キヤノンフルサイズ一眼レフの完成形
|
|
|
東京駅 |
鎌倉・長谷 |
代官山 |
|
|
|
鎌倉・妙本寺 |
横浜市イギリス館 |
人形着物作品展 |
「5D」「5D Mark II」「5D Mark III」と使用してきましたが、昨秋「EOS R」が発表になった時に置き換えを検討したものの機能面からパスし、ちょうど25万円を切った「5D Mark IV」に入れ替えました。
約7ヶ月間使用した結果を、主として先代(Mark III)との比較でレビューいたします。
【デザイン】
先代を引き継いだキヤノンらしいデザインで好感が持てますが、ペンタカバーが樹脂製となったため、そのつなぎ目が目立ちます。
リモコン端子が前面に移ったため「5D」と「Mark IV」の銘板が一体となって、見た目に判りやすくなりました。
【ホールド感】
先代同様、深いグリップと絶妙なボディバランスで、ホールド感は抜群。
バッテリーグリップを装着すると、ヘビー級のレンズでも安定した撮影が可能です。
【携帯性】
フルサイズ一眼レフに携帯性は余り求めませんが、先代よりも60gほど軽くなっていますので、パンケーキレンズ等を装着した時には、その恩恵に預かれます。
【バッテリー】
先代と同じ「LP-E6系」ですが、画素数増やレンズ収差補正、ノイズリダクションの進化等により、「DIGIC」の処理が増えたためか先代よりも持ちは悪いので、予備バッテリーの携行をお勧めします。
【液晶】
先代からの大きな変更点は「タッチパネル式」になったこと。
マイメニューが3画面になったことで、使い勝手も向上しています。
ただしライブビュー時のタッチフォーカスは、「親指AF」を設定している場合に機能しないのが難点です。
【画質】
画素数が約3040万画素に増えたことと、ローパスフィルターの効きを弱めたことが相まって、先代よりも解像感がアップしています。
さらにピクチャースタイルで「ディテール重視」を選択すると、非常に繊細な描写を得ることができます。
またダイナミックレンジも先代より広がっており、特にハイライト側の表現に余裕がある感じです。
高感度耐性も上がっており、ISO1600までは安心して常用できます。
【操作性・機能性】
先代同様、よく練り込まれた操作性は特に大きな問題点・不満点もありません。
あらたに「測距エリア選択ボタン」が増えましたが、個人的には一点フォーカスが多いので、余り使用していません。
【総合評価】
ソニーが先行していたフルサイズミラーレス市場に、キヤノン・ニコン・パナソニックが次々と参入。
世はまさに「フルサイズミラーレス戦国時代」を迎えていますが、キヤノンの「EOS R」はまだ発展途上の感が否めません。
一方のフルサイズ一眼レフは熟成を重ね、特にメインストリームの5D系は、この「mark IV」で完成の域に。
突出はしてないものの、全方向に弱点の無い「何でも撮れる」カメラであり、安心して撮影に臨めます。
この先「mark V」が出るのか、或いは「EOS R5?」になるのか判りませんが、それまでは連れ添っていくつもりです。
- レベル
- ハイアマチュア
- 主な被写体
- 人物
- 風景
- 室内