『取りあえず買ってみた』 CANON EF50mm F1.8 STM 遮光器土偶さんのレビュー・評価

	F5.6あたりでは、結構繊細だと思います。
流石に開放ではピントが薄いです

撒き餌と言われたEF50F1.8?の後継機で、新撒き餌などとも言われるレンズ、シンデレラレンズなんて褒めちぎるサイトもあるので、ちょっとムシャクシャしてた時期でもあったので、気分転換に買っちゃいました。

【操作性】スイッチはAFのオン・オフだけですから、考えることはありません。

【表現力】Ｆ1.8の明るさはボケもそれなりに楽しめますし、暗所での撮影にも有利ですが、とろけるようなボケという意味では５０Ｌに敵いませんし、屋外で少し離れた花などを撮るなら、70-200Ｆ2.8とか100-400Ｌ?などの方が遥かに有用です（もちろん価格差を考えなければですが）。

【携帯性】これについては、文句はありません。パンケーキレンズほどではないにしても、カメラバッグの隙間に入れておくこともできるので、持ち運びは苦にならないです。

【機能性】ＡＦは静かですが、ＡＦスピード自体は遅くはないけど爆速とは言えません。距離指標が無いので、ノーファインダー撮影をするのも不便ですし、手振れ補正がありませんから、うす暗い場所で静物撮影するなら、Ｆ2.8と少し暗いもののの、ズームできて手振れ補正付きのシグマの17-50Ｆ2.8などの方が使いやすいです。

【総評】ま、コストパフォーマンスは高いのだと思います。ただ、ポートレートを撮らない私には無くても構わないレンズでした。使うのはヒメホタルの撮影と、夜の伊丹空港の千里川くらいですね。
　逆にＡＰＳ−Ｃでなら、フルサイズ８０ミリ相当の画角になるので、ポートレート、特にお子さんの写真を背景をぼかして撮りたい親御さんには丁度いいのでしょう。ポートレートを低価格のレンズで楽しみたい方にはお薦めかなとも思います。
　ただし、室内で目の前を動き回る小さなお子さんを上手く撮るには（このレンズに限ったことではありませんが）それなりに苦労するとは思います。