Batis 1.8/85 レビュー・評価

子供撮り用途で購入。基本jpg撮って出しのユーザーです。手持ちレンズは24mmf1.4GM、55mm f1.8、135mm f1.8GM、タムロン70-180f2.8です。過去に純正35mmf1.8、タムロン28-75mmf2.8初期型の使用経験あり(使用頻度少なく売却済)。本体はa7iiiを使用しています。

【操作性】
★5。特に難しい操作はありません。

【表現力】
- 解像性能 -
★3 - 5。タイトルにも書きましたが、個体差がすごいのが理由です。一本目に購入した中古の個体は高周波(まつ毛のエッジとか)まできちんと解像しきらず。マニュアルで追い込んでもダメなので、AFの前ピン後ピンという感じではない。某海外サイトのMTF実測結果を見てもf1.4GM並に高周波成分まで解像している。よって単なる低解像個体という判断に至りました。中古でも10万円弱だったので、f1.8であることも考えると★3レベル、明らかに値段不相応と思った為売却。
その後他の85mmレンズ
f1.4GM 820g、f1.8純正 371g、f1.4シグマdgdn 625g、近々出るであろうf1.2GM ???g
も検討しましたが、
軽量・豊かな発色・比較的早いAF・高解像性能・比較的明るいFno の観点で、高バランスのbatisを8万円台で再購入。まつ毛までキチンと解像する個体であった為、最終的には満足★5です。
- ボケ -
★4。グルグルぼけがちょっと気になりますね。。
- 発色 -
★5。55mm f1.8より薄めな発色ですが、じゅうぶんすぎます。肌の滑らな表現も文句なし。薄さが気になる場合、彩度+1くらいするといい感じ。元々の発色が良いので不自然な感じなりません。このへんが発色に重きを置いてないレンズとの決定的な違いと感じます。個人的に室内や曇天時にくすんだり陰鬱な印象の発色を出すレンズは解像性能良かろうが購入候補には入れません。
- ゴーストフレア -
★4。フードなしで使用しております。比較的耐性は弱めです。が、個人的には味のひとつと思ってますのでそんなに気になりません。

【携帯性】
★5。475gと軽め、子供とのお散歩に気軽に持ち出せますね。ただもし手ブレ機能抜いて軽くなるならそっちのほうがベターなきがします。動画撮影中は恩恵を感じますが‥。

【機能性】
★4です。AF速度はかなり早いのですが、瞳AFの認識率の悪さがちょっと気になります(所持レンズ中ではワーストクラス)。ピントも85mmのf1.8でかなり薄いので、開放で使わずf2.2-2.8くらいが実用的です。
フォーカスリングがゴムな点は、私は全く気になりませんでした。むしろ外観のヌルっとした感じの流線形のデザインとマッチしていると思います。
距離表示ディスプレイは‥‥苦笑。チャームポイントくらいに思っています。

【総評】
★4.1くらいです。1本目から良解像の個体であれば瞳AFの認識率の悪さを考慮しても★5だったと思います。新品・中古ともかなり高価なので、購入価格と個体差次第でかなり評価が変わるレンズだと思いますね。

グルグル歪曲…

2年ほど前に購入して、半年ほど前に手放しました。

【操作性】
AFが使用できるので難しいことはありません。
本体上の小窓に焦点距離が表示されますが、使うことはありませんでした。

【表現力】
85mm f1.8のいわゆるポートレートレンズは初めての購入で、その明るさや画角が気持ち良く頻繁に使っていました。
各所のレビューで『強めの歪曲が…』と書かれていましたが、当初はそんなに気になりませんでした。しかし、秋に入り一面のイチョウの絨毯の写真を撮影した時に、あ、結構歪んでるわ…と気付きました。
そこからどうしても歪みが気になるようになってしまい、結局手放す事に。他の方の作例などを見ると歪みなど微塵も感じさせない写真が沢山あるので、私の腕の問題、現像能力の問題でしょう。

【携帯性】
軽いです。見た目もオンリーワンで大好きです。
同じbatisの2/25に最近食指が動いています。

【機能性】
AFも早く、歪曲以外は変なクセもなく大変使いやすいです。

【総評】
batisシリーズ全てそうですが、ギザギザや角ばったところが一切ない滑らかなレンズフォルム。写り以前にレンズシェイプが美術品のように美しくて最高です。
そしてレンズがかなり軽いところもアドバンテージかと。
歪曲が気になるような被写体を避けて撮れば、レンズ自体の写りもクセがなくとても好きです。

Eマウント版85mmは無印、batis、sigma 、GMと選択肢が豊富になってきましたが、歪曲さえどうにかできるのであれば、batisが値段や画質含めて最良の選択肢だと思っています。

【結論】
買っていいと思います。ただ、SIGMAのArt85mmとは比較しておいたほうがいいでしょう。

【表現力】
a7Riiで常用しています。
なお、SIGMAのArt85mmはまだ使ってません。ただ、SIGMAのart50,35,24mmは使っています。フォクトレンダーの75mmも使っています。そういう経験知ということです。

私はレンズに対して解像力を一番に求めますが、その観点からいうとBatis85mmは期待値以上のレンズです。
その理由を順番に並べると、
?解像する。シャープである。
?軽い。
?AF速くて安定的。
となります。

