『広角から程よい寄りまで抜群の使い勝手』 CANON EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM [グラファイト] たっぴょんさんのレビュー・評価

DPP歪み補正前	DPP歪み補正後（以下、同じ）

ＡＰＳ−Ｃの標準ズームだと広角が足らないことが多々あり、ｅｏｓＭ系の場合はコンパクトな広角レンズがあるので携行すればよいのですが、この２本のレンジがかぶっているのが微妙なジレンマとなったりします。
片や引けず、片や寄れず、だったら２台持ちするか、２台持ちならレンジがかぶらない方が効率が良い・・・といった悩みをこのレンズが程よく解決してくれたように思います。
それと、手振れ補正があるとはいえ、暗くなった時に出来るだけ明るいｆ３．５で撮りたいといった時に、この１５ｍｍ（２４ｍｍ換算）というところがなかなか面白い画角だと思っております。

それなりに歪みもありますが、新しいレンズが出てもキヤノンさんの場合は現像ソフト（ＤＰＰ）を無料でアップデートできるので、レンズプロファイルデータも更新でき、歪み補正をかけることができます。

ＵＰはほとんどeosM2オートモードで撮ったもので、若干明るめに撮れたので現像時に若干（-0.17or-0.33）マイナス補正をかけました。
気になる点といえば、JPEG撮りした時に若干明るめになるところくらいで、写りに関しては観光用途などであれば十分実用かと思いました。

Ｍシリーズのレンズは３〜４本持ち出してもコンパクトでレンズ交換の楽しみがありますが、ここへきてレンジがかぶりまくっている印象、変換アダプタなしで使える単焦点など、今後の更なる多様化に期待しています^^