『レンズキットでこの値段！？しかもキャッシュバック！？』 富士フイルム FUJIFILM X-E3 レンズキット [ブラック] たっちょ.さんのレビュー・評価

18-55mm F2.8-4を使用。23.3mm F3.2 1/2000s ISO200 PROVIA	同じレンス。27.7mm F3.2 1/1000s ISO250(誤操作で50上がった) CLASSIC CHROME	同じレンズ。八坂の塔の解像が最悪…。失敗です。三脚を携えてリベンジします！

作例１
京都 伏見 松本酒造 18-55mm F2.8-4
23.3mm F3.2 1/2000s ISO200（最低感度）PROVIA

作例２
京都 伏見 城南宮 18-55mm F2.8-4
27.7mm F3.2 1/1000s ISO250(誤操作で50上がった…) CLASSIC CHROME

作例３（悪い例）
京都 八坂 法観寺 18-55mm F2.8-55
18mm F2.8 1/60s ISO6400 PROVIA

Z50購入時にX-T30と散々迷ったわりには、あっさりとX-E３に手を出してしまいました。
Z50を早くも売ったわけではなく、追加で購入です。
2017年発売ですが後継機が出ないような噂もあり、何より値段が破格でしたので買わずにはいられませんでした。

【デザイン】
大きさとフィルムカメラチックなデザインに所有欲をそそられました。
キットレンズ（18-55mm F2.8-4）は少し大きく総合的なデザインを求めるなら35mm F2あたりの小ぶりな短焦点レンズが似合うのかなと思います。

【画質】
FUJJIFILM独特の色味が素敵ですね。
Nikonでも色は忠実すぎて映えないと言われがちですが、それでもNikonのほうがハッキリクッキリに見えてしまうほどにゆるく淡く心が和む色を出してくれます。
FUJIFILMを使う人は撮って出しが多いと言われる理由もよくわかりました。
作例として載せている空の色の出方が特に好きです。
一方、作例の3枚目のように夜間の高感度撮影にはあまり強くない印象を感じてしまいましたが、撮影データを見ると、明るさを稼ぐために絞り開放で撮ってたのでそれが原因ですね…。
三脚がなかったので仕方がなかったのです。

【操作性】
YouTubeでのイメトレ、ヨドバシでの実機演習を繰り返して購入に至りましたが、それでも使いにくい。笑
絞りはレンズで、シャッタースピードは軍艦部でと、それぞれ物理ダイヤルで調整するのは購入前に慣れました。
ISO感度はX-E3の場合は液晶を上から下にスワイプして設定を呼び出すのですが、それが面倒なので、前のコマンドダイヤルで直接調整できるように設定しました。
が、前後のコマンドダイヤルが軽すぎて誤操作を連発します。
これが星マイナス１。
また、Qボタンから入るメニューでは絵づくりの設定がBASEとカスタムが7種類ストックできるのですが、「BASE」がいつの間にか「BASE C1」になっており、気になったので元に戻そうにも戻し方が分からずじまいです。
気にしなければ良いのですが、分かりにくいというか使いこなせてないので今のところさらに星マイナス１にしています。
画面を右から左にスワイプしてフィルムシミュレーションを呼び出すのは快適に使えています。

【バッテリー】
Z50よりも持ちが悪いのではなかろうか…。
まだじゅうぶんに使っていないので無評価でも良いかもしれませんが、持ちが悪いのには変わりなさそうです。

【携帯性】
悪くないと思います。レンズが重たいかもしれませんが、ネックストラップで首から下げていてもなんら問題はありません。
Z50と比べてしまうとかわいそうです。

【機能性】
フィルムシミュレーションがやはり素晴らしいです。
スタンダードのPROVIAでもじゅうぶん美しいですが、個人的に好きなのはCLASSIC CHROME、PRO Neg.Hi、ACROSSです。
作例は1枚目の菜の花がPROVIA、２枚目の手水舎がCLASSIC CHROMEです。

【液晶】
じゅうぶん綺麗だと思いますが、これもどうしても比較対象がZ50になってしまうのがかわいそうですね。
事実としてのマイナスポイントは、AF駆動時に若干画面が乱れるところです。

【ホールド感】
グリップが薄いので良くはないですよ。笑
しかし、店頭でじっくり意識して触っているときはそう思っても、実際はそこまで大きな問題ではありません。
親指のかかる背面部の出っ張りが良い仕事をしていますね。
重いレンズは使わないので全然気になりません。

【総評】
買ってみたものの、Z50とこの２台をうまく使い分けられるか心配ですが、味付けが全然違いますのでそのときの状況や環境に合わせて持ち出す機種を決める、そういった新しい楽しみが増えた！ということにしておきます。