【デザイン】
伝統的なニコンの一眼レフのデザインを踏襲しています.エントリークラス(D5600やD3600)の機種に比べてボリューム感があり,ミドルクラスのモデルを買ったという実感のあるデザインです.
【画質】
D7000からの買い替えですが,10年前にD7000を購入した際にISO感度1600が使い物になったと感動しましたが,このD7500はISO感度2000や4000は常用できる範囲になったなと驚いています.
【操作性】
私が所有する一眼レフとしてはタッチパネルは初めてなのでもうしばらく慣れが必要ですが,2つのダイヤルやカーソルボタン,ダイヤルなど,D7000から違和感がありません.撮影モードダイヤルロックボタンはカバンの中などで勝手に撮影モードが変わらないので良いですね.
【バッテリー】
D7000よりは電池を消費するように感じます.BluetoothやWi-Fiが搭載されているためでしょうか.しかし,あっという間に消費してしまうという感覚はありません.
D7000時代に購入したEN-EL15も使えます.サブバッテリを持っていれば心配はない感じです.
【携帯性】
そもそも一眼レフですから,スマホのカメラやコンデジに比べれば携帯性は悪いと言わざるを得ません.(限られた撮影環境ならアップルのデバイスの画質はもはや全紙へのプリントに耐えられますね)
重さとしては,D7000では一部にマグネシウム合金を使っていましたが,D7500では使っていないことで軽くなったのは良かったと感じています.マグネシウム合金を使っていませんが防塵・防水仕様になっているので私は問題視していません.
今回の買い替えに関してフルサイズ機も考えましたが,旅行などではAPS-C機の方がレンズも含めて小型軽量になりますね.
【機能性】
カメラそのもの機能については十分です.しかし,言い尽くされたことですが,バッテリグリップが使えないことが少し残念です.D7000ではバッテリグリップを使っていました.私にとってのバッテリグリップの魅力は縦位置シャッターボタンでした.特にスポーツを縦位置で撮影をするときに重宝しましたが,最近はスポーツ撮影の機会がなくなったことからD7500では割り切ることができました.
【液晶】
チルト式であることがとても良いです.高いアングルや低いアングルで撮るときに確認がしやすくなりました.
タッチパネルとしてメニューを操作するにはちょっと小さくて操作しにくい感じはあります.しかし,コマンドダイヤルとマルチセレクターでの操作に慣れていることから大したことではありません.
【ホールド感】
D7000よりもグリップが深くなったのでホールドしやすくなりました.
【総評】
D7000との比較で述べさせていただきました.(これまでD50, D80, D7000と使ってきました) D7500の発売以来,D500との立ち位置の比較でシングルのメモリスロット,バッテリグリップとマグネシウム合金不採用のことがデメリットとして挙げられてきました.メモリスロットは大容量のSDカードを使うことでカバーできます.マグネシウム合金の件は撮影には直接的には関係の薄い部分です.バッテリグリップが割り切れるかどうかが1つの分かれ目になるかと思います.私はD7500を使い始めて満足しており,D7000から買い替えたことに後悔は全くありません.それからシャッターの音がいいですね.かなり気分が上がります.
ミラーレスの時代が始まろうとしている今D7500を選びましたが,私にとっては次の買い替えの時かなと感じています.