三拍子揃った標準レンズ
ウェブデザイナー兼ライターで生計を立てている。主に観光地・宿泊施設・飲食店のPR用サイトを低額で作成している。
プロカメラマンに撮影を外注すると予算の大半を使ってしまうことが多く、撮影を自分で行うケースが増えてきた。
富士フイルムとオリンパスを併用してきたが、このレンズを購入してからオリンパスの使用頻度が高くなった。
というのも、美しくボケて、オートフォーカスが早く静かで、しかも防塵防滴だからである。
富士フイルムには、標準レンズが2本ある。
ひとつは、f1.4でボケが綺麗で明るいが、オートフォーカスが遅くうるさく、防塵防滴ではないレンズ。
もう一方は、f2.0で防塵防滴でオートフォーカスが速く、でもボケと明るさが今ひとつのレンズ。
クライアントからの依頼で写真撮影を行うが、日帰りか一泊がほとんどで、雨天や荒天のこともある。
そんな時に屋外の写真も撮らなければならないので、防塵防滴は必須だ。 天気が良い時だけ、その時に撮りたいものだけを撮るような趣味の世界とは違って、雨だろうが雪だろうが、それなりに撮らなければならない。だから防塵防滴が大前提となる。
実は富士フイルムのジレンマは、換算35mm、50mm、85mmで同じ構図になる。
それと比べると、オリンパスは選びやすい。
先程書いた通り、美しくボケて、オートフォーカスが早く静かで、しかも防塵防滴の三拍子が揃っている。
今までは85mmや35mmでオリンパスの優位性がなかったが、単焦点PROレンズのトリオが揃ったので状況が一変した。
しかもボディ内手ぶれ補正やセンサーダスト耐性の点でオリンパスは使いやすい。
欠点を挙げるとすれば、逆光に強くないことくらい。
私のような平凡なプロには、これくらいが丁度良いと思う。
フルサイズと比べて最高画質ではないが、とにかく使いやすく精神的に楽で、撮っていて楽しいのがオリンパスの良いところ。