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『「本来あるべきミラーレス機らしいミラーレス機」の始まり』 SONY α9 ILCE-9 ボディ 6084さんのレビュー・評価

2017年 5月26日 発売

α9 ILCE-9 ボディ

  • 新開発のフルサイズCMOSセンサーを搭載し、最高20コマ/秒のブラックアウトフリー連続撮影が可能なプロ向けミラーレス一眼カメラ。
  • 最高1/32000秒(※電子音「切」設定時)の電子式アンチディストーションシャッターで、無音・無振動のサイレント撮影が可能。
  • 読み出し速度が従来機種「α7」比20倍以上に高速化した、世界初のメモリー内蔵フルサイズ積層型CMOSイメージセンサーを採用。
α9 ILCE-9 ボディ 製品画像

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※レンズは別売です

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最安価格(税込):
¥171,498 (19製品)


価格帯:¥―〜¥― (―店舗) メーカー希望小売価格:オープン

タイプ:ミラーレス 画素数:2830万画素(総画素)/2420万画素(有効画素) 撮像素子:フルサイズ/35.6mm×23.8mm/CMOS 重量:588g α9 ILCE-9 ボディのスペック・仕様

<お知らせ>
本製品の一部において、マルチインターフェースシュー部の無償修理が告知されました。詳しくはメーカーページをご覧下さい。

 

本ページでは掲載するECサイトやメーカー等から購入実績などに基づいて手数料を受領しています。

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α9 ILCE-9 ボディSONY

最安価格(税込):ショップが販売価格を掲載するまでお待ちください 発売日:2017年 5月26日

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『「本来あるべきミラーレス機らしいミラーレス機」の始まり』 6084さん のレビュー・評価

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6084さん

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満足度3
デザイン1
画質3
操作性3
バッテリー3
携帯性3
機能性4
液晶3
ホールド感3
「本来あるべきミラーレス機らしいミラーレス機」の始まり
当機種1)BMXフリースタイル
当機種2)インラインスケート
当機種3)BMXフリースタイル

1)BMXフリースタイル

2)インラインスケート

3)BMXフリースタイル

当機種4)FMX(ナイトセッション)
当機種5)FMX(ナイトセッション) ダンサー
当機種6)FMX(ナイトセッション)

4)FMX(ナイトセッション)

5)FMX(ナイトセッション) ダンサー

6)FMX(ナイトセッション)

α9の詳細な評価に関しましては以前の私のレビューをどうぞご参照下さい。


“何故ミラーレス機が登場したのか”

多分、各社のミラーレス化の推進力は「コストカット圧力」が主だと思います。第二には一眼レフを作る技術を失ってしまった会社があるという事。今までのミラーレス機は、本来まだ必要だったパタパタミラーやピントスクリーン、ペンタプリズム等を取り去ってしまった為に、一眼レフに追いつけなくなってしまった「劣化一眼レフ」だったと言えるでしょう。

そのため動体撮影時のAF能力やファインダー表示に多くの不満が出たと思います。私達消費者がミラーレス機より遥かに先にファインダーが滑らかに表示される「ビデオカメラ」を経験してしまったのも一因と思います。

各社のミラーレス化の進行は消費者側からの要求ではなくて、メーカー側の都合だったという事です。

しかしながら、理由はなんであれ、カメラのミラーレス化は避けられない歴史の流れであるとも私は感じています。それならばより私達に使い易いミラーレス機を消費者の側から要求する必要があると思います。

α9の発売で、8割方これに目途が付いたと実感しました。まだ「こんにゃく現象」の根本的解決策であるグローバルシャッターは搭載されていませんが、ファインダー表示はビデオカメラの様であり、これが動体撮影に威力を発揮するならば、カメラ界でのミラーレス化を更に推進する鍵となるでしょう。

しかしこれも基本的な部分では最新技術とは思えず、既にメーカー各社には有った技術で、ただコスト的な問題で中々製品化しなかったのだと思います。ですから、α9は手の届きにくい大変高価な製品となりました。

コストカットの為にミラーレス化したのに高コストのミラーレス機を製品化するにはそれなりの理由づけ(=プロ機)が必要だったのだと思います。

言い方を変えるとミラーレス機でも真面目に作ればこうなるというのがα9で、真面目に作ると高価になるとも言えるでしょう。

α9を境にミラーレス機は「旧来のミラーレス機」と「本来あるべき、ミラーレス機らしいミラーレス機」に分かれて行くと思います。

ニコン、キヤノン、パナソニックもある意味追従を余儀なくされ、フルサイズミラーレス機を投入して来ました。

α9から始まる「本来あるべき、ミラーレス機らしいミラーレス機」は劣化一眼レフではなく、一眼レフの構造的限界を乗り越えて行くでしょう。

ただしこれはセンサーサイズを意味するのではなく、カメラ内部の信号処理がα9と同等以上となり、本当の意味でのブラックアウトフリーのファインダーを実現することだと思います。

ただし、私達消費者は動体撮影や高速連写を必要とする方ばかりでは無く、また、フイルムカメラの経験の少ない或いは無い方には必ずしもフルサイズである必要も無いと感じます。

“α9の評価”

私はα9を現状のミラーレス機で一番完成度が高い機種であると考えています。
しかしながら、此処で詳論は避けますが、それでも人肌の色の再現に重大な問題を抱えており、照度変化で色味が変わる様に感じられるので、α9はデジタルカメラのもっと基本的事項に未熟な部分を未だに抱えているのだと思います。

ソニーは放送機器分野では権威であり、放送機器ではそういう問題はあり得ないので、静止画のカメラに於いても、最優先課題として根本的にこの問題を改善される事を強く要望します。

作例について

α9は「動体撮影機」であると言う事は衆目の一致する所ですが、動体撮影の作例が非常に少ないです。

私も平素スポーツを撮影していますが、選手の肖像権、競技団体のパブリシティ権にリスペクトしなければならないのでそうした写真は価格コムに貼る事は出来ません。

お仕事でスポーツ撮りをされているプロの方々も当然クライアントに権利のある写真は貼れないでしょう。

先般開催されましたストリート系のスポーツのエキシビジョンイベントである「キメラゲームvo.7」はステージのミュージシャンと一般観覧者以外の写真は掲載可能との事で、貼らせて頂きます。以前も同イベントのvol.3の写真を貼らせて頂いた事もあります。

最初の3枚は日中行われたBMXフリースタイルとインラインスケートの選手、後の3枚は夜に行われた、フリースタイルモトクロスでの、ダンサーの女性と選手です。

機材

日中:α9、SEL70200G(F4)

夜間:α9、メタボーンズ5型アダプタ、シグマ105mmF1.4キヤノン用
*フラッシュは禁止なので使っていません。



REV4.0:20190521:文書の改訂、作例のさしかえ
REV3.0:20170616:文書加筆、作例への差し替え
REV2.0:20170616:文言の一部修正

比較製品
CANON > EOS-1D X ボディ
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アマチュア
主な被写体
人物
スポーツ

参考になった133人(再レビュー後:24人)

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満足度3
デザイン1
画質3
操作性3
バッテリー3
携帯性3
機能性4
液晶3
ホールド感3
「本来あるべきミラーレス機らしいミラーレス機」の始まり
別機種1)EOS1DX+EF24-70F2.8非発光
別機種2)EOS1DX+EF70-200F2.8IS(I)非発光
別機種3)EOS1DX+EF24-70F2.8発光

1)EOS1DX+EF24-70F2.8非発光

2)EOS1DX+EF70-200F2.8IS(I)非発光

3)EOS1DX+EF24-70F2.8発光

当機種4)α9+EF24-70F2.8非発光
当機種5)α9+EF70-200F2.8IS(I)非発光
当機種6)α9+EF70-200F2.8IS(I)発光

4)α9+EF24-70F2.8非発光

5)α9+EF70-200F2.8IS(I)非発光

6)α9+EF70-200F2.8IS(I)発光

デザイン1
最低最悪、私がα7?のレビューで書いた事と同じです。外観の醜さは操作性の悪い部分や堅牢性の無さと不可分一体。

α7?のレビューもご参照ください。(男性型アイコン使用)
http://review.kakaku.com/review/K0000717585/Page=4/#891445

軍艦部の機能固定のダイアルは不要。キヤノンEOS1D系の小さいRを排除した丸みを帯びたデザインはラフに扱った場合のダメージコントロールになっているし、ボタン操作も誤操作防止になっている。こういう使いやすく堅牢な筐体設計を見習って欲しい。
行き過ぎた小型化は「プロ機」には不要。

画質3
α7?と同程度。

操作性3
「マルチセレクター」や「マイメニュー」等キヤノンのUIを幾らか参考にした様ですが、全体としてはEOS1D系の足元にも及ばない。

電池関連3
以下の私のレビューをご参照ください。
縦グリップ
http://review.kakaku.com/review/K0000961303/ReviewCD=1075882/#1075882
充電器
http://review.kakaku.com/review/K0000962400/ReviewCD=1075415/#1075415
電池
http://review.kakaku.com/review/K0000962398/ReviewCD=1075450/#1075450

携帯性3
フルサイズであるのでレンズも含めると一眼レフとほぼ同じになります。

機能性4
最大の美点はブラックアウトフリーと無音の電子シャッターそしてそれによる高速連写。
温度上昇問題は最大の難点。私も初の実戦にて静止画撮影で警告表示を経験、筐体の大型化で本質的改善が出来る筈。
防塵防滴にはあまり配慮されていない印象。
角張って脆弱な筐体も含め、アマチュアの私の使用実態から見てもコレを「プロ機」と称するには正直無理があると思います。(私は屋外スポーツを撮っています。)

液晶3
華奢で壊しそうな液晶の蝶番は廃止し一体化して欲しい。防滴の面でもこの構造は不安。

ホールド感3
少し小さすぎる以外はごく普通です。

総評”何故ミラーレス機が登場したのか”

多分、各社のミラーレス化の推進力は「コストカット圧力」が主だと思います。第二には一眼レフを作る技術を失ってしまった会社があるという事。今までのミラーレス機は、本来まだ必要だったパタパタミラーやピントスクリーン、ペンタプリズム等を取り去ってしまった為に、一眼レフに追いつけなくなってしまった「劣化一眼レフ」だったと言えるでしょう。

そのため動体撮影時のAF能力やファインダー表示に多くの不満が出たと思います。私達消費者がミラーレス機より遥かに先にファインダーが滑らかに表示される「ビデオカメラ」を経験してしまったのも一因と思います。

各社のミラーレス化の進行は消費者側からの要求ではなくて、メーカー側の都合だったという事です。

しかしながら、理由はなんであれ、カメラのミラーレス化は避けられない歴史の流れであるとも私は感じています。それならばより私達に使い易いミラーレス機を消費者の側から要求する必要があると思います。

α9の発売で、それに幾らか目途が付いたと私は思いました。まだ「こんにゃく現象」の根本的解決策であるグローバルシャッターは搭載されていませんが、ファインダー表示はビデオカメラの様であり、これが動体撮影に威力を発揮するならば、カメラ界でのミラーレス化を更に推進する鍵となるでしょう。

しかしこれも基本的な部分では最新技術とは思えず、既にメーカー各社には有った技術で、ただコスト的な問題で中々製品化しなかったのだと思います。ですから、α9は手の届きにくい大変高価な製品となりました。

コストカットの為にミラーレス化したのに高コストのミラーレス機を製品化するにはそれなりの理由づけ(=プロ機)が必要だったのだと思います。

言い方を変えるとミラーレス機でも真面目に作ればこうなるというのがα9で、真面目に作ると高価になるとも言えるでしょう。

α9を境にミラーレス機は「旧来のミラーレス機」と「本来あるべき、ミラーレス機らしいミラーレス機」に分かれて行くと思います。所謂二極化です。

ニコンもキヤノンもα9に追従を余儀なくされるでしょう。ニコンはニコ1で、キヤノンはDP−CMOSセンサーで、消費者を被験者にした人体実験を繰り返してきましたので、GOサインが出ればたちまち類似の製品を市場投入してくると思います。その意味では私もα6000でモルモットにされたと自戒しています。

α9から始まる「本来あるべき、ミラーレス機らしいミラーレス機」は劣化一眼レフではなく、一眼レフの構造的限界を乗り越えて行くでしょう。一方劣化一眼レフに過ぎない「旧来のミラーレス機」にはあと数年のうちに「一眼レフとミラーレスの両方の欠点だけを兼ね備えた過渡期の製品」という評価が確立すると思います。

ただし、私達消費者は動体撮影や高速連写を必要とする方ばかりでは無く、風景撮影等では「旧来のミラーレス機」でも一眼レフでも全く無問題(α6000やキスX7が未だに売れています。)なので、「旧来のミラーレス機」と一眼レフが市場から駆逐されるにはある程度時間がかかると思いますし、どちらもあえて駆逐する必要もないでしょう。「本来あるべき、ミラーレス機らしいミラーレス機」の低価格化が進めば、どちらもゆっくりと消えてゆくと思います。

作例
上段EOS1DX、下段本機(フラッシュ発光時のみメカシャッター使用)

レンズ:キヤノンEF70−200F2.8ISL(?) EF24−70F2.8L(?)

マウントアダプタ:メタボーンズ5型

フラッシュ:ニッシンデジタルDi700A(オフシュー)+PS8+Air1

現像:シルキーピックスPro8、ファイルサイズ縮小、5)のみ若干トリミング、それ以外レタッチ等無。

3)と6)は撮影条件(レンズ)が異なります。

モデル:YURIさん 所属:Girls Photo Factory秋葉原モデル撮影会 掲載許可済み

REV2.0:20170616:文言の一部修正
REV3.0:20170616:文書加筆、写真を作例への差し替え

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満足度3
デザイン1
画質3
操作性3
バッテリー3
携帯性3
機能性4
液晶3
ホールド感3
「本来あるべきミラーレス機らしいミラーレス機」の始まり
別機種ソニーにもGM級の高倍率ズームレンズが必要と思います。
別機種角張らないシンプルで堅牢なキヤノンのデザインを見習うべき
別機種液晶の蝶番は華奢で不安、廃止すべき

ソニーにもGM級の高倍率ズームレンズが必要と思います。

角張らないシンプルで堅牢なキヤノンのデザインを見習うべき

液晶の蝶番は華奢で不安、廃止すべき

別機種カードスロットにガスケットが見当たらない
別機種電池システムの抜本的改善が必要
当機種充電器はあと一つ追加購入すると撮影の前の晩早く床に着けます

カードスロットにガスケットが見当たらない

電池システムの抜本的改善が必要

充電器はあと一つ追加購入すると撮影の前の晩早く床に着けます

デザイン1
最低最悪、私がα7?のレビューで書いた事とほぼ同じです。外観の醜さは操作性の悪い部分や堅牢性の無さと不可分一体。

α7?のレビューもご参照ください。(男性型アイコン使用)
http://review.kakaku.com/review/K0000717585/Page=3/#891445

軍艦部に追加されたタイアル、露出補正ダイアルは不要。キヤノンEOS1D系の小さいRを排除した丸みを帯びたデザインはラフに扱った場合のダメージコントロールになっているし、ボタン操作も誤操作防止になっている。こういう使いやすく堅牢な筐体設計を見習って欲しい。
行き過ぎた小型化は「プロ機」には不要。

画質3
α7?と同程度。

操作性3
「マルチセレクター」や「マイメニュー」等キヤノンのUIを幾らか参考にした様ですが、全体としてはEOS1D系の足元にも及ばない。

電池3
α7?の物より大型化したが中途半端、本体を縦グリップ一体型とし、キヤノンの様な形状の大型電池を採用すべきです。消費電力が問題になるミラーレス機なら尚の事、電池システムの抜本的改善が必要。USB端子による外部給電やオプションの「外付追加電池ボックス」等は忙しい撮影現場の実態に合わない。付属の充電器がα7?と比べてまともになったのは評価します。

携帯性3
フルサイズであるのでレンズも含めると一眼レフとほぼ同じになります。

機能性3
最大の美点はブラックアウトフリーと無音の電子シャッターそしてそれによる高速連写、これにつきます。
温度上昇問題は最大の難点。私も初の実戦にて静止画撮影で警告表示を経験、筐体の大型化で本質的改善が出来る筈です。
防塵防滴にはあまり配慮されていない印象。電池フタのガスケットはフタを一周していないし、カードスロットのフタにはガスケットが付いていない。
角張って脆弱な筐体も含め、アマチュアの私の使用実態から見てもコレを「プロ機」と称するには正直無理があると思います。(私は屋外スポーツを撮っています。)

液晶1
華奢で壊しそうな液晶の蝶番は是非廃止し一体化して欲しい。防滴の面でもこの構造は不安。

ホールド感3
少し小さすぎる以外はごく普通です。

総評”何故ミラーレス機が登場したのか”

多分、各社のミラーレス化の推進力は「コストカット圧力」が主だと思います。第二には一眼レフを作る技術を失ってしまった会社があるという事。今までのミラーレス機は、本来まだ必要だったパタパタミラーやピントスクリーン、ペンタプリズム等を取り去ってしまった為に、一眼レフに追いつけなくなってしまった「劣化一眼レフ」だったと言えるでしょう。

そのため動体撮影時のAF能力やファインダー表示に多くの不満が出たと思います。私達消費者がミラーレス機より遥かに先にファインダーが滑らかに表示される「ビデオカメラ」を経験してしまったのも一因と思います。

各社のミラーレス化の進行は消費者側からの要求ではなくて、メーカー側の都合だったという事です。

しかしながら、理由はなんであれ、カメラのミラーレス化は避けられない歴史の流れであるとも私は感じています。それならばより私達に使い易いミラーレス機を消費者の側から要求する必要があると思います。

α9の発売で、それに幾らか目途が付いたと私は思いました。まだ「こんにゃく現象」の根本的解決策であるグローバルシャッターは搭載されていませんが、ファインダー表示はビデオカメラの様であり、これが動体撮影に威力を発揮するならば、カメラ界でのミラーレス化を更に推進する鍵となるでしょう。

しかしこれも基本的な部分では最新技術とは思えず、既にメーカー各社には有った技術で、ただコスト的な問題で中々製品化しなかったのだと思います。ですから、α9は手の届きにくい大変高価な製品となりました。

コストカットの為にミラーレス化したのに高コストのミラーレス機を製品化するにはそれなりの理由づけ(=プロ機)が必要だったのだと思います。

REV2.0:20170616:文言の一部修正

言い方を変えるとミラーレス機でも真面目に作ればこうなるというのがα9で、真面目に作ると高価になるとも言えるでしょう。

α9を境にミラーレス機は「旧来のミラーレス機」と「本来あるべき、ミラーレス機らしいミラーレス機」に分かれて行くと思います。所謂二極化です。

多分、ニコンもキヤノンもα9に追従を余儀なくされるでしょう。ニコンはニコ1で、キヤノンはDP−CMOSセンサーで、消費者を被験者にした人体実験を繰り返してきましたので、GOサインが出ればたちまち類似の製品を市場投入してくると思います。その意味では私もα6000でモルモットにされたと自戒しています。

α9から始まる「本来あるべき、ミラーレス機らしいミラーレス機」は劣化一眼レフではなく、一眼レフの構造的限界を乗り越えて行くでしょう。一方劣化一眼レフに過ぎない「旧来のミラーレス機」にはあと数年のうちに「一眼レフとミラーレスの両方の欠点だけを兼ね備えた過渡期の製品」という評価が確立すると思います。

ただし、私達消費者は動体撮影や高速連写を必要とする方ばかりでは無く、風景撮影等では「旧来のミラーレス機」でも一眼レフでも全く無問題(α6000やキスX7が未だに売れています。)なので、「旧来のミラーレス機」と一眼レフが市場から駆逐されるにはある程度時間がかかると思いますし、どちらもあえて駆逐する必要もないでしょう。「本来あるべき、ミラーレス機らしいミラーレス機」の低価格化が進めば、どちらもゆっくりと消えてゆくと思います。

提案
α7系との併用を考慮し、α7系に新型電池NP−FZ100が使えるようにする、α7系用の縦グリップの発売を希望します。

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アマチュア
主な被写体
スポーツ

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操作性3
バッテリー3
携帯性3
機能性4
液晶3
ホールド感3
「本来あるべきミラーレス機らしいミラーレス機」の始まり

デザイン1
最低最悪、私がα7?のレビューに書いた事とほぼ同じです。外観の醜さは操作性の悪い部分や堅牢性の無さと不可分一体。
軍艦部に追加されたタイアル、露出補正ダイアルは不要。キヤノンEOS1D系の小さいRを排除した丸みを帯びたデザインはラフに扱った場合のダメージコントロールになっているし、ボタン操作も誤操作防止になっている。こういう使いやすく堅牢な筐体設計を見習って欲しい。
小型化はプロ機なら不要。

画質3
α7?と同程度。

操作性3
「マルチセレクター」や「マイメニュー」等キヤノンのUIを幾らか参考にした様ですが、全体としてはEOS1D系の足元にも及ばない。

電池3
大型化したが中途半端、本体を縦グリップ一体型とし、キヤノンの様な形状の大型電池を採用すべきです。消費電力が問題になるミラーレス機なら尚の事、電池システムの抜本的改善が必要。USB端子による外部給電やオプションの「外付追加電池ボックス」等は忙しい撮影現場の実態に合わない。付属の充電器がα7?と比べてまともになったのは評価します。

携帯性3
フルサイズであるのでレンズも含めると一眼レフと同じ。

機能性3
最大の美点はブラックアウトフリーと無音の電子シャッターそしてそれによる高速連写。
温度上昇問題は最大の難点。私も初の実戦にて静止画撮影で警告表示を経験、筐体の大型化で本質的改善が出来る筈。
防塵防滴にはあまり配慮されていない印象。電池フタのガスケットはフタを一周していないし、カードスロットのフタにはガスケットが付いていない。
アマチュアの私から見てもコレを「プロ機」と称するには正直無理があると思う。

液晶1
華奢で壊しそうな液晶の蝶番は是非廃止し一体化して欲しい。

ホールド感3
少し小さすぎる以外はごく普通です。

総評”何故ミラーレス機が登場したのか”

多分、各社のミラーレス化の推進力は「コストカット圧力」が主だと思います。第二には一眼レフを作る技術を失ってしまった会社があるという事。今までのミラーレス機は、本来まだ必要だったパタパタミラーやピントスクリーン、ペンタプリズム等を取り去ってしまった為に、一眼レフに追いつけなくなってしまった「劣化一眼レフ」だったと言えるでしょう。

そのため動体撮影時のAF能力やファインダー表示に多くの不満が出たと思います。私達消費者がミラーレス機より遥かに先にファインダーが滑らかに表示される「ビデオカメラ」を経験してしまったのも一因と思います。

各社のミラーレス化の進行は消費者側からの要求ではなくて、メーカー側の都合だったという事です。

しかしながら、理由はなんであれ、カメラのミラーレス化は避けられない歴史の流れであるとも私は感じています。それならばより私達に使い易いミラーレス機を消費者の側から要求する必要があると思います。

α9の発売で、それに幾らか目途が付いたと私は思いました。まだ「こんにゃく現象」の根本的解決策であるグローバルシャッターは搭載されていませんが、ファインダー表示はビデオカメラの様であり、これが動体撮影に威力を発揮するならば、カメラ界でのミラーレス化を更に推進する鍵となるでしょう。

しかしこれも基本的な部分では最新技術とは思えず、既にメーカー各社には有った技術で、ただコスト的な問題で中々製品化しなかったのだと思います。ですから、α9は手の届きにくい大変高価な製品となりました。

コストカットの為にミラーレス化したのに高コストのミラーレス機を製品化するにはそれなりの理由づけ(=プロ機)が必要だったのだと思います。

言い方を変えるとミラーレス機でも真面目に作ればこうなるというのがα9で、真面目に作ると高価になるとも言えるでしょう。

α9を境にミラーレス機は「旧来のミラーレス機」と「本来あるべき、ミラーレス機らしいミラーレス機」に分かれて行くと思います。所謂二極化です。

多分、ニコンもキヤノンもα9に追従を余儀なくされるでしょう。ニコンはニコ1で、キヤノンはDP−CMOSセンサーで、消費者を被験者にした人体実験を繰り返してきましたので、GOサインが出ればたちまち類似の製品を市場投入してくると思います。その意味では私もα6000でモルモットにされたと自戒しています。

α9から始まる「本来あるべき、ミラーレス機らしいミラーレス機」は劣化一眼レフではなく、一眼レフの構造的限界を乗り越えて行くでしょう。一方劣化一眼レフに過ぎない「旧来のミラーレス機」にはあと数年のうちに「一眼レフとミラーレスの両方の欠点だけを兼ね備えた過渡期の製品」という評価が確立すると思います。

ただし、私達消費者は動体撮影や高速連写を必要とする方ばかりでは無く、風景撮影等では「旧来のミラーレス機」でも一眼レフでも全く無問題(α6000やキスX7が未だに売れています。)なので、「旧来のミラーレス機」と一眼レフが市場から駆逐されるにはある程度時間がかかると思いますし、どちらもあえて駆逐する必要もないでしょう。「本来あるべき、ミラーレス機らしいミラーレス機」の低価格化が進めば、どちらもゆっくりと消えてゆくと思います。

提案
α7系との併用を考慮し、α7系に新型電池NP−FZ100が使えるようにする、α7系用の縦グリップの発売を希望します。

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