LUMIX G 25mm/F1.7 ASPH. H-H025-K [ブラック] レビュー・評価

横浜市開港記念会館	神奈川県庁本庁舎	横浜マリンタワー

夜景では日中屋外ほどシャープさや質感が感じられず。
キットレンズのLUMIX G VARIO 12-60mm/F3.5-5.6と比較するも、
等倍でないと差異がわかりませんでした(^^;

■役に立ったと思える場面
〇開放付近でSSを稼ぐ場合、ボカす場合
〇展示会、作品展等で、端から端まで一定距離のまま
カタログ、図鑑的な写真をひたすら撮り続ける場合。

しかし、これも作品数によります。縦撮りの場合は特に。
調子がいいのは前半だけ、後半はボロボロになるので、
手ブレ補正の無い明るい単焦点レンズよりも、
暗くても手ブレ補正付きズームレンズの方が安心、安定感があります。

逆光耐性がなさすぎる。軽い、オートフォーカスの音が小さいのはよい。

このレンズの開放	このレンズのF4	2017の開放F1.7

レンズ外しの新品を買って３ヶ月使い、すでに売りました。
メインの被写体はフラッシュなし室内子供撮りで
F2以下の明るさとピント面の解像感が求められます。
持ったことのある同画角・価格帯のレンズとの比較レビューです。

【操作性】３
単焦点で絞りリングもないので、MF操作しかしようないです。
パナ単焦点の中でも粘り気を感じる20mm F1.7と比べると、
スカスカの軽いかんじです。

【表現力】１
ここがどうにもなりません。
とにかく２絞り近く絞らないと、解像感が全くない絵が出ます。
絞っても、うーんなかんじだし。
今どき・MFTのレンズにしてはあり得ないです。
これじゃ暗い単焦点買ってるのとなんら変わらず、
明るさがいらないなら、標準キットズームの方がいいです。
そうなると、相場は5000円以下の価値かな。
いや、もう絶対買わないと思いますが・・・

【携帯性】２
軽いは軽いですが長さがあり、
上着の下に忍ばせて携帯するには結構かさばります。
全体としてオリ45mmF1.8よりも２まわりは大きく、
画質的な性能などを考えたらもっと小さくするか
20mm F1.7のように薄くしないと話にならないです。

【機能性】３
特筆すべき何かができるわけではないです。
最短撮影距離25cmはIIRと変わらず、
20mm F1.7の方がより寄れます。
解像感・レンズの明るさ・ズームなど、
いずれにおいても両者に劣るかんじ。

【総評】１
簡単に言うと、良い評価をつけたくないレンズです。
１なんて付けたことないけど、ひたすらそういう印象でした。
幾ら開放F値小さくても解像しないなら無用の長物。
軽さも相まって見た目はとても安っぽいです。
フードがある点は、見栄えも気にするヒトにはいいかも。
新品を買って３ヶ月使って売ったら1000円儲けたかんじで、
使ってみて損はないを実践してしまったかんじでした。
実際には解像感ある絵が出ないので、損だったかな。
画角も室内・撮り方に合わず狭すぎてとても使いづらかった。
売った値段より安く20mm F1.7を買えました。
こちらは快適・開放からキレキレの絵でストレス全くなしです。
AFの迷いも、さすがに２本めで慣れましたｗ
比較対象：IIR/2017/4518