『魅せることにこだわった一本』 タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ CAR2A91.BH0742 brandingさんのレビュー・評価

重厚感のある外装	視認性は微妙…	裏スケムーブメントは必見

普段使いの時計に加え、腕時計店で一目惚れしてコレクション用に購入。
気に入ったので、こちらが普段使い用になるかも知れない。

【デザイン】
ご覧の通り、視認性が良いとは決して言えない。その代わりに、スケルトンを存分に楽しむことができる。視認性を犠牲にしてでも手にしたい重厚感がこの時計にはある。

【ブランド性】
タグ・ホイヤーはＬＶＭＨグループ傘下でブランド性も申し分ない。ただ、若干若者向けの印象はぬぐえない。

【機能性】
上述したように、視認性から言って機能性が良いとはとても言えないが、タグ・ホイヤーといえばクロノグラフで数々の特許を取ってきた時計メーカーである。タグ・ホイヤーの機械式クロノグラフを一本持っていて損はないと思う。

【価格】
正直言ってこの重厚感でこの価格は安いとしか言いようがない。コストパフォーマンスに優れているのも、このメーカーの特長だと思われる

【ムーブメント】
自社製ムーブメント「ホイヤー０１」は、セイコー社が部品の多くを供給していることは良く知られているところ。その国産ムーブメントの技術力を借りながらも、ここまで魅せるための努力をしているところは、さすがにタグ・ホイヤーのプライドを感じさせる。

【ケース・耐久性】
マットブラックのセラミックケースは上品な趣きを感じさせる。一度レンガの壁に思い切りぶつけてしまったが、レンガの方が割れてしまった（ゴメンナサイ）。

【裏スケルトン】
注目すべきはケースの裏側。ピンク色のコラムホイールや３９石のルビー、回転するテンプ、ゼンマイなどが手に取るようにわかる。コート・ド・ジュネーブ装飾で仕上げているところも、タグ・ホイヤーのこだわりだろう。とにかく一度見て欲しい。魅せる時計としての完成度は高いと思う。