FE 85mm F1.4 GM SEL85F14GM レビュー・評価

初めて買ったGM。f1.4が必要になり購入した。

主に屋外で人物を撮る時に使用。背景の整理に気を使わなくて済むのでいつでも思う以上の画を叩き出してくれる。

スイッチ類も確かなクリック感があり、使いやすい。映画のようなムービーも簡単に残せる。

購入して4年以上経つが今でもカメラにほぼ付けっぱなし。無くてはならない画角です。大好き。

?型が出るとか、F1.2が出るとか
噂をよく聞きます。
85mmはSIGMAのDG DNを使っていたので
特別このレンズが欲しかった訳ではないのですが
なんとなく買ってみました
24mm35mm50mmのGMを持ってましたので
揃ってるとカッコいいなぁくらいのノリでした
正直撮ってる時のビューファインダーでは
SIGMAの方が心に響くものがあります
パソコンで観ると印象が違いました
さすがGM、発色がナチュラルですごく良い
ボケはSIGMAの方が好みかな
AFは少し遅いし、若干駆動音がしますが
私はポートレート専門なので全然問題なし
欠点はやっぱり重いことかな
迷ってる方は買うべきです

GMレンズの初期型としてこの85mmと2470は常にディスられてきました。しかしそのうちのどれほどの人がこの二本を使ってきたのでしょうか？　特に神レンズの代名詞となった24105GもしくはタムロンのA036登場以降、それから安価高性能の85mm f1.8が登場して以降、比較のためにディスられることこそあれ、実際に使った人はほとんどいないのではないかと思うのがこの初期GMの二本、とりわけ85mm f1.4 GMです。

まあね、もちろんね、シグマの小型の85mm f1.4が出ましたから、あっちの方がコスパとかは素晴らしい感ありますよ。使ったことないので比較できません。でもね、一つ言えるのは、恐らくG Masterというカテゴリはこの85mm f1.4が素晴らし過ぎたばかりに生まれてしまったものだと思います。

85GMは素晴らしいです。確かにAFは遅めかもしれないですけど、50macroと比べれば普通です。ちゃんと使えます。というかそういうことじゃないんですよねこのレンズの凄みは。写り。85mm f1.8と撮り比べればわかるんですが、無印はね、めっちゃ静かにしかも爆速でAFが合う。確かにこれも素晴らしい。でもファインダー越しの描写や色味が、圧倒的にGMの方がいいんですよ。私もかなり店頭で撮り比べて悩んだわけですよ。旧型を買って機能に不満を持つ銭失いは嫌だ、と思いながら。でも、撮っていって思ったのは、むしろ合焦するからといって無印で妥協した方が後悔するな、ということでした。AFが遅いとかちょっと音がするっていうのは致命的なデメリットではなくて、GMの方が画質がいいというのはクリティカルなメリットでした。それからもちろん、f1.4であるということも。

85GMはねー、ほんと違うんですよね。2470GMのテレ端で我慢しようとか、クロップして耐えようとか、色々思ったんですけど、違うんですよねやっぱり。この"違う"感は50 Planarのそれに似ているかもしれません。

それから競合域に100mm f2.8 STF GMがあります。一時期は9万円前半でマップカメラにずらずら並んでいた気がするのに気がついたらちょっと高値安定傾向……なかなか手が出ない……。というか普通の人なら手を出すべきではない特殊なレンズですが沼にずぶずぶ浸かりきったのでSTFの美しいボケには興味があります。確かに作例を見直してみても個性的で美しいボケ。興味はあります。あります…………が、でもT値5.6は暗すぎるんですよね。私は夜も撮るので絶対的に相性が悪い。ハーフマクロで便利というなら135GMもある。解像力ならぜんぜん85GMも135GMも負けていないと思う。ということで物欲に負けまくりの私なのですが以外と抑止効果要素がたくさんあり100STFは手に入れずにおります。やっぱり使えることこそが重要なので、コレクションとして持ちたいわけではないんですよね。そして、その比較検討の結果、f1.4の85mmがやはりよかろうとなり、現状、私が持っている単焦点の中では一番最後に購入したのがこちらです。次に購入する予定の単焦点は35GMで、多分もうないです。あるとしたらシグマの105マクロ。

100STFがじゃじゃ馬だっていうなら85GMだっていい加減にしろっていうくらいじゃじゃ馬ですよ。AF確かに遅いし、あと135GMと比較すると全く寄れないし。でも決まったところで出てくる絵は最高。開放がふわっとしているのは選択的個性。というか長所ですね。ぱきっと生きたいならf2とかに絞ればよろしい。ここは解像性能全振りのシグマの85mmとは違ったところですね。ていうかいまや85mmはコスパ優先でみんな無印かシグマ買ってるんでGM使ってること自体が個性っていうか優位だと思いますよ、ホント。古いからどうだとかの風評は無視だ！　使ってみてダメだったら変えよう！！

それから音が出るから映像を撮るには向かない、という話がありました。でもですね、冷静に考えるとこれも用途次第でして、ボディにワイヤレスマイクつけて撮影したら当然ですがレンズの駆動音全く問題になりませんでしたよ。ボディ内蔵マイクそのままで行くとつらいかもですけど組み合わせによっては全然使えるということですね。風防つきのガンマイクでも騒音抑えられる可能性けっこう高いと思います。この当たりのことも試していない人が「あれはダメーこれもダメー」と机の上で騒いでいる可能性が高いので、なんでもDo it yourselfがいいと思います。

そんな85GMですが、最近はたまにしか使わないですね。135GMと同じような位置づけになっています。望遠を使うとしたら、仕事でもプライベートでも70-180 f2.8 VXDを持っていきます。でも85GMもまたこれにしか撮れない写真があるので手放したりしません。これがもし85mm f1.8を買っていたら、「はー全然使わないやん！　意味ないから手放そ」ってなったと思います。無印、悪い商品ではないですけど、結果的に安物買いの銭失いですね。いま85無印の購入を検討している人にはタムロンの70180を強くお勧めしておきます。

最後に、現像してるのでexifないですけど珍しく作例載せておきます。ちなみにこの１〜２日で自分が所持している他のレンズやボディのレビューを手当たりしだいにばーっと書いたのですが、作例がないのは単に該当の写真を撮ってくるのが多すぎて選別面倒だからです。85GMはたまたま取りやすいところにあったので持ってきました。それだけです。

85mm単焦点は、キヤノンEFマウントで85mm F1.2L?とSIGMA85mm F1.4Artを使いました。

その後SONYに移行して、まずFE85mm F1.8を使って解像感やAF精度、軽量コンパクトの強みを実感しました。
このレベルのレンズが5万円強で買えるのか、と驚きました。

しかし、SONY Eマウントを知れば知るほど【GM】の存在が気になって仕方ありません（笑）。
中古相場を調べてみたら、新品価格からの値落ち率は意外と大きく、お買い得感さえ感じ始めてしまい（自分に都合よく解釈して）購入した次第です。

FE85mm F1.8と比較して優っている点は、他の方も書かれていますが口径食の少なさです。
11枚羽根の円形絞りは、極上の玉ボケを生み出してくれます。
夜景ポートレートを撮る方や、玉ボケに拘りがある方には外せない要件かと思います。

逆に、FE85mm F1.8に対して、『さすがはGM』と胸を張れる点はそれくらいかも・・・。
開放F値2/3段の差は、高感度に強いフルサイズ機にとっては大したメリットとは言えないと思います。
ボケの差は、正直言わなければ分からない程度だと思います。

GMは、開放では僅かに描写が甘く、それがポートレートにはとても良い塩梅となります。
F2.8まで絞ってしまえばカリカリ過ぎるくらいで、ポートレートには向きません。

FE85mm F1.8は開放からカリカリな解像で、絞っても大きな変化は無いように思えます。

また、AF速度や精度は明らかにGMの方が劣ります。
AF作動音もシュコーシュコーと鳴ります。
FE85mm F1.8は無音で動作します。
これはもう、発売年の違い（家電は新しい方が良い）という事だと思います。

色々書きましたが、弟分のFE85mm F1.8が優秀過ぎて、GMの面目が保てるのかどうか自信がありません。
コスパを重視する方にはお勧め出来ませんが、85mm単焦点を色々使って来た中では、素晴らしい描写力を持っていることだけは間違いなく言えます。

F1.8との価格差を考えると、そこまでは…と躊躇せざるを得ない価格と大きさで、実際の所、殆どの場合、F1.8で十分満足出来ると考えます。

個人的な大きな違いは
・口径食
・点光源描写
の二つ。

ここはF1.8との差が大きく、1段絞りで口径食の影響が殆ど無くなるF1.4に対して、F1.8は影響が残る上に羽根形状が露呈します(F1.4は二段絞ってもほぼ判らないレベル)。
イルミネーションのような厳しい条件下でその差は大きくなります。

とは言っても、通常の使用においてはF1.8が価格や大きさを差し置いても素晴らしく優秀なので、それ以上の描写を求める厳しい目を持った一部の人向けのレンズだと思います。

この時代のこのクラスのレンズなので、描写は絞り開放も二段絞っても中心部の解像力には殆ど変化がありません。
ボケ質を含め描写に破綻が無いので、どのような状況下でも安心して撮影が出来ますが、AFは遅くA7IIとA7RIIIでは迷う事もしばしば。
LA-EA3を介した50mm F1.4 ZA SSMの方がAF精度が高いように感じるレベルで快適とは言い難い。

絞りリングの節度が足りず、不意にAポジションからF16に変わってしまっていて、ボディからの操作を受け付けない事が良くあります。

操作性に関して、このレンズに限りませんが、(一部望遠を除き)相変わらずフォーカスホールドボタンが1つだけというのは頂けない。
特にこのレンズの場合、縦位置での撮影が多くなると十分予想される為、ボタンはレンズの下側(或いは上)にも付けるべきで、SONYの人は実際に使ってないんじゃないかと訝しむレベル。

私は主に人物を撮影しており、たとえモデルご本人が画像掲載を許諾なさってもネット上に無造作に晒しておくのは忍びないので、作例はご勘弁下さい。

ニコンからソニーに乗り換えた際に、最初に導入したレンズです。
とても気に入っており、今一番使っているレンズです。

AFが遅いと言うレビューを見掛けますが、ポートレート撮影ではまったく問題ない速度です。
さらに、暗所のイベント撮影時にダンスを踊る人にも瞳AFで問題なく合焦しています、精度も素晴らしいと思います。
AF音は微かに聞こえます、その点は動画には不向きかもしれないですね。

購入前に抱いていた一番大きな期待と不安はボケ質でしたが、杞憂でした。
良いボケ質だと思います、透明感がありもやつかず、しかし二線にならず（状況によっては前ボケが二線になる場合がありますが）。
味がある、と言うわけではないですが、最新のレンズとしてはバランスの良いボケ質ではないかと思います。

解像感は最新レンズなのであまり心配はしていなかったのですが、やはり素晴らしい。
絞り解放から十分に解像しています。
しかも線が細くて繊細で、かつ滑らかな質感で、「品」のある描写です。

最近まで使っていたニコンの「AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED」は描写が、どことなく何となく気に入りませんでした。
あくまで個人的な感想ながら、ボケと解像共に「SEL85F14GM」が勝ります。

大きさと重さも扱いやすい範囲に収まっていると思います、本体（α7III）とのバランスもちょうど良いです。
フードの高級感も◎、ロック機構も助かります（GMだけでなくツァイスにも付けて欲しい機構です）。

意外なのがフリンジが出やすい点。
輝度差が激しい場面でパープルフリンジが出ます。
と言っても今のところ、「明るい背景に立つ人物の髪」にしか調整の必要は感じていません。
夜の照明等ではなぜかあまりフリンジは出ないようです。
いずれにせよ現像の際に容易に取り除けますが、最新レンズでこんなにはっきりフリンジが出るとは、とちょっと驚きました。

光芒の部分だけトリミングしてます。F7.1で撮影

　人物撮影は素晴らしい表現力です。自分みたいな駆け出しの人間でも素晴らしい写真が撮れます(^^　重さと価格を除けば文句なしです。85ｍｍのF1.8も素晴らしい評価の様なので、そちらを選んでも後悔はないと思いますが、買ってからしばらく経つとF1.4はどんなのが撮れるんだろう・・・、となる事は目に見えていたので自分は先にこちらを選びました。　結果、高いですけどこちらを選んで正解でした(^^)　レタッチ無しでもものすごい綺麗に映し出してくれます。重さと大きさに関してはそこまで気になりませんが、ぶらっと街歩き、スナップ撮影感覚では持ち歩きたくはない重さです。

　人物以外にも風景や夜景も撮りますが、前評判の段階で青色LED光芒が残念とのYouTube動画を見ていたので、特に期待はしてなかったのですが、先日撮った夜景の光芒は非常に綺麗でしたので画像を添付しておきます。人物撮影以外にも焦点距離さえクリアすれば夜景での威力も発揮するのではないでしょうか。個人的に夜景撮影でも期待感大です。(^_-)-☆

【操作性】
絞りリングあるので電源OFF時に任意のF値に設定して電源ONできるのが地味に便利です。フォーカスリングはゴム、鏡筒は樹脂で持ってて滑りにくい。
【表現力】
ちょっと類を見ないボケのキレイさと解像度、描写はミノルタ時代のそれを間違いなく受け継いでいますね。
STFレンズとは別の方向性でボケの美しさの完成型ですね。ただ周辺光量落ちが多めです。
【携帯性】
重いデカいです、このクラスを求める人は携帯性など二の次でしょう・・。
【機能性
AFは正確で思ってたより中々早く合焦します。独特な駆動音がクセになりそう…笑
MFはかなり微調整が利きます。
【総評】
高価だけど写りに関してはケチのつけようがないです。欲を言えば外装は金属製にして欲しかったかな。

喫茶店	虎ノ門ヒルズのオブジェクト	ドラえもん
地面	居酒屋さん

【操作性】
全く問題ないです。
絞りリング、AF/MF切り替えボタンは便利ですね。

【表現力】
このデカさで、この値段なわけでダメな筈がないです。

【携帯性】
デカくて重いですが我慢出来る範囲です。

【機能性】
AFは状況によっては迷います。(暗い所)
明るさが確保出来て被写体がハッキリしているなら問題ないです。
AFの音はうるさいですが、写真に影響する訳ではないしス、マホのシャッター音と
比べれば全く問題ないです。

【総評】
お金があるならGM、ちょっと厳しいならBatis、コスパ重視なら無印と
85mは充実してますね。
自分はお金ないですけどポートレート、コスプレメインなので無理して最上級を購入しました。

シャドウが美しい	心はやる

【操作性】
フードをはめるときシックリこないことがあるので−1

【表現力】
最高の写真を切り取ってきます。柔らかい描写が欲しければf1.4で、f2.8で撮影すれば息を飲むほど解像します。私にはいい写真が取れた!と思うのはSonnar T* FE 55mm F1.8やBatis 2/25よりも多いです。プロでないですが、その場の写したいこれだというのを雰囲気ごと持ってくると言う感じでしょうか。

【携帯性】
重いです。最近は純正の軽い85mmが出てますが追加するほどではないかな。

【機能性】
皆さんコメントしている通りフォーカスは音がしますし、速くはないです。しかし被写体次第かと。私が写す人物、自然、スナップには問題ないかと。

【総評】
家族を写す、旅行で心に残る被写体を残す場合最高の絵を出してくれてます。写真は引き算と言いますが、自分で多少前後すれば写したい絵が撮れますし、背景をぼかして引き立てます。最近は1キロを越えるレンズも出てますが、これ程の表現力が800g超で撮れると考えればいい買い物をしたと思います。

８５ミリって、やっぱり１．４じゃなければならない。ずっと欲しかったよ、このG　Master。

AFは決して早くないですが、精度はピカイチだ。駆動音については…　まあ、確かにちょっとうるさい。

描写については本当にびっくりした。開放からシャープで、ボケの美しさも…　今の時代で、どのレンズにもまけない。開放で使っていきたくなるレンズだ。

αユーザーであれば、是非、試してみて！

詳しくはinstagramにて: https://www.instagram.com/chiaki_days/

(｀･ω･´)ゞ

発表と同時に予約して購入しましたが途中AF駆動系の不良で交換しています。

【操作性】
絞りのクリックは有無切り替えられます。MF操作時のフィーリングはとても良く滑らかで微調整もレスポンスが良くし易い

【表現力】
開放からシャープですが、解放時は若干柔らかさがあり使い分けしてます。F2.0まで絞るとカリカリなんですが前後のボケは綺麗で五月蝿くなく流石ボケにこだわっただけはあると感じました。

【携帯性】
デカイです、Aマウントの85mmと比較すると大きいなと感じます。重さは大きさの割に軽量です。

【機能性】
AF速度は劇速では無いが遅いと感じる事もなかったです

【総評】
Aマウントの時も旧MINOLTA時代から好きな焦点距離でこのレンズがあるからAマウントを使ってきたと言えるレンズでしたが、Eマウントもこのレンズのおかげで使い続けて行くような気がしてしまうレンズの出来で買って良かったです。

このカットから、中央と右下隅を切り出す	中央部、F８．上がSIGMA、下がSONY。	F8、右下隅。上がSIGMA、下がSONY。
開放。右がSIGMA、左がSONY。

　メインはCANONを使っている。風景には５Dsか５DsR、ポートレートは５年前に買った５D3と、最近SIGMAから出た85? F1.4 DG Artを使っていた。だが、年齢とともに機材の重さが気になりだし、ここ一年ほど、部分的なミラーレス化をはかっている。

　SONYについては、ビデオ機のベータ規格を捨てられた記憶がトラウマになっていて、なかなか手が出なかった。ところが、今年に入って買ったRX1Rが、想像以上にいい。35?に限定して言えば、ほとんど一眼レフがいらないと言えるレベルだった。そこで、キャッシュバックキャンペーン中でもあり、ポートレート機材をα7R IIとFE 85mm F1.4 GM SEL85F14GMに変更した。

操作性：MFのストロークもそこそこあるし、問題ない。

画質：開放から使えて、ボケもきれい。絞れば、風景にも使える。ボディが違うので単純比較はできないが、定評のあるSIGMAに比べても、解像感で負けない。ボディのせいかレンズのせいかは不明だが、５D3 + SIGMA 85mmに比べると、ややGよりの発色。（嫌いではない。）

携帯性：重い、と言いたいところだが、なにしろこれまで使っていたのがSIGMAの85?である。あれに比べたら、軽いもの。

機能性：AFは静かにすっと合う。ボディの瞳AFと組み合わせると、視力の弱ったおじさんには最高。


写真は、EOS ５D3 + SIGMA 85mm対、本機＋FE 85mm F1.4 GM SEL85F14GMの比較。二枚目と三枚目がF8でISO100、四枚目がF1.4でISO100．

当方、本体α7RM2でSEL55F18ZやSEL2470GMなどをメインに風景や人物を撮っています。本レンズは発売日に入手し、感想が言える程度使ってみたので投稿します。

【操作性】
特筆事項なし。普通に使っていれば何の不満も感じません。

【表現力】
　私は第一に解像力を重視するので、その前提での感想ですが、これまでに使用したレンズでトップクラスです。特に2,3段絞ったピーク時の解像力は、解像力番長として名高いSEL90M28Gを凌駕しているように感じられ、たいへん驚きました。ポートレートにおいては高すぎる解像力は一長一短あるかと思いますが、絞り開放で撮ると、解像感は保ったまま（←ここが私にとって重要）ふんわり感が出るので、使い分けはできると考えます。
　また、もう1つの訴求点である「ボケの美しさ」も、たいへん気に入っています。年輪やフチの硬さがまったくと言っていいほど気にならず、11枚羽による見事な玉ボケも、撮っていて幸せな気分にさせてくれます。
　その他、逆光耐性、ディストーション、周辺減光、色ズレなどは、私はあまり重視しないのと、今の時代ソフトでほとんど補正できるので、評価しませんが、特段気になる欠点はありませんでした。

【携帯性】
大きく重いですが、最近発表されたシグマの85mm F1.4（約1130g）などを見ていると、全然マシなほうだなあと感じます。

【機能性】
各所で言われる通り、うるさく、遅いです。これは間違いなし。が、私の場合メインはポートレート用途なので、許容範囲です。

【総評】
一言でいうと、「画は最高、あとは目を瞑れ」。わかりやすいレンズだなと思います。

あまり使わない焦点域だったので、安い単焦点使っていたのですけど、これが値段なりで納得いかず、一番良いのを購入。
発色、スカッとしたヌケ、立体感。元々が安い単焦点だったとはいえ、ここまで差があるのかと愕然とした。

大きい方が画質には良い影響を与えやすいし、それだけ値段も高くなる。
更に、ソニーとしては最高ブランドにしたいＧマスター。個人的にはＧマスターの名前とロゴが嫌いだが、それ以外が異次元で良いので、星五つの満足度。
値段の高さは初めから分かっているので星に影響なし。