さすがに解放付近では若干甘くなりますが、それでも若干です。ほかのレンズに比べると、かなり踏ん張ってくれます。他のレンズでは、光が足りないときに感度を上げますが、Batisのときは感度は上げずに絞りを開けていく、という感じで使います。

中望遠では、フォクトレンダーの75mmも大好きですが、それより確実に解像は良いです。
75mmと85mmなので、被写体との距離が同じなら当然85mmに分があるんですけど、それを割り引いても素性良しと思います。a7Riiで両方を比べて等倍で見ましたけれど、明らかにBatisです。
Flickrメンバーに限定されますが、等倍で見るとトンボが正面や側面に写っているのがわかります。架線柱のボルトも見えます。
（価格.comの等倍画像は、オリジナルと比べるとかなり画質が劣化しています。）

https://www.flickr.com/photos/135937610@N05/albums/72157672415952878

様々なレンズのレビューなど（高解像で見られます）
https://www.flickr.com/photos/135937610@N05/albums/with/72157672415347558

【携帯性】
これは非常に良いですよ。

【その他】
デザインですかね。ん〜って感じです。コシナツァイスは金属鏡筒で重厚感がありましたね。高級感はなくはないですが、ん〜。ま、この路線で行くと決めたんでしょうし、それについてくしかないですね。

まだ使っていないですが、SIGMAの85mmの評判が上々です。サイズ＆重さからして解像はSIGMAに軍配が上がるような気がします。MC-11を持っているなら、必ず比べてみるべきでしょう。
あと、SONYのGMとは価格差が開きすぎているので、ここでは詳細触れませんでした。高級感という点では圧倒的にSONYのGMになりますね。画質もGMなんでしょう。それが価格差ということですね。ただ、コスパではBatisだと思います。

【操作性】ピーキングでのマニュアルか拡大でのマニュアルがメインなので、何気に測距離表示は遊び心以上に便利さを感じます。

【表現力】TAMRON系の柔らかい感じ。SONYのカリカリしたボディとレンズの柔らかさが合うのか？とは思いますが、ポートレートレンズとしての性能は文句無いかな。

【携帯性】それなりですね(^-^;
GMレンズよりは持ち歩きやすいのは確か(笑)

【機能性】AFの速さはそこそこ。あまり使わないけど…。
瞳フォーカスを使う人には距離的にギリギリなんじゃないかな？
もう少し寄れるなら完璧なんだけど…。(^-^;

【総評】純正の８５無印よりは間違いなく良い。
シグマartとトントンくらいかな？
GMには敵わないけど、コスパを考えたらこちらかな？(^-^;
GM付けると補助光を遮っちゃうので、マニュアル苦手な人は無印かこちらで撮りましょう。

	右360°=m/feet切替、左360°=EL表示切替（AF/MF/OFF）	レンズプロファイル適応ナシ
レンズプロファイル適応アリ	歪曲

プライベート用で使っているA7IIに1本ぐらいEマウントのAFレンズを、
と思い、以前使っていたFE55が素晴らしかったので、
買い直そうか迷いましたが、僕は40mmが標準で
85mmが準標準なのでこのレンズを選びました。

単刀直入に感想を書くと「歪曲酷いけどそれ以外は最高」。

ポートレートであれば歪曲はあまり気にならないのですが、
スナップでも使う僕には気になるレベルの歪曲です。
最近のこの手のレンズは軒並み歪曲が抑えられているので
「Zeiss」を冠してこれは疑問が残る、というのが正直な所。
レンズ補正かけると結構構図に関わってきます。

ただ、「なら手放すか」となると話は別。
歪曲以外の描写はすごく佳いんです。
開放からビシッと写るし、ハイライトは粘って、色は濃く載る。
佳いレンズは繊細な線で画を描き、光の表現が美しいです。
割とオーソドックスなレンズ構成なおかげか、
ひたすらシャープ・ハイコントラストなレンズではないので
階調や立体感が良く出ます。
しかもAF、手振れ補正付で防塵防滴。

AFはまずまず早く、正確で、多少暗くても頑張っていると思います。
手振れ補正は最短付近で3段までならほぼ100%ブレずに撮れます。
FE55やOtus並の解像力なので、EVF/液晶に写る画がクリアで
ピント合わせがしやすいです。

公式HPに「遊び心溢れる有機EL」と記載あるデジタル距離指標は
「まぁ確かに遊び心だよね」という感じで、実用上は
85mmという焦点距離的にあまり必要なく思います。
35mmあたりで真っ暗ならすごく役立つかも。

初期設定では「MF時のみ」EL表示され、AFでも出る様に
切替られますが、結構バッテリーを食っている気がするので、
僕はMFのみにしています。常に消す事も出来ますよ。
この切替は説明書では書き方がややこしいのですが、要は
フォーカスリングを左に360°回転させればOK。
m/feet切替は右に360°。


歪曲以外は手放しで喜べる性能が結構コンパクトに収まっているので
実用する上での満足度は高いのですが、「コスパ」は良くはないです。
ポートレートもスナップも、、という事であればFE55がベストかも。

あ、ちなみにBatisのレンズフードはプラです。