『SIGMA 85mm F1.4 Art のオルタナとして』 SONY FE 85mm F1.4 GM SEL85F14GM 大話西遊さんのレビュー・評価

このカットから、中央と右下隅を切り出す	中央部、F８．上がSIGMA、下がSONY。	F8、右下隅。上がSIGMA、下がSONY。
開放。右がSIGMA、左がSONY。

　メインはCANONを使っている。風景には５Dsか５DsR、ポートレートは５年前に買った５D3と、最近SIGMAから出た85? F1.4 DG Artを使っていた。だが、年齢とともに機材の重さが気になりだし、ここ一年ほど、部分的なミラーレス化をはかっている。

　SONYについては、ビデオ機のベータ規格を捨てられた記憶がトラウマになっていて、なかなか手が出なかった。ところが、今年に入って買ったRX1Rが、想像以上にいい。35?に限定して言えば、ほとんど一眼レフがいらないと言えるレベルだった。そこで、キャッシュバックキャンペーン中でもあり、ポートレート機材をα7R IIとFE 85mm F1.4 GM SEL85F14GMに変更した。

操作性：MFのストロークもそこそこあるし、問題ない。

画質：開放から使えて、ボケもきれい。絞れば、風景にも使える。ボディが違うので単純比較はできないが、定評のあるSIGMAに比べても、解像感で負けない。ボディのせいかレンズのせいかは不明だが、５D3 + SIGMA 85mmに比べると、ややGよりの発色。（嫌いではない。）

携帯性：重い、と言いたいところだが、なにしろこれまで使っていたのがSIGMAの85?である。あれに比べたら、軽いもの。

機能性：AFは静かにすっと合う。ボディの瞳AFと組み合わせると、視力の弱ったおじさんには最高。


写真は、EOS ５D3 + SIGMA 85mm対、本機＋FE 85mm F1.4 GM SEL85F14GMの比較。二枚目と三枚目がF8でISO100、四枚目がF1.4でISO100．