|
|
|
|
光の明暗もお手の物です。 |
105mm側も素晴らしい描写です。 |
|
|
|
新幹線車内から撮って、この描写力。かなり細かいところまで写せています。 |
|
|
SEL2470Zの後継として、SEL24105Gを購入し、半年ほど使い込んだので感想をレビューします。
普段は写真8割、動画2割でボディはa7siiiです。
【操作性】☆4
基本的な操作性は他のGレンズとさほど変わらず。
ただ、最近のGレンズのように縦構図出とる際のフォーカスフォールドボタンがないので☆-1です。
【表現力】☆5
狙った描写ができます。
zeiss系レンズと比べるとやはり、明暗の描写には弱いですが、かなりのところまで攻めれます。GMと比べると、色乗りが薄めなので、フィルムチックな写りが好きな方には抜群の性能です。
a7iv,a7siiiのクリエイティブルックだと、FLとVV2が合います。
パキッとした描写もフィルムルックな描写もどちらも得意です。
あと、これは意外でしたが、シャッタースピード早めにしてピタッと止めても、かなり細かいところまで写ります。これには驚きました。
a7siiiだと温泉街の暗さでも余裕で撮れます。F5.6くらいまで絞って適正露出でした。
【携帯性】☆4
24mmから105mm(super-35mmモードなら150mmまで)まで撮れるので使い勝手抜群です。
しかしながら、600g台あるだけあって、1日中首から下げてるとかなり肩凝ります。厳しいです。
ただ、写りは良く、信頼を置けるのでトレードオフですかね。
【機能性】☆5
・AF
普段使いで問題ない程度です。
細かい被写体にピント合わせたり、夜間のAFは若干劣る点があるものの、フォーカスフォールドボタンとMFを使えば特に不便なく使えます。
・MFの合わせ
的確にピント合わせができます。
・アクティブ手ブレ補正
本体にOSSが入っているせいか、かなり手ブレしないです。
アクティブ手ブレ補正で24mmなら、手持ちで歩きながらや車の車窓映像も気軽に撮れます。
・歪曲やフリンジ
これもほぼ目立たないですね。
確かに、広角24mmで直線を撮ったり、電線を逆光で撮るなどいじわるすればわかりませんが、通常使用範囲内で気になったことは一度もありません。
フォーカスブリージングも気になったことはありません。
【総評】
ズームレンズとして使うと異端児というか、かなり使いにくいレンズだと思います。しかし、いざ使いこなせば単焦点レンズよりも上をいく、作品作りを共にできる銘レンズになると感じています。
今では、作品づくりで、都会の夜や昼間だけの撮影の際には、単焦点を持ち出さず、SEL24105Gのみで挑むこともかなりあります。
それくらい、絶対的な信頼を置いてるレンズであり、仮に今後軽量化されたII型が出たとしても買い替えは検討しないでしょう。