D5 XQD-Type ボディ レビュー・評価

【デザイン】
どうでもいいです

【画質】
一桁ですから画素数は最近のカメラの中では低いですね。しかし総合的な画質では良好です。バランス取れてます。

【操作性】
いいですね。ISOボタンがとても良いです。
しかしホールド感がイマイチ。公式HPでは手が大きな人から小さな人まで様々な大きさに対応と書かれているからこそ不満を感じます。また、Fn等グリップ部の3つのボタンを直感的に操作することができません。真ん中のボタンにポツがついてるだけでもかなり違うと思います。
自分はパーマセルを貼って対策してます。

【バッテリー】
持ちがいいですね。

【携帯性】
携帯性なんぞ皆無です。当然の事です。はたから持ち運びやすさなど考えていません。

【機能性】
アイピース部の形が前モデルから変わりましたね。アイピースシャッターを多用する私としてはD4系の位置の方が使いやすかったです。脱着できるのはGOOD。
また、シャッター音がうるさいです。静音撮影でもうるさい。講演会などの記録撮影では申し訳なくなるくらいです。

【液晶】
カメラの液晶で露出や色合いを確認することはアテにしてないのでぶっちゃけどうでもいいですが、なんか綺麗になったっぽいですね（笑）。
私は専らヒストグラムで確認しています。
いらんと思っていたタッチパネルが存外便利です。

【総評】
今まではD600とD610を保有していました。その他D4s、D750、D810の使用経験があります。これらの使用経験をもとに書かせていただきます。
一桁ということで他の機種より性能を過剰に期待することがあると思いますが、D5はある程度それに応えてくれると思います。
大伸ばしすることのある私としてはD4sより画素数が増えたことはありがたいです。本当に画素数が必要な時はD810使いますが。
高感度でのノイズの少なさは正直思ったほど良くないです。でもめちゃくちゃ素晴らしいですよ。D600/610では普段640を限度にしていましたが、D5では1000くらいまで使えそうです。また現像時のノイズ処理がし易い印象です。
低感度でのダイナミックレンジについて色々言われていますが、露出は常にマニュアルでRAWで撮影し、1枚を丁寧に現像処理している私としては特に何も感じません。

最後に、このカメラはあらゆる撮影対象に対応する「無難なカメラ」だなと思いました。これってすごいことですよね。
野生動物、スポーツ、風景、ポートレート、スタジオ...いずれも撮影経験がありますが、このカメラならどれでもフツーにこなせます(自分の用途では)。ですから買ってよかったなと思っています。

あとはXQDですね。このカメラとは直接関係ありせんが。
撮影現場でメモリフルになったとか、壊れたなんてことがあった場合、現地調達できないのが怖いです。よって念のため余分に持っています。
SDをXQDにしてくれる魔法の着ぐるみが出てくるのを待っています。

以上、長くなってしまいましたが、とても良いカメラであることは確かです。
これから購入される方の参考になれば幸いです。