高価だが欲しくなったんだからしょうがない
・購入理由
50mm画角が好きで、被写界深度のコントロール幅が大きいレンズが欲しいと思っていました。
朝方や夜の撮影でf1.8のレンズより、ほんの少しシャッター速度が欲しいというのもありました。
コンパクトなパナライカ25mmと迷ったのですが、オリンパスの方がアッサリした描写で好みだったのと、
レンズ構成枚数が多いので逆光耐性が悪いのではないか?と期待してこちらのレンズにしました。
変な書き方ですが、大口径の柔らかい描写と共に、少し違った偶然の写りを期待して選びました。
・使ってみて
ボケがとにかく綺麗です。
ピント面はしっかり解像して滑らかにボケます。
絞り開放でもピントはAF任せでほとんど大丈夫です。
なので積極的に開放近くで撮ってしまいます。
絞り込むとf1.8のレンズと大して描写の違いはないです。
見る人によれば違うのかもしれませんが、私ごときでは見分けがつきません。
ハイスピードレンズとしては、f1.8のレンズより1段違うとは実感できません。
1/3〜2/3段違うかな、程度です。
たぶんレンズ構成枚数が多いのでt値が少し暗いのかもしれません。
今のところ自分にとっては問題ないです。
更に日中でも絞り開放でシャッター速度がギリギリ1/8000で間に合うので、案外これが良いと思っています。
逆光耐性は期待した程には弱くない印象です。
まぁこれも一般的には良い性能と言えるでしょう。
フレアよりもゴーストの方が発生しやすいです。
近代的なレンズの中では癖玉なのかな?と思っていましたが、むしろ使いやすい大口径レンズでした。
携帯性は良いとは言えないですが、
f1.8単焦点シリーズと比べるのは酷というものです。
美しいボケと解像感の両立、大口径なのにAFが速く、防塵防滴でマニュアルフォーカスクラッチ搭載、
というレンズ性能を考えれば大きくはないでしょう。
私個人としては大満足で買って良かったと思っています。
しかし「このレンズでなければ」と確信がない限り費用対効果が見い出せないと思うので、
万人にお勧め出来るか、と言ったら出来ません。
コンパクトなf1.8のレンズの方がコストパフォーマンスは高いです。
絞り開放付近の滑らかで美しいボケに投資できるかどうかでしょう。
私は欲しくなってしまったのだから、しょうがないです。
- レベル
- アマチュア
- 主な被写体
- 人物
- 風景
- 子供・動物
- 夜景
- 室内
- スポーツ
- その他