FE 85mm F1.4 GM SEL85F14GM レビュー・評価

α6600でのみ使用しています。

承知していまいしたが、大きく重い。
α6600につけるとかなりフロントヘビーになります。

圧倒的なボケ量と、美しい色。
ピントの山のつかみやすい解像力。
とても魅力的な写りのするレンズだと思いました。

ところがこの大口径、AFスピードの足を引っ張っているようです。
たとえばひとまわり小振りなSEL85F18ともその差は歴然とします。
スッスッと合わせるSEL85F18に比べ、ひと呼吸遅れるSEL85F14GMは、フレームの外から現れる予測不可な被写体を補足することはかなりの慣れが必要となりそうです。

ボケ量を活かし、前ボケ入れた構図でも、しばしば前景にピントを奪われます。
アタリが取りやすい被写体の場合は、置きピンやMFを使って撮影したほうが、ストレスフリーに撮影できました。

こちらのレンズ、大変素晴らしい写りをする反面、用途を選ぶかもしれません。

手に持つとずっしりとした高級感を感じ、GMレンズの中でも所有欲を満たせます。重いですが。

描写は言う事なしです。Aマウントの85F1.4は解放だと解像度も色収差も気になることが多かったですが（それはそれで味がありましたが）やはり技術の進歩を感じますね。このレンズはその辺が気になることはありません。

ただ、同じEマウントで見ると、無印のSEL85F18が1/3の値段で買えるので、こちらのレンズは本当に趣向品だなぁと感じてします。コスパで言うと良くはないですね。気に入っていますが。

Youtuberのジエットダイスケさんが他社と同じようなレンズを比べて、ボロクソに言っているレンズです（笑）
単にキャノン好きだからの発言だと思いますが、ボロクソに言っているところは、
絞り込んだ時の青色LEDによる光芒がクソ扱いです。確かにクソみたいな光芒が出ていましたので、その通りです。
比較対象は、
FUJINONレンズ XF56mmF1.2 R APD
Canonレンズ EF 85mm F1.2 L? USM
です。

もし、このレンズで絞り込んで青色LEDによる光芒が必要な方は、これを選んではいけないかもです。
私は、このレンズをほとんど、開放F1.4からF2,2まででしか使わないので、全く問題ないです。
というか、上記２本と比べても素晴らしいボケだと思いました。
まぁ、好みの問題だと思います。私は上記２本のレンズと比べても開放では最高のレンズです。
ジエットダイスケさんの宣伝はしたくないので、その動画を見たい方は検索で探してください。

ただ、FUJINONレンズ XF56mmF1.2 R APDのF1.2からの口径食が無いのは素晴らしいです。
さすが、APDレンズ、STFと同じ構造のレンズですね。

あと、このレンズの中に妙なグリスの跡のようなものが、ほとんどのレンズにあるかと思うので、
しっかりレンズクリーニングを保証期間中に出しておくべきです。
この2点から4点とさせていただきます。

α7R? に使える
数少ない 単焦点レンズ

もっとレンズバリエーションを増やして
くれないと
α7R?の性能を引き出せない。

【操作性】
FS7とα6300に装着してます。つまりビデオカメラレンズとして使用してます。
127.5ミリ1.4となります。
主にFS7に装着して使用してますが、そもそもFS7にこのレンズはAFは作動しません。
マニュアルフォーカスですがピントの頭が掴みやすく操作に不満はありません。
またアイリス(絞り)がレンズにあるので大変便利です。

【表現力】
最高です。特に女性を撮影したときのその美しい描写は惚れ惚れします。
FS7だと127.5ミリになるので、レンズの中央を使ってるせいか、解放から解像最強ですし、ボケも素晴らしいのでその描写比から受ける印象は、ビックリするほどの美しさです。

【携帯性】
大きい、重たいですが、これはしょうがない

【機能性】
ボディ手振れ補正がないので手振れ補正も使えませんが、そういう時に使うレンズではないので問題なし

【総評】
兎に角、描写が素晴らしいので他の事は多目に見るよっていう評価です。