D7500からの乗り換えです。不満はありますが、大変満足しております。
【メディア】
悪名高きシングルです。
撮影後、メディア・ファイルが壊れることにより、画像がインポートできなくなる可能性は問題です。ダブルスロットであれば(両系が壊れるという多重障害がない限り)守られることでしょう。
多重化していないボリュームに重要なデータは保存できません。Nikon社のサーバはRAIDを組んでいないのか・・・。
XQDカード自体もZ6においてはオーバースペックです(信頼できるメディアは良いのですが)。
2450万画素程度ではXQDのハイスピードを実感することはないでしょうし、圧縮された動画ファイルも同様です。RAW動画撮影であればUSB-Cで接続された外部ストレージで良いと思います。
スチールやH.264で圧縮された動画を撮影するのであればSDで十分。連射やRAW動画を目的としている場合、XQDは理に叶っているかと思いますが、シングルスロットが足枷となり、プロの選択肢からは外れると思います。ちぐはぐですね。
D780にはUHS-IIがダブルスロットで搭載されました。Z6もこれでよかったはずです。
また、32GBが1万円もするなど高額なメディアを要求されます。ホビーユースのユーザーからは嫌厭されるのではないでしょうか。α7シリーズは万人ウケする設計となっており、羨ましいです。SONYには社内競合もない上に、設計とマーケがまともなのでしょう(溜息)。
もし3万円でメディアがダブルスロット(UHS-IIが嬉しいです)にできるサービスがあれば、喜んで受けます。
【AF性能】
性能は申し分ありません。レンズの性能に寄るところもありますが、高速・正確です。
不満はD7500ではあった3Dトラッキングが、Z6ではないことです。Zには、SONYばりのトラッキングを期待していたのですが、そもそも機能がありませんでした。
D5のトラッキング機能は専用チップで制御しているとのことですが、αシリーズは全てCPUで制御しているはずです。残念ながら、SONYとNikonの技術力の差を一番感じたところです。
瞳AFは、少し離れれば機能しなく、またAF-Cのシングルポイントから利用ができません。
トラッキングの機能は今後のFWアップデートで期待してます。まだ開発しますよね?
現状、10万円で買えるα6400より劣ってます。6400も高速・正確です。
【画質】
散々貶してますが、Zだけが撮れる写真があるから、私がNikonを止めることはありません。
何を撮っても「面白い」のです。何でもない一枚が作品になる率は、Nikonが一番です。ピクチャーコントロールの「スタンダード」は、黒が深い、印象強めの絵作りです。
アンダーも良く持ち上がり、レタッチの自由は幅広いです。「写真が楽しい」「感性が高まる」のはZであるこそ。
カラーノイズが乗りやすい印象ですが、補正で対処できます。
驚いたのが手ぶれ補正ですね。室内で1/10で撮ったテーブルフォトがキレキレでした。SONYの手ぶれ補正は使い物にならない印象ですが、Z6の手ぶれ補正は裏切りません。
【ハードウェア】
いつものNikonです。分かりやすく操作しやすいボタン配置です。
グリップも十分で、安定します。ファンクションボタンの配置も絶妙です。グリップを持たせながら操作可能です。
シャッター音も快適です。大きすぎない音量ですが、低くソリッドながら重い音に感じます。すなわち、とても高級感があります。
一方で、サブセレクタは改善の余地があります。従来通りで、ミラーレス時代のメニーポイントに特化した設計になっていません。
感触は重め。深く倒してもカーソルの移動は等速です。下のセレクタボタンを連打した方が早いのでは、と思うときもあります。
サブセレクタには、迅速かつ的確なポイント選択が求められます。深く倒したときには速く移動できるようになれば嬉しいです(サブセレクタに感度があれば)。
プレステのジョイスティックみたいに、ポインタの移動に慣性を付けたり、ゲームのインターフェイスに近づけてもよいかもしれません。ポインタ移動しながらダイアルを回すと、瞬間移動みたいにポインタが飛ぶようにする、なんていかがでしょうか。
1DXMarkIIIは動画でしか見てませんが、あの操作性は感動しました。
αに比べたら重いですが、軽さは正義です。持ち運びや首から下げたときの負担はぐっと下がりました。ただ、より軽さを追求すべきです。
【ソフトウェア操作性】
安心と信頼のNikonです。
αシリーズのカスタマイズ性は見事です。シフトキーやスティッキーもあり、様々な機能をアサインできます。Nikonはαに比べると劣りますが、必要十分です。ファンクションにホワイトバランスとAF設定をアサインしてますが、ダイアルを使った操作も快適です。
嬉しかったのが、スチール撮影モードの動画撮影ボタンに機能をアサインできることです。マイメニューの表示をアサインしてますが、すこぶる快適です。
一眼のときと変わらないと言ってしまえばそれまでですが、細かいところは最適化されており、よく作り込みされています。
水平器は描画を細くしてもらうか、一眼のメーターみたいになって欲しいです。鬱陶しいです。
【バッテリー】
予備は一つ持っていくか、モバイルバッテリーが必要です。300枚ほどの撮影でメモリが2つ減っていました。
USB-Cから直接充電できるのは大きなメリットです。
【液晶】
EVFのFPSも必要十分で、画質も悪くないです。発色も、PCの画像と比べ違和感は感じません。
液晶もタッチで操作できるし、色も良いです。肩液晶は高級感があり便利です。
【まとめ】
不満はありますが、Zレンズを含めた画質に関しては随一です。買って良かったです。
レンズのラインナップもまだまだ貧弱ですが(シグマのレンズまだー?)、ファームの改修含め、今後も期待します。