【デザイン】
EOS譲りの丸みを基調としたデザインはキヤノンらしさが出ていて良いです。
マウント周りのデザインも先鋭的で大変良いです。変にレトロ感や高級感を出さない所に好感が持てます。
マグネシウム製ボディ及び独特な塗装の質感も良いです。
ただし、細かな点でコストダウンの影響が随所に見られます。
特にボタン周りは塗装が弱く、少し爪で擦れた程度で剥げてきます。十字キーの質感も安っぽい。(EOS RPで改善されていたりします。)押した感じもフニャフニャした感があり。
シャッターボタンも安っぽく、何故かクルクル回る・・・。
RFレンズもそうですが、こういった点でコストダウンを徹底しているのでしょうね。
【画質】
高画素すぎず、かといって24MPよりも高精細な30MPが好印象。
やはりAPS-Cとは撮れる写真の質感がまるで違います。
RF24105との組み合わせは素晴らしいです。
暗所性能についても流石はフルサイズといったところです。
【操作性】
コントロールリング及びFvモードが大変便利です。
モードボタンについても頻繁に変更することが無いので問題ありません。
マルチファンクションバーについては、設定可能項目が増えれば化ける可能性もあるかと思いますが、現状の使用ならば物理ダイヤル又はジョイスティックを搭載してくれた方が使用感は良いかもしれません。
タッチパッドAFも、タッチパネルの感度及びAFポイントの移動が素早い為、特にストレスは感じません。
軍幹部の液晶も見やすく便利です。
【バッテリー】
一日持ちません。予備バッテリーは最低でも1個は持っておきたいところ。
ただし、PD対応のモバイルバッテリーで移動中に充電、という形で対応は可能です。
PDなので充電も比較的早いです。
【携帯性】
35mm単焦点を除き、RFレンズはどれも巨大ですので結構嵩張ります。
ただし、重さはそれ程でも無いのが良いです。
現ロードマップでは大型のレンズばかりラインナップされていますが、やや画質やF値を犠牲にしても気軽に持ち運べるような小型レンズのラインナップも拡充して欲しいです。
【機能性】
AFについて、静止物に対しては非常に高速でストレスフリーです。
動き物や人物はあまり撮影しない為サーボAFについてはあまり使用していませんが、そこまで悪くない印象です。
撮影面に関しては、やはりボディ内手振れ補正が無いのが痛いです。α6500と比較しても歩留まりは確実に悪くなりました。
SSは1/160くらいが限界です。それ以上は相当慎重に撮らないと手振れ写真を量産します・・・。
電源OFF時のシャッター自動閉鎖機能については、それなりに恩恵があると感じています。
レンズ脱着時は勿論、移動中の振動でセンサーにホコリが落ちてくることがありませんので安心です。
ただしこの機構、電源ON/OFFの度にシャッターが閉じるわけで、頻繁に電源をON/OFFする使用方法ではシャッター機構を酷使することになるのでは、なんて思ったりもしています。
【液晶】
バリアングルはやはり便利です。液晶も高精細で全く文句無し。
EVFもやはり高精細で大変視認性が良いです。
そんなEVFですが、なぜか防汚コート(フッ素コート)がありません。(Zやαにはある)
ARコート丸出しなので汚れやすく、手入れの際も慎重に行わないとARコートに傷が付きます。
【ホールド感】
手は大きい方でαやZでは小指が余ってしまいますが、この機種ではしっかりとホールドできます。
感触も良く、この点も素晴らしいです。
【総評】
キヤノンの今後のレンズロードマップに期待し、RFマウントを導入してみました。
随所に妥協とコストダウンの影響が垣間見られ、長所と短所が極端に入り混じった製品のように感じます。
次機種にはぜひ、出し惜しみの無い製品を期待したいです。