズ85mmレンズとあとボケ量がほぼ同じになる絞り値で比べてみましたが、並べて比べなければ高価なフルサイズレンズと区別がつきません(少なくとも私には・・)。
主観で順位付け(@ボケ量がほぼ同じになる絞り値)すると、
1) あとボケ軟らかさ:FE85/1.4GM≧Tamron85/1.8≒本レンズ≧XF56/1.2
2) 口径食少なさ:FE85/1.4GM≧Tamron85/1.8≧XF56/1.2≒本レンズ
3) 軸上色収差の少なさ:Tamron85/1.8≧本レンズ≒FE85/1.4GM≧XF56/1.2
4) 合焦点解像の高さ:FE85/1.4GM≧本レンズ≒Tamron85/1.8≒XF56/1.2
でしょうか・・(つまらない添付画像ですがご覧ください)。
もちろん絞り開放でのボケ量と質ではフルサイズの大口径レンズには敵いませんが、本レンズも実用十分以上の高い描写力を備えているとおもいました。
【このレンズの良い点】
・小型軽量さと高画質を両立
・周囲に威圧感を抱かせないサイズとみた目
・何と言っても低価格(FE85/1.4GMの1/4以下)
・寄って大きく撮れる
【改良して欲しい点】
・AF-Sでのピント精度がやや不足(実用十分ですが・・)
・ピントリングが軽く幅広なのでDMF設定で意図せずMFが作動
シグマのHPに書かれている”小型軽量かつ高画質を実現したAPS-C用中望遠レンズ”に偽りはありませんでした。さらに低価格と三拍子揃っています。とりわけボケ描写が秀逸でとてもよいレンズです。私見ですが、もっと評価されてよいレンズだとおもいました